死んで好きになる

感情を書きなぐるターンです。
えーとりあえず、呪術廻戦10巻まで読みました。ネタバレです。

以前呪術廻戦で伏黒が好きだって言ったと思うんすよ。
ああいう……なんていうんですかね? 自分の信念を持って戦ってる奴大好き。
いやみんなそうだと思うんですけど、そのなかでも伏黒の考えが好き。不平等に助けるっていうね。
そう思うに至ったお姉さんとの関係も美しいなあ~お姉さんも好きです。善人だとしても、許せないことがある。本気で怒るときがある。それは弟が特別だから。愛……。

そんで、伏黒のお父さんが登場しましたね。パパ黒。
いや~~素晴らしい戦いっぷりですね彼。とりあえずそこに惚れます。術をパーンてぶっぱなすのも気持ちいいけどああいう肉弾戦こそバトル漫画の醍醐味だと思いませんか? ああそっかだから虎杖みたいなパワー系好きなんだな。
五条悟をザクザク刺したのなんかえぐかったっすね。

という話はね、前置きです。
本当にパパ黒に惚れたのは死に様でした。
死んだことでこのキャラが好きになりました。

よく「推しが死ぬ」って、言うじゃないですか。
推してたキャラが死ぬ。わかる。悲しい。絶望だよ。

それとは違う。こんなことがあるんだと自分でもびっくりしました。まさか死んで好きになるとは。
最強を前に逃げではなく戦いを取った。今まで捨ててきた自尊心を拾って。
パパ黒は呪霊が祓えないために実家でひどい扱いだったという。それでグレて「自分も他人も尊ばない生き方」を選んだと思われる。
今までそういう道を選んできた。でも自分を肯定するために戦って死んだ。
「違和感」は己の思考選択だった。そのことに負けてから気がつく。
生き方を曲げない。それも大好きですよ。でも自分を蔑ろにしてきた者たちの頂点をへし折って、自分を肯定しようとした。
結果負けて死ぬことになるけれど僕はそれが、もう本当にたまらなかったっすね……。

「尊ぶ」「尊重する」っていうのが、たぶん僕の好物なんですね。自他に関わらず。戦っている相手のその強さに敬意を表するというシチュも、大好物です。

じゅじゅ、最高っすね。

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