個人開発サービスにおいて開発以外に本気で取り組んだことがあるエンジニアは有利だよね

2023年12月11日 14:53

こんにちは！
月額制の開発チームレンタルの株式会社mofmofの経営をしたり、趣味で個人開発をしているobataです。
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この記事は客観的な数字や事実などには一切基づいていないポエムなので、その点先にご承知ください。
自分で個人でSNSアプリを作ったり、同じように個人でアプリやwebサービスを作っている方々と交流する中で感じたことを書き留めてみようと思います。

サービス作りではドメイン理解がめっちゃ大事

これは個人開発に限らずですが、サービス作りではそのドメインへの理解がとても大事です。

成功まで辿り着けないサービスの多くはCPF(Customer Problem Fit)やPSF(Problem Solution Fit)の段階でつまずいていると感じます。
そもそも存在しない課題に対してサービスを作ってしまったり、課題への解決策が的外れであったりということです。

その理由の一つが、ドメインへの理解が足りていないからだと思っています。
ドメインエキスパートという職種が注目されていることからも、これは言えると思います。

エンジニアはエンジニアの課題を解決しようとしがち

サービス作りにはドメイン理解が大事なせいか、個人開発で何かサービスを作ろうとしたときに、エンジニアはついつい自分でも理解の深いエンジニアリング領域の課題を解決するサービスを作りがちな気がします。
エンジニアが身近な課題を探そうと思ったときには、必然的に自分が普段やっているエンジニアリング領域の課題が目に止まるからです。

例えば、読みたい記事をストックしておくサービスだったり、エンジニアに質問できるサービス、エンジニア同士の交流ができるサービスみたいなものは何かとよく見かけたことがありませんか？

これらのサービスを否定する意図はありません。素晴らしいサービスがたくさんあると思います。
言いたかったのは、その結果エンジニア向けのサービスというのはレッドオーシャンになり、簡単に解決できる課題はあまり残ってないのではないかということです。

今からこの領域で成功するサービスを作ろうと思うと、アイデアというよりもマーケティングやブランディングの比重が高くなってしまう気がします。

そうなると、ただでさえ限られたリソースのなかでやっている個人開発では分の悪い勝負になりますよね。

まだまだ課題のあるドメインも全然ある

そんな中で、最近話したエンジニアの方のサービスでとても関心したものがありました。

それはショート動画の制作者むけのレビューサービスです。
ショート動画の制作を依頼したクライアントが効率的に動画をレビューするためのサービスです。

ショート動画向けの動画レビューアプリ
ClipShip🎥🚢を開発中です🧑‍💻

クライアントや編集者との動画のレビューで困っていませんか？

- ディレクター/クライアントがフィードバックを書くのが大変
- 編集者がテキストのフィードバッグを参照するのも一苦労

興味ある方いいねお願いします🙌 pic.twitter.com/VaHl1TmLTN
— Taiga🇦🇺 (@taiga_matsu_) November 4, 2023

これを聞いたときには「その手があったか！！！！！」という気持ちになりました。
本人からの話を聞く限り、めちゃくちゃ高度な技術をつかっているわけではありません。

しかし、このサービスはショート動画制作者の課題の芯を捉えていると感じます。(自分はショート動画を作ったことがないので、あくまで想像ですが)

この方が言うには、この課題を解決するジャストな競合サービスは存在しないとのこと。
他にも動画レビューサービスはあってもエンタープライズ向けであり、個人や小規模のショート動画制作会社が使えるものではないそうです。

この課題をみつけられたのは自身で本気でとりくんでいたから

なぜこの方がこのサービスを作れたかというと、この方自身が自身のYoutubeチャンネルでショート動画を本気で作ってきたからだと思っています。
自分自身でショート動画を作ったり、動画制作を外注したりしてきたからこそ、この領域にある課題を見つけることができたのでしょう。

サービスを作る前に何かに本気で取り組んでみるのはよいかもしれない

ということで、これから本当に使われるサービスを作りたいと思っている人は、これまで自分が本気で取り組んできたドメインで課題を探してみるのが良いと思います。

これまでエンジニアリング以外に本気で取り組んできたものがなければ、今からでも何か本気で取り組んでみるのはどうでしょうか？
スポーツでもいいですし、お料理でもなんでもいいと思います。
強いて言えば、競合の少なさで考えるとショート動画制作のような新しい領域のものや、ニッチな領域が良いとは思います。

すでにニッチな領域へのドメイン理解を十分に持っていたらめちゃくちゃチャンスですよね。

終わりに

ということで、個人開発をしたり、個人開発をしている方と話してきた中でサービス作りについて感じたポエムでした

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