0から個人開発! 狙ったニーズで初期からユーザーを獲得 BuyMySome開発者にインタビューしてみた
こんにちは!
月額制の開発チームレンタルの株式会社mofmofで取締役をやったり、趣味で個人開発をしているobataです。
今年の10月ごろ、BuyMySomeというガジェットレビューまとめアプリがリリースされました。
さまざまなガジェット系の記事を独自のアルゴリズムで取得してまとめてくれる、ガジェットのレビュー記事をディグるのに特化したアプリです。
今回はそんなBuyMySomeの開発者、じゅんぺーさんにインタビューを行いました!
リリース直後から既に多くのユーザーを獲得してるBuyMySomeですが、どのようなニーズを狙いに行ったのか、どのようにユーザーを獲得したのかなどをお聞きできました。
ダウンロードはこちらから
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id6443800090
android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.buymysome.app
開発者の紹介
>> 簡単な自己紹介をお願いします
じゅんぺーです。都内のIT企業に勤めですが、職種は非エンジニアです。BuyMySomeを作るまでは開発経験もありませんでした。このアプリを作りたいと思いFlutterの勉強を始めました。
それまでは文学賞に応募したり、3DCGを作ったりしてました。
ほかにも電子書籍を作ったりと、とにかく作るのが好きです。
そんな中で日常生活でもっと使われるものを作りたいと思い、「それならアプリだよな」と思いBuyMySomeを作ろうと思いました。
>> すごいですね。開発の知識は全て独学ですか?
そうですね。最初はYoutubeの解説動画を見ながらやってみたりしたのですが、環境構築も全然進まなくて。Android Studioちゃんとダウンロードできてるのかな?みたいな笑
結局有料の講座を購入して勉強したら一気に進んだ感じはありますね。
あとは友人にアドバイスをもらったりとかです。
>> なるほど! ほぼ独学でここまでのアプリをリリースするとはさすがです。
BuyMySomeはどんなアプリですか?
>> BuyMySomeはガジェットレビューまとめアプリとのことですが、まずはアプリ名の由来を聞いてもよいでしょうか?
「私のそばにいて」という意味の「by my side」という言葉がありますが、それにかけて、「このアプリを通して好きなガジェットを見つけて買ってほしい」という思いでこの名前にしました。
>> どんなことができるアプリですか?
ネット上のガジェット系の記事、とくにガジェットレビュー記事まとめられていて深堀できるアプリです。
記事はカテゴリごとにまとめらているので、自分が興味あるガジェットのレビューを探すことができます。
また検索機能もついているので、自分が気になってるアイテムからレビューを探すこともできます。
>> なぜ「ガジェットレビュー」に特化したのでしょうか?
まず、ガジェット記事を読んでいる人は多いんです。スマートニュースでもテクノロジーのタブだけを読んでいる人は多かったりします。
ガジェット記事は大きわけて3つぐらいあると思ってます。単純に新発売を伝える記事と、Amazonなどのセールの紹介記事、あとガジェットレビューの記事です。
しかし、ガジェットレビューはお金も時間もかかるため、大手メディアであってもそんなに出せないんですよ。iPhoneをレビューしようと思うと、10万円以上のかかるわけです。
また、ガジェットレビューを扱っているブログでも、意外とガジェット以外の記事も書かれてたりするんです。
だから、色々なメディアやブロガーさんのガジェットレビューが集まっている場所があったらユーザーにとって便利なんじゃないかと。
好きなアイテムについてディグる(深堀りする)という体験をしてもらいたいので、記事の下には、そのガジェットに関連した記事が表示されるようになってます。
どうやってユーザーを集めたか
>> 既に結構ユーザーがついているようですが、実際どのくらいいるのでしょうか?
リリース直後はDAU100くらいで、今は土日とか利用が多い時でDAU50くらいです。
やっぱ新しいアプリをリリースしましたということはニュースバリューが高いと思います。
>> 個人開発アプリで初めからDAU50いくのは普通にすごいと思います!リリースしてみてユーザーからの反響はどうでしたか?
リリースしましたという投稿は58リツイートしていただいてます。個人開発者からの応援もあるのですが、ユーザーとして想定していたガジェット好きのような方からも「これいいね」みたいなリツイートをしてもらったりして、アプリの方向性としてはよかったのかなと思ってます。
まだ長くつかってもらった評価はもらってないので、インタビューしたりしてみたいなって思ってますね。
>> ユーザーはどのように獲得しましたか?
自分がガジェットレビュー好きなので、同じようにガジェット好きそうなアカウントにTwitterでいいねをしたり、リプを送ったりですね。
個人開発でお金もかけられないので、今の所これしかないかなと思ってます。楽な手段ではないんですけどね笑
SNSでシェアされるようなアプリではないので、継続的にユーザーを獲得していく方法は考えなければなりませんね。
>> 今後はどのようにユーザーを獲得していこうとしてますか?
web版をつくって、そこをフックにByMySomeを気に入った人がアプリをつかってくれる施策を考えています。
SEOで上位あがるようになれば自然流入も望めるようになるよなと。
>> やっぱりweb版はFlutter on the Webを使うんですか?
いいえ、Reactを考えてます笑 Flutter on the Webだとやりたことがほんとにできるかわからない部分があるので。Reactならやりたいことができないってことはないだろうと思うので。
あとは、今後というより今もやってますが、勉強会とかリアルイベントとかに参加して足で稼ぐということもしていこうと思ってます。
今はひとりの方がツイートしてくれることの価値がすごく大きい状況なので。まだ思ったような成果は出ていないんですけど。
Pinterestの創業者のストーリーに、Apple Storeの店頭のMacでPinterestを開いて、「このサービスはいいぞ!」とわざと周りに聞こえるように喋って、ユーザーを獲得していったという話があるんですが、やっぱりそういう気構えでいかなきゃなってのは自分の中にあるんですよね。
今はApple Storeは中に入れる人が少なかったりするんで、じゃあ自分はイベントに行ってみようかなって
>> 文字通り足で稼ぐ気構え、感服です。
あとはユーザーが自発的に宣伝してくれるような仕組みを考えたいなとも思ってます。
採用技術について
>> Flutterを採用しているということですが、実際つかってみてよかった点など教えていただけますか?
デザイン的なセンスはないんですが、FlutterでやればそれっぽいUIができました。結構デザインがいいねっていってもらえてます。
昔、プロゲートでCSSを勉強した時に「webサイトをつくるのにどんだけ時間かかるんだ」って絶望したことがあったので、Flutterというのは楽にアプリできるなと驚きました。
>> Flutterで困ったことありますか
そもそもFlutterでできることで考えているので、これができたらよかったのにというのはあんまりないですね。今後もLiDARスキャナみたいな難しい機能を使うことは考えてないので困ったことはないです。
>> リリースに向けて妥協した部分などはありますか?
そうですねー、妥協した部分でいうとカテゴリの数です。増やしていきたい気持ちはあるのですが、まずはミニマムにメインどころの5つだけで進めました。考えているアプリの完成版からするとカテゴリ数は程遠いよねと思ってます。
Youtubeの動画も含めれないかとも検討してますが、そういうところも妥協してます。
>> どういうカテゴリを増やしていきたいですか?
今あるカテゴリは高価なものが多いんです。だからいいなって思っても気軽に買えないんですよね。
なので、今後はもっとスマホの周辺機器とか、マウスとかのカテゴリを増やしていけると多くの人に楽しんでもらえると思ってます
>> なるほど。そうなるとBuyMySomeのアプリ名に込めた意味のとおり、好きなアイテムのレビューを見て、実際に自分でも買うという体験がより楽しみやすくなりそうですね。
じゅんぺーさんから最後に
>> 最後に一言お願いします!
みなさん、ぜひ使っていいただいて、厳しい意見もいただければ嬉しいなって思ってます!
終わりに
BuyMySomeの開発者じゅんぺーさんへのインタビューを紹介させてもらいました!
私も使わせてもらっていますが、ガジェットレビューを読むにはベストなアプリだと思います!
ぜひインストールしてみてください。
ダウンロードはこちらから
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id6443800090
android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.buymysome.app
このNoteでは今後も個人開発をしてる方へのインタビューを計画しております。
もし協力してくださるという方がいましたら、obataまでご連絡いただけると嬉しいです!(DMでもリプでもOKです。)
→https://twitter.com/ObataGenta
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