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人生で最高の贈り物 / The greatest gift in my life.

最愛の猫”こたぬき”が旅立ってから
今日で49日が過ぎようとしている
今この瞬間も心が張り裂けそうに辛く
悲しみが激しい波のように押し寄せてくる

こたちゃんが慢性腎臓病と診断された時
そして最後が近いとわかった時
全てが初めてのことばかりで手探りだった私にとって

  • 慢性腎臓病にはどんな食事が良いのか

  • 病気で食欲がない時にどんな工夫をされていたか

  • そして病気が進むとどのようなことが待っているのか…

を書き留めてくださったいろいろな方のブログに
本当に助けてもらいました

なので、私も少しでもお役に立つことができればと思い
このブログを書くことにしました。
そして闘病のことだけでなく、
こたちゃんと共に過ごした素晴らしい時間、
彼女の命の輝きを書き留めることで、
悲しみも幸せの一部であるということを受け入れて
乗り越えられればと願ってます。


こたぬきにさよならを言わなくてはいけなかった日

2022年6月26日 日曜日
気持ちの良い涼しい風が吹き、
真っ青な夏空広がる美しい日だった。
そんな日の朝4:50頃
私たち家族は、最愛の猫”こたぬき”に
さよならを言わなくてはならなかった。

正確な年齢は分からないけど、多分10歳くらい
家猫の平均寿命が15歳と言われている今、
旅立つには早すぎるよ、こたちゃん
もっともっと一緒に過ごしたかった
もっともっと…

前日土曜日の夜、
病院の先生に往診をしてもらって
私が輸液の準備をしている間に、
先生は、テキパキと体温を計り、
吐き気を止める注射をして
お顔にこびりついたよだれの塊を綺麗にとって
点鼻も輸液もあっという間にしてくださった。
輸液も痛点をかわして痛がることなく終えることができほっとしたけど、
体温が36度台とまた少し低くなっていた…

栄養剤を吐き戻してしまうことで、
荒れてしまう胃の粘膜を保護する粉薬を
先生が持ってきてくださり
1日2〜3回、空腹時にあげてねと言われ、
明朝4時はこの薬からだな、、、と思っていたのに、
まさかこの後7時間もしないうちに
こたちゃんが旅立ってしまうなんて思いもしなかったよ

注射のお陰でオエオエがなくなり、
少し楽になって良かったなと思いながら
家族といろいろ話していた夜中12時頃だった

今まで聞いたことのない振動に振り返ると
こたちゃんが初めての痙攣を起こしていた
1分くらい続いていたと思う
こたちゃんを優しく撫でて、家族で言葉をかけていたけど
痙攣を起こしたら、旅たちまで早いと先生がおっしゃっていたので、
とうとうこの瞬間が来てしまったのかと、わっと涙が溢れでていた

痙攣が終わると、こたちゃんは目をまん丸にして、
少しキョロキョロして、今何が起きたの?というふうだった。
痙攣中は、気絶していたのか…? 
だといいな…

この日は交代交代でこたちゃんのそばにいようと家族と決めて
妹が先に深夜2〜4時まで間様子を見ててくれた。
この間もヨタヨタしながらも自分自身でちゃんとトイレに行き
呼吸数は30〜40/分くらい
30〜50分ごとに目を覚ましては、
妹が撫でると安心したように眠りについていた。

明け方4時前に私が1階に降りて
胃の粘膜を保護する薬をぬるま湯に溶かして、
こたぬきのカテーテルから入れ終わって妹と交代した後だった

私がこたぬきの呼吸数をはかったら76/分になった
最初信じられなくて改めてはかりなおしてもそのくらいだった。
妹が驚いて戻ってきてくれて、彼女がはかると40くらいに戻っていた。
もう 脅かさないでよ〜と妹に言われて、
彼女が部屋に戻ってすぐだったと思う。

お腹を温めようと、優しく手を当てて撫でていると、
4回に1回くらい深い呼吸をしていた。
そしてその後大きな呼吸をしたな〜と思ったら、
その後息をしなくなっていた。
眠りについたままの姿だったので、
こたちゃんが旅たったのが最初は信じられなかったけど、
やっぱり呼吸は戻ってこなかった。

妹と二人、溢れる涙が止まらなかったものの、
6月に入ってからは尿毒症によるよだれが徐々にひどくなり、
こたちゃんの身体のあちらこちらに固まってついていたから、
はやく綺麗にしてあげてたくて、
バスルームに運んで、妹と手分けしてシャワーで汚れを落とし、
自慢の白いふわふわの胸元の毛と、可愛い白い靴下が戻ってくれた。
これでこそこたちゃんだ。
栄養剤をあげる都度、可能な限りホットパックをしたけど、
なかなか落ちてくれなかったんだよね。
口のまわりは特に嫌がるし、、、

シャワーの後、タオルドライして、
ドライヤーかけて、
妹が庭の、白、ブルー、淡い紫の紫陽花をとって
こたちゃんのまわりに飾ってくれた
微笑んで寝ているような
今にも起きてくれるのではと思ってしまうような
彼女の最後はやせ細ってはいたけれど
本当に美しい姿だった

お世話になった動物病院への報告と相談兼ねて
営業が始まる9時に電話
懸念だった鼻のカテーテルの件を相談すると、
こちらで抜いて良いですよ、ということだったので、
接着剤でくっついているところは、なるべく綺麗に切って、
カテーテルは妹に抜いてもらった。

その後、葬儀をしてくださるところに電話をかけ
11時頃に家に来てくださることになった。
それまで、みんな思い思い別れを惜しむ言葉をこたちゃんにかけていた。

家の駐車場で火葬してもらえることになり
こたちゃんを見送り
1時間ほどした頃、お骨になった姿を見ると、
なんとも言えない気持ちになった
こたちゃんがお骨になったことがまだ受け入れられない、、、

小さいな白い骨壷におさまったこたちゃん

もう一度逢いたいよ、こたちゃん
撫でたり、抱きしめたりしたいよ、こたちゃん…
君がそばにいた愛おしい時間に戻りたい…



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