見出し画像

死にがいを求めて生きているの 朝井リョウ

朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』を読了!

印象に残った箇所

・ひとつの塊みたいに見える人たちの中にも濃淡がある。集団の中にあるグラデーション。
・自分が行うことは、イコール、人から感謝されることだと思っている傾向がある。だが、人間には、家庭には、それぞれの事情がある。
・自分の世代がもっと政治に興味を持つようにとか偉そうなこと語ってたけど、結局全部自分のため。自分は生きる意味がある人間で、この人生には価値があるって思いたいだけ。
・何か没頭できるものを見つけろとか言うつもりかよ。そんなのもうこっちは何度も何度も試してんだよ。そういうのって見つけ出そうとして見つかるもんじゃないってことも、もう痛いくらいわかってんだよ。

感じたこと・思ったこと

過去のボランティア経験を振り返ってみて、「あれ、自分がやってきたことって結局、自分のためだったのかもしれない」そう感じました。誰かのためとか言いながら、結局は自分のためにボランティアに参加していたのかもしれない。
けどそれを自分で認識するのは良いけれど、他人から言われてしまうと反発する気がします…
何もしないよりかは誰かのために行動したい、そんな気持ちでいます。だから他人にどうこう言われようと、行き過ぎない程度に他者へ支援を差し出したり、何か行動に移せる人は素敵だなと感じると共に、私もそういった人でありたいと願います。
何か手助けすれば、「偽善者だ。」そんな言葉を飛ばしてくる人もいますが、どんな気持ちを内包していようと、他人が喜ぶことを実行に移せる人は素敵だと思うのです…(過去の自分を励ます意味も込めて)

おわり

Instagramの投稿で気になったことに加え、タイトルに惹かれ本書を読んでみました!朝井リョウさんの小説は好きな作品が多く、本書もその一つに仲間入りです。
再読する時には違った気付きがありそう…
二度、三度と読んでみたい作品です…!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?