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わが子を観察しよう


子供を育てるっていうのは難しいということです。

子供がいない人(所謂教師とか保育士とか)が
育児論を展開しても
現場を経験してない人があれこれと書いたものを
まるで読む気にもお手本にする気にもなれません。
泳いだことがない人に水泳を教えてもらっても。。という感覚です。


どうやったら子供を上手に育てられるかっていうのは
子供一人一人が違うので
その子供のDNAをまず把握することが大切かと思います。

お花を育てるにも
バラはこういう風に
ユリはこういう風に
ビオラはこういう風に
とお花の種類によって育て方が違いますし

そのバラの中にも
まっすぐに伸びていくバラ
ツルになるバラ
まっすぐとツルと混合のバラ
とあり

またその中にもいくつかの種類があって
そして育て方も違います。

私は人間も同じじゃないかなと思っています。


自分と同じ性格の子供なら
自分が喜ぶものや自分が苦手なものを知っているわけなので
その子供が喜ぶもの、苦手なもの 
また邪悪な興味のあるものもわかりますが


もし夫そっくりの性格の子供だったら
非常に難しいと言わざるを得ません。

夫そっくりであればまだいいですが
夫の父親とか夫の母親に似ている場合もあるので
そうなるとほとんど手さぐりの状態

よかれと思ってやったことが裏目に出たり
これはやらないほうがいいかなと思っていたものが
本来子供に必要な育て方だったりと
難しいことこの上ありません。

勉強が好きな親に似れば
勉強が好きな子になるし
読書が好きなら読書

運動が好きなら運動
音楽が好きなら音楽

という風に、子供の得意分野をよく観察することが良いと思います。


大人でさえも、好きなことをやってうまくいったら
人生が楽しくなるように

子供だって小さいながら自分の好きなことや楽しいこと
得意なことをやって
(だから一生懸命やるのですが)

うまくいったことや、達成感を味わったことが
集団生活に入ってから自分の自信につながると思います。


子供は思春期になると本来のDNAが顔を出してくると思います。
自分の事を振り返ってもそうでした。

私の母は非常に真面目で古風な考えをする人で
私とは真逆、正反対でしたから
母にしてみれば
私の思春期はもう地獄、毎日がハラハラしっぱなし
だったのではないかと思います。

高校生になって母から毎日罵倒されていた記憶があります。
勿論、私が小生意気な口をきいたり
彼女をいらだたせる行動をしているからなのですが

高校の時は、まだまだ世間知らずのくせに
世間を知ったような体だけは大人の子供です。

母にしてみれば、本当に嫌な3年間だったことでしょう。

母は父のことを真面目な人だと勘違いしていたそうで
父が亡くなってから、父の学生時代の友人から
父が高校生の時にバイクを乗っていたり
煙草を吸っていたり、ちょっと悪いことをしていたりしているのを
聞いたそうで

なので、その話をきいて私が母に
『だから、私はお父さん似だって何回話してもわかってくれないんだから』と言ったら
母もようやく わたしを理解し始めてくれたような気がします。

それまでは自分の価値観を押し付けてくる人でしたので
自由奔放に生きたい私にとっては
迷惑な価値観でしかありませんでした。


元来 スイカは丸く育つものですが
四角い箱に入れられて
四角いスイカになってしまうようなものです。


育児書は参考程度にし
まずは目の前の子供をよく観察し
何が好きで何が嫌いか
夫か自分か 夫の親か 自分の親か
誰に一番よく似ているかわかるとあとは
傾向と対策を練るだけだと思います。


但し、子供のDNAは両親二人から半分ずつ受け継いでいるので
性格は父親、好みは母親、行動は父親 と結構バラバラです。

兎に角、目の前の子供をよく観察するとよいと思います。

子育てでそれが最初にわかっていたら
私ももっと子育てが楽しめたんじゃないかなと
子育てが終わってからつらつらと思っています。

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