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イスラエル経済産業省のアムノン・メルハヴ次官からのメッセージ

背景説明:2023年10月12日、イスラエル時間12:00

 10月7日(土曜日)数百人ものテロリストが突然イスラエル領内の複数カ所に侵入し、同時に大規模なロケット弾攻撃をイスラエルに向けて撃ち込みました。

 この攻撃の一環として、数百人のテロリストが陸、海、空からイスラエル領内に侵入し、ガザ地区周辺のイスラエル人コミュニティを襲いました。その一方で、これまでに5750発以上のロケット弾やミサイルが無差別に発射され、民間人への被害を最大化する目的で、南部、中央部、エルサレムの町や都市が標的とされました。

 現在、イスラエル側は1200人以上が殺害され、3500人以上が重軽傷を負っています。また、約150人もの方がガザ地区へ拉致され、行方不明、または人質とされています。今後、拉致者の数は情報とともに上昇すると見られています。これは、ホロコースト以来、1日に虐殺されたユダヤ人の数としては最多です。

 またこの2日間(10月8日から9日)にかけて、レバノン領土から、対戦車ミサイルや迫撃砲弾がイスラエル軍の施設に向けて撃ち込まれ、ヒズボラの支援を受けたテロリストたちがイスラエルへの侵入を試みました。これを受け、ドヴ山地域のブルーライン(撤退ライン)の南に位置するヒズボラのテントは破壊され、イスラエル国防軍は発射源に向けて応戦し、テロリストの侵入を阻止しました。

 これらの結果として、イスラエルはガザのテロ組織を標的とした戦争状態にあります。イスラエル軍をはじめとする実行部隊は、あらゆる面でイスラエル市民を保護するために活動しています。イスラエル軍はイスラエル市民の生命と安全を守ります。ハマス、および本件に関与したテロ組織はこれにより高い代償を支払うこととなるでしょう。

 多くの国々がイスラエルとの連帯を表明しイスラエルへの明確な支持を表しました。多くの都市(ニューヨーク、パリ、ベルリン、ウィーン、キエフを含む)では、連帯の証に建物や重要なモニュメントにイスラエル国旗またはイスラエルを象徴する青と白のライトが照らされました。

 ベンヤミン・ネタニヤフ首相とベニー・ガンツ委員長は、野党が政府に参加し国家非常事態政府が発足すると発表しました。これにより挙国一致内閣が発足します。

 国際的にテロ組織と認められているイスラム組織「ハマス」は、イスラエル南部のコミュニティにテロリストを侵入させ、イスラエル南部からテルアビブ、エルサレムに至るイスラエル市民を標的とした、広範で無差別なミサイル・ロケット弾の発射によって、イスラエル市民に対する大規模な攻撃を開始しました。テロリストたちは南部のコミュニティに侵入し、自宅や路上で、シナゴーグに向かう途中の家族や個人を手当たり次第に殺害し、さらに自分たちの行く先で、特に無防備な家族、女性、子どもをガザ地区へと誘拐しました。

 これはイスラム国、ISISの作戦方法を模した残忍で野蛮な攻撃であり、このハマスが率いるテロ組織によって、イスラエル側による事前の挑発や威嚇行為がないにもかかわらず、攻撃が開始されました。さらにこの攻撃は、イスラエルがガザ地区の経済状況を改善するための幅広い取り組みを行い、長年のプロジェクトへの投資や安定を図るため、多くの時間をかけてきた努力の末に行われました。イスラエルが地域の安定を図っている一方、その裏でハマスはイスラエルの人々を殺害、そしてこの地域の安定を妨害するための計画を練り、破壊的なテロ作戦を実行に移したのです。

 我々はこの困難な時期における日本政府の支援に感謝いたします。
 上川外務大臣は昨日の電話会談でハマスによるテロ行為を非難する明確なメッセージをイスラエル側に伝えました。公式声明につきましては外務省のウェブサイトをご覧ください。日本とイスラエルは平和と安定のために努力するという同じ価値観を共有しております。
 またバイデン大統領の演説やブリケン国務長官のイスラエル訪問に反映されているように、米国からの力強い支援にも感謝を述べさせていただきます。さらに、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、アメリカの首脳がイスラエルを支持する声明を発表いたしました。
 イスラエルは現在、自国を守るために戦争状態にありますが、経済を回復する力があります。対外貿易は安定しコントロールされています。

 以上、アムノン・メルハヴ次官のメッセージ転載。

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