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日々の生活とお酒

私は大学に入ってからお酒を嗜むようになった。もとより酒飲みの趣向が強かったのか、ビール・ワイン・焼酎・ウィスキー・各種カクテルなどほうぼうの酒をすぐ好きになった。

はじめは人付き合いの場でしか呑まずの人間で通していた私だが、次第に酒好きとなり、大学も4年に入る頃にはすっかり1人で週に何度かの晩酌を決めこむことが習慣化していた。

晩酌に呑む酒は決して大量でも強くもなく、ただ味わいを楽しみながら呑むのである。

そんな私の相棒は決まってビールである。度数は3〜15%の間のものしかなく、そこまでの酔い方をしない。量も1缶ならばロングタイプでも500mlと時間にすれば15分ほどに収まる。また、近年はその種類も豊富であり、さまざまな味わいが楽しめる。一般的な小売店に行けば、日本のメーカー品であるアサヒスーパードライ、キリンラガーなどから海外の有名なHeineken、Budweiserなどまでが簡単に手に入る。さらに少し足を運べば、どこの地方都市にもクラフトビアの店が並び、店内飲食・持ち帰りで楽しむことが可能なのである。

長々とビールの話をしてしまったが、つまるところ、私がお酒の嗜みとして相棒にするにふさわしい逸材がビールなのである。

私は自炊などと無縁の生活を送る人間であるために、食材の存在を自宅に認めなくなって久しいのだが、ビールは数種類を常時冷蔵庫に常備させ、自身の『飲みたいっ!』願望を叶えている。

そんな私の#ここで飲むしあわせ は自宅の風呂の入り口にある蓋である。

私の自宅は大学生が住むのにふさわしいような六畳一間であり、細長い廊下の左側に扉が二つある。それぞれがトイレと風呂になっており、廊下から少しの段を要する作りになっている。ちょうど廊下の反対側には冷蔵庫を配するスペースが設けられ、その向こうに洗濯機、台所と続く間取りだ。

私はお酒と共に煙草を嗜むことを好む人間なので、ただでさえ狭い六畳の部屋で呑むことができない。換気扇の近くに位置し、灰が落ちても洗えるマットが敷かれている風呂の前にある淵は雨風を凌ぎ、座り呑むのに最適な環境と言える。






#ここで飲むしあわせ

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