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2024年シーミーを終えて

どーも、グッチーです。

4月某日、沖縄の一大行事「シーミー」を無事に終えました。
ちまたでは、

  • お墓でランチ

  • お墓でピクニック

  • お墓で親族会

なんて言われますが、立派なお墓参りの行事です。

県外では3月の春分の日(お彼岸)にお墓参りをする風習があると思いますが、ここ沖縄では4月の清明祭の時期に墓前で祖先をお参りする行事なんですね。

そしてそのお参りが、重箱とおもちとオードブルを持参して、日よけのテントを立ててレジャーシート敷いて、ときには10人以上で集まってご先祖様と一緒にご飯を食べるんですね。

みんなが集まるので、うちの家庭ではその一週間前にお墓の掃除を行っています。
「お墓の掃除といっても周辺サッサと掃除して終わりでしょ?」
と思ったそこのあなた。

違うんです、沖縄のお墓、でかいんです。
そしてうちのお墓は周辺が草ボーボーになるので、草刈りも実施しないといけないんです。

4月の中旬にお墓の掃除と草刈りを実施してきれいにしました。
そしてやってきましたシーミーの日。

ちなみに、シーミーには親族一同集まるものですからこの日程調整も大変なのですが、たいてい4月のどこかの週末日曜日ですよね。

そのシーミー当日がやってきましたが・・・

雨が降ってまいりました( ;∀;)

ということで、お墓の墓前は水浸しになりシートもしけない、テントも立てられないということで、今年のシーミーは家から仏壇に向かってウートートしました。

一応私はお墓まで行ってご先祖様に今年はこれこれこういった事情でお家シーミーします、すみません、と線香を立てて説明に行ってきました。

せっかく草刈りしたのに大変ですね、と言われることもないですが、次回は旧暦の七夕の日までに旧盆の前の墓掃除としていくことになるので、4月の時点である程度掃除をしておくと、旧盆の墓掃除が楽になるんですね。

でもZ世代な息子たちはこのシーミー行事をよろしく思っておりませんで。
やはり墓掃除が「ガジャン(沖縄の方言で蚊)」との戦いになりますから、毎年定期の墓掃除を嫌がるんですよね。
最近の若い人は管理型墓地を活用する方も増えてくるかもしれませんね。

私が元気なうちは、墓掃除がんばろうかと思っております。
子どもたちは県外志向だし、将来は体力の限界がきたら業者さんにお願いするかもしれませんねえ。

ウン十年後には「消えるシーミーの風景」なんて報道され、沖縄の抱える問題になるかもしれません。
伝統風習のありかたについて、考え続ける必要がありますよね。

それではまた!!


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