八重山古典民謡コンクールを棄権!最高賞を諦めた。


はいさい。琉球國民謡協会で沖縄民謡の教師を目指している宮城です。


今日は前回のコンクールで経験した「声がれ」について少し考察していきたいと思います。


いくら体調を万全に整えていても、声が出なければ歌は歌えません(;^ω^)なので、特にコンクール前の喉の調子の整え方は非常に重要です。


声を枯れないように気をつけてはいますが、なぜか知らないけどいつの間にか声が出なくなっている。そんな経験は誰にでもあると思います。


特にコンクールの前は練習に熱が入り、ついつい無理して喉をつぶしてしまう事もあるかもしれません。今日は、もしも声が出なくなったらという視点で僕が経験した声枯れ時の対応を書いていきます。


結論から言うと、喉の調子を崩さないためには幾つかポイントがあります。

喉の調子を崩さないポイント

  1. うがいをする

  2. 手洗いをする

  3. マスクをする

  4. 風邪をひいている人と距離をとる


家族が一番の難敵だった⁉


コンクールを控えて、「うがい・手洗い・マスク」を入念にして喉の調整を行っていました。


研究所でも感染予防のマスクはやってますし、手指消毒は基本中の基本。それでも声が枯れてしまう事があるんですよ。


何故かというと、「敵は家の中にいる!」からです。そう、それは家族です。


うちには2歳と1歳の娘がいて、家の中を縦横無尽に走り回ります。


しかも、この2匹の怪獣は感染予防なんて言葉を知りません(^_^;)


どろんこで遊んでも平気だし、手を洗わなくても何とも思わない鉄の心を持っています。


そんな娘たちは、よりによってコンクールを直前に保育園から風邪コンコンをもらってきていたのです(^_^;)


その風邪コンコンは、長女から次女。そして妻、最後に私と家庭内で風邪が蔓延するカオスとなっていました。


気をつけたいのは「ご飯中」だった!


娘が風邪をもらってきた時からほとんどの時間をマスクをつけて家では過ごしていました。しかし、油断してしまったのは「ご飯中」だったと思います。


どうしても家族そろっての食事が基本の宮城家では、食事中にマスクを外してしまっていました。


今思えば、時間をずらす事も出来たと思うのですが、そこまで神経質ではなかったのでそれが裏目に出てしまいました(^_^;)


一家団欒の楽しい食事時間に「コンコン、くしゅん!」とまぁ、鼻水・くしゃみ・ご飯粒がテーブルに飛び散ります。


まぁ、飛沫感染ですわなぁ(;゚Д゚)


薄々「風邪うつりたくないなぁ。ちょっと、あぶないかなぁ」と思っていましたが、気づいた時には後の祭り。


数日後には喉の痛みと痰がからみ声が出なくなってしまいました。


練習しても無理をしていただけ。


コンクール直前という事もあり、少しぐらいの喉の痛みは気合で何とかする!と意気込んで漢方薬や痛み止めを飲みながら練習を続けてきました。


まぁ、腫れがひかないので声はガラガラなんですが・・・。


薬を飲んでも効果は薄い。だからグーグルで喉の腫れ・痛み・解消と検索して、Youtubeの動画に行きつきます。


色んな人が「声枯れ対処法」という事を説明してくれていました。もうね、ほぼ全ての動画を見まくって試してみましたが・・・。結果からいうと


なんの役にも立ちません(;^ω^)


結局は喉に無理をさせて余計に声枯れを長引かせる結果となりました。


では、何が正解だったのか?


今さらですが、冷静に考えてみると色々と無駄な努力をしていたと思います。もし、あの時にタイムスリップできるのなら、多分自分にこう言うと思います。


「医者に行きなさい。そして喉を休めなさい」と。


声枯れの一番の薬は「休養」だと思います。お薬を飲んで炎症を抑えて、喉を休める。人によっては「声を出さないで過ごす」ことも大切になってくると思います。


そして、自己判断で市販薬を購入するよりも、耳鼻科に行って喉のお薬をもらうのが一番の近道と気づきました。(この時は熱もなかったので・・・)


漢方やのどぬーるスプレーなど色々ありますが、本当に効果があるかは微妙でした。僕には。


やっぱり、喉を休める事が重要なんですよ。


結局、コンクールは棄権・・・


コンクール本番1週間前までしっかりと先生のもとで稽古を続けましたが・・・。


声もでない、歌も中途半端な歌い方になる。という事で、今回のコンクールは棄権することを選択しました。


コンクールを棄権したことについて少し後悔はあるのですが・・・。今も思い返すとあの時、無理してコンクールに出ていたらどうなっていたんだろうか?と考えてしまいます。


調弦3で歌うところを、調弦1に落として何とか歌えたのかな?


もし歌えたとしても、審査基準をクリアする程の歌が歌えたのか?上手く声が出せずにパニックになってブザーの一発退場になっていたかもしれません(^_^;)


なんにせよ、妄想の話になってしまいますが・・・。


まぁ、後悔というよりかは次回に向けてしっかりと取り組んでいこう!という前向きな気持ちに今はなっているので、これはこれで良い経験として今は考えています。


さぁ、今日も練習です。


実は、コンクール受験会場に最高賞を受ける人の演奏を見に行きました。


こっそりと。


最高賞に申し込んだ人は4名。1名は僕で棄権。残りの3名で最高賞コンクールが行われました。


結果として3名中2人が合格。1名は途中で間違えて退席となりました。


とても緊張感のある試験内容で、レベルもかなり高めでした。自分にはまだまだ技量が不足していると気づかされました。


見に行って本当に良かった。次回のコンクールに向けてしっかりと最高賞の受験レベルを知れたのだから。


さぁ。またこれから練習を再開します。次は2023年9月が目標になりました。準備をして、しっかりと自分の力を発揮できるよう頑張っていきましょうね♪


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