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あの手この手で話すけど、どうやったら大阪に来ることを納得してくれるか分からな過ぎて途方に暮れています…

そんなにご先祖様のそばを離れたくないのか?

母に納得して大阪に来てもらうこと→
これ一番難しい

母は超頑固
昔から「家を守る」「ご先祖様を守る」が口癖のしっかり者
7人兄弟の長男に嫁ぎ
本家を守っていくことが使命やとおもてる
特に父が亡くなってからは
「お父さんが寂しがるから」と言って
一度も私の住む大阪に来ていない
なんぼ誘ても、てこでも動かん
「お母さん どこにいてもご先祖様に手は合わせられるで」
「それにお父さんかて、一人は危ないから大阪に行け!!
って思てるはずや」
って声を大にして私は言いたい!!

ボタンの掛け違えが一番あかん


これは高齢者介護施設で働いている私の大切なお友達のアドバイス
「実家がある大分県を離れない!と、頑なな母をどうやって納得させて
大阪につれてきたらええかわからへんねん」
「だましてでも連れてくるしかええ案が浮かばへん」
私がそういったら
私よりずっと年下の彼は言った
「スタートからボタン掛け違ったら、ええ介護なんてできませんよ。
 信頼関係崩れてスタートしてもええ結果になりませんよ
 マイナスからのスタートはあきません」
確かに…
そうやんなぁ~
母に心から納得して来てもらわんと
楽しくなんて過ごされへんわなぁ~
ずっと引っかかってる
毎日、電話で話しても
「退院したら大阪でリハビリしよう」って話になると
なぜか聞こえないふりをする母
ほんまに聞こえへんのか?
聞こえへんふりをしてるのか?
どちらにしても
道はそれしかないねんで!!お母さん

ところがある時の電話で
「お母さん、退院して一人で暮らせるか自信ない…」
って弱気発言をキャッチ!!

ほらっ!強がりゆうてもあかんって!!

きた!きた!きた~!
「大阪で一緒に暮らそう!!」今だとばかりに畳みかける私
「あんな、大阪には、あんじょう診てくれる先生かていてはるし、
私、おいしいものいっぱい作るから、お母さんに食べてもらいたいねん。
だからお母さん大阪来て~」
「・・・・・」
まさかの聞こえへんふりしてる母
作戦失敗撃沈や
今、不安やって、ゆうたやんな?
今、ゆうたよな?という心の声を押し殺し
優しく優しく話しかける
でも、私の心の中は本当はイライラしっぱなし
「聞こえへんふりしたって
もうお母さんには一人で暮らす力はないねん」
「お母さんはもう年より過ぎて、
なんも出来へんから、私の所に来るか、
施設に入るかしかないねんで」
そんな死刑宣告みたいなこと私言わなあかんのか?

ミツ子VS京子

母の名前はミツ子
私の名前は京子
ミツ子VS京子やな
戦わんでも、すんなりいかんもんかと
頭、悩まし中の私
昭和初期生まれの頑固母
一筋縄ではいかんやろうなぁ~
退院までのタイムリミットはあと1か月半  
どうにか「納得」という安心パイを手に入れたい私
一番お気に入りの息子を送り込んだり
(わが家系で唯一の男子母の自慢の孫ちゃん)
娘は娘で毎朝の電話で大阪楽しいよ~オーラで援護射撃
私も絶対怒らないと呪文を唱えてから母としゃべるも
今のところ芳しい反応はいただけていない

入院先のドクターは
ミツ子さんを
納得させることは難しいと思います
だましてでも連れて行くことも一つです
って言ってはったなぁ…
トホホ  始まる前から前途多難や…
W介護が悲劇スタートにならんように
どうか神様お願い→神頼みか~い!!


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