戸松遥、出産の報せ

　急遽飛び込んだ僕の最推しの出産のお知らせに！が止まりませんでした。女の子らしいのですが、このご時世を鑑みての事柄なんでしょうけども。

　あんまりにもいきなりで気持ちと体が追いついていません。どうして、このことをここまでひたすらに隠していたのかは分かりませんが、まぁ、色々あるんでしょうよ。スポンサーとか、SNSでの批判の声、色々な折り合いを重ねての事後報告なんでしょうけども、嫌な世の中だなとか考えながらも、妊娠の最中、仕事をするということがどれだけ辛く大変なことか、色んな情報媒体や家族に助産師がいるので、身を以て理解しているつもりですが、それでも完全じゃあないし、まだまだ知らないことばかり。

　SAOのイベントがあった時、戸松さんが欠席してたのですが、その時は何でと思ってたのですが、妊娠していることが公にならないようにするためだったんですね。その時点で恐らく、妊娠と分かってしまう程のお腹も大きくなってたんでしょうね。しかも、アスナさんという作品に於いて、重要なキャラの位置づけだからこそ、出るか出ないかと何かしらの協議が交わされたことは想像に難くないですから、アスナさん過激派である僕としても僕の言葉がただの逆恨みと分かった今、恥ずかしくて、申し訳なくて、弁解の余地しかありませんでした。この場をお借りして謝罪させて下さいませ。

　命がけと言ってた通り、出産はどれも同じじゃないし、産まれるのは奇跡というお話もあります。つわりもあるし、仕事とかも未だに産休が取れないから妊娠も出来ない、少子化が叫ばれて、長くないこの時代でも、社会は未だにお母さんに優しい世界かどうか、まだまだ疑問符が多く、不適切な発言をする人が多い程。そんな出産も大体、予定外の破水やちゃんと産まれるかどうかもその時が来るかも分からない。色んなことが積み重なって、１つの命がこの世に生を受ける。正にお母さんが全てを尽くして行うのがこの出産なんですよね。

　そんな中、戸松さんの凄い所はその出産するまでの過程を当日まで隠し、この場面で発表するというプロ根性といいますか。妊娠中は産休とかに入って、仕事に穴空けても誰も文句は言わないとは言いませんが、それでも放送中のアニメやラジオの放送が空くと製作サイド、事務所、スポンサーに迷惑が掛かり、仕事に出られず、干されるというお話もある位、声優業という個人事業の難しさをこの数年、ひしひしと感じる程、この仕事の難しさや数多くのオーディションをして、その人を人選しているからこその大変さが色濃く残る業界で懸命に働く戸松遥さんを批判するようなことを許しはしません。それだけじゃなく、日本には沢山のお母さんが皆、頑張って働いていてるからこそ、本当に戸松さんを心の底から褒めたいし、こんなご時世だからこそ、益々の繁栄とご活躍をお祈りしたいと思える良い１日だったと思います。

　本当に戸松さんがアスナさんみたいにママと呼ばれる日が来たんだな。頼光さんみたいに母と呼ばれる日が来てしまい、最推しの妊娠に心が揺れつつもお気持ちを表明させて頂きました。どうか、戸松遥さんとベイビーや旦那さんにとって、騒がしくも楽しい世の中になることをお祈り致します。

令和３年　２月１０日　ミューレの女を応援する蒼のカリスト