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蒼のカリストが選ぶ好きなアニメアワード2020年版 第3部

プロローグ

 製作期間半年係ったblogがようやく、これにて完結。前回のblogのスキありがとうございました。ようやく、好きな作品を全て語り終えることが出来ます。気付けば、今年も終わりそうだというのに、この様ではありますが、最後まで宜しくお願い致します。                        これまでのまとめは上記のリンクをクリックして下さいませ。  

 第四章 好きなアニメランキングトップ5

 第5位から第2位までを紹介致します。

第5位 ハイキュー!! TO THE TOP

https://haikyu.jp/

テレビアニメ「ハイキュー」公式サイトより

 週刊少年ジャンプで連載していた伝説的バレー漫画のアニメ第4期でございます。僕はこの作品のことを知ったのは、アニメからでした。                     それまで、連載していたことは知っていたのですが、スポーツ漫画が苦手で、全然、読んでこなくて、毛嫌いすらしていました。

 理由はこういう作品は大体、スポーツが現実味無くて、カッコいい男の子だけが活躍するという展開が苦手で、何の作品かは、言いませんが、とある作品の影響で、苦手になりました。  

 そんな、色眼鏡で見ていた作品でしたが、アニメをきっかけにそのイメージは払しょくされ、ドハマりした次第です。
 泥臭く、リアルで、バレーのことを何も知らなかった僕の固定概念を覆した素敵な本作について、お話します。

 この第4期のメインは春高バレーを主軸に物語が展開しており、前半は修行がメインで、後半は強豪稲荷崎との一戦を中心に描いていました。
 ぶっちゃけ言うと稲荷崎戦は、週刊連載でちゃんと読んでませんでした。本当に今思うと勿体ないと思う気持ちとアニメで総ざらい出来て良かったと思う程、クオリティの高いハイキューを益々、好きになれるきっかけをくれた本作に感謝してます。
 このバレーに関する熱量と情熱、そして、感動といっぱいの頑張る人への応援漫画こそ、このハイキューという作品なんですよね。

 今回、ピックアップするのは、稲荷崎戦をメインに紹介しますが、色々ピックアップしたいことが沢山あるので、掻い摘んで紹介します。

戦線

ハイキュー!!TO THE TOP 第10話「前線」より

 原作で泣けたエピソードの1つです。春高が始まり、東京にやってきた烏野。そんな中、練習の体育館にスパイクを忘れた日向。既に春高予選の東京体育館に辿り着き、初戦まで時間が無い。                            

 そんな日向のスパイクを獲りに走るマネージャーの潔子さんが印象的で、彼女の過去や今背負っているものがあふれ出し、闘っているのは、日向達だけじゃなく、皆で闘っている。彼女にとっての最前線と走る姿が心に来ました。

 そもそも、潔子さんを好きになったから、この作品にハマったので、とても嬉しかったし、原作で泣けた名場面でした。
 それまで、自身の心情や何を考えて、行動しているのかが、分かり辛い方で、色んな表情を隠していた潔子さんが、初めて全てを吐き出し、正しく、ギャップ萌えに尽きた回でしたね。
 まぁ、そのことを誰にも、話してないし、聴いているのは、視聴者だけなのですが、これを原作で読んだとき、心が堪えたのを覚えてます。

 それまで、何処か一線を引いて、マネージャーをやってた潔子さんが、後輩や仁花ちゃんと言った仲間と出会い、色んなことが吹っ切れ、自分のやるべきことをやり切ったハードルを飛び越えた瞬間が忘れられず、あの場面を見る度にエモさの波に呑まれるんですよね。
 この場面がこのシーズンで一番好きな名場面です。

 こういう、マネージャーだけど、一人じゃ闘えない。皆で一丸となって、闘っている所がハイキューの好きなとこであり、大切な作品なんだよなぁと強く強く思えるポイントなんだよなぁ。

 そんな潔子さんが、まさか、アイツと結婚するなんて・・・


ハイキュー!!TO THE TOP 第18話「罠」より

 話は変わって、春高二回戦の音駒と早流川工業高校との闘いです。この試合は烏野のライバル校である音駒との一戦を描いた闘いなのですが、僕としては、メインの一戦より、ライバルキャラとか、主人公以外のキャラが活躍する展開が好きなんですよね。あんまり、メインを好きじゃないわけじゃないんですけど、絶対に持て囃されるので、サブとかが、頑張る姿を見るのが、好きなんですよね。メインよりも、そっちを応援したくなる天邪鬼なんです。

 そんな音駒は烏野と違い、凄いエースがいるわけでも無く、堅実且つ粘り強い守備力が高いチームです。一番の売りはセッターの孤爪 研磨の戦術とその戦術を支える地盤の固い黒尾や夜久といった面々による安定重視のチームです。

 このチームの好きなとこは、研磨の戦術と相手の闘い方を見抜き、それに応じて、それぞれがボールを繋げる闘いをするのですが、研磨は基本は体マイペースで、体力が少なく、やる気はないというスポーツ漫画らしくないキャラです。                                   

 その分、極度の負けず嫌いで、まるでゲームのように、徹底的に相手を潰す為に数多くの策を弄し、その上、その他のメンバーがそれを支えるように、ボールを繋げるがコンセプトなので、余程の強いヤツでも無い限り、倒すのは困難なチームです。

 そんな彼らの相手となったのは、石川の流川工業高校。このチームの監督は音駒の監督である猫又さんの教え子で、彼らのことを熟知しており、音駒の頭脳であり、心臓である研磨を徹底的にマークし続け、後半に潰すという作戦でした。

 そんな作戦に苦戦するかに見えた音駒でしたが、実はその先を行く作戦で彼らを翻弄されていたのでした。それは研磨自身が囮になるという奇策で最初から敵を翻弄されていたのでした。

 そんな第2セット終盤。デュースでキツイラリーが続く中、最後に研磨が意地を見せたトスを繋ぎ、福永に打たせるという根性で見せた一発が印象的でした。

 原作読んでた時から、この試合好きだったので、アニメでの再現度や本当にキツそうに見える空気感、自分には根性がないと決めつけていた研磨の成長が観られるヤバ回だったと思います。

 このチームにはエースはいません。皆で最強というのが、今らしくて、嫌いになれないんだよなぁの一心でしたね。
 個人的に黒尾さんと夜久さんが好き。こんな彼らの次の試合相手となるのは、烏野か、稲荷崎か?

ハーケン

ハイキュー!!TO THE TOP 第22話「ハーケン」より

 烏野高校と稲荷崎戦との闘いはちゃんと読んでなかった僕にとって、名場面の連続。
 狙い撃ちになる龍やのやっさんや立ち直るまでや北さんの所作に至るまで。どの場面もどうして、ちゃんと読まなかったの?と思わんばかりに興奮し、気持ちの高鳴りを抑えることが出来ない程に感動の連続でした。

 その中で、個人的に一番お気に入りなのが、このハーケンという回です。この回は2セットを取られ、後がない烏野。
 ペースは完全に宮兄弟が支配する状態に息苦しい状態。そんな状況を変えたのは、やはり、日向でした

 冬の強化合宿に参加していた頃、球拾いをやって、全体の様子を見る眼を鍛えた日向。色んな球を拾ったその経験があるからこそのその力を活かしたナイスレシーブが炸裂します。

 この場面の面白いのは、素人目に見たら、なんてことはないありふれたレシーブ。その一本が足掛かりになるような、百本に一回あるかないかの一本。
 あの影山がナイスレシーブと言う程の一本。ツンデレで絶対に素直にならない所が印象的でした。それまで、日向は最強の囮であって、それ以外は何の役にも立たない印象だった彼の成長を感じると言いますか。

 そんな日向視点で見ると彼の冷静で何処に来て、どうやって、打つかを理解している所が成長を凄く感じます。
 この試合までは見えてはいたけれど、顔でキャッチしたりしてたので、何やってんだと言われてバカにされてたのが、此処に来て、伏線回収と言わんばかりのナイスレシーブ。

 分かる人にしか分からない感動があったからこそのハーケン。あの場面に心動かなかった人は居ないと思います。
 それが結局の所、点に繋がらなかったのですが、その後のタイムを取っても尚、日向の笑顔が印象的と言いますか。こんな窮地でも、笑顔を絶やさない姿が烏野の精神的支柱と言いますか。

 まとめ

ハイキュー!!TO THE TOP 第25話「約束の地」より

 そして、そんな苦戦を強いられながらも、何とか、勝利した烏野高校。ハイキューには敵はいるけれど、互いに負けられない理由があるからこその勝負でどちらにも、感情移入出来るハイキューが大好きでした。本当は色んな名場面がありますが、今回はこれで御勘弁下さいませ。

 この稲荷崎戦の魅力はズバリ、きっと勝つだろうと言う予測を覆すような敵じゃなきゃいけない。それが三本の指に入る彼らだったんですよね。
 だからこその個性あふれるメンバーが揃った彼らがとても、魅力的なんですよね。まぁ、ハイキューのキャラ全員に共通することなんですけどね。  
 特に北さんが凄かった。彼の生き方は高校生とは思えない悟りっぷりなんですけども。これだけ、敵に感情移入出来るような敵含め、色んなキャラが生き生きと躍動するこの作品の面白さが際立つ本作。
 益々、好きになることが出来ました。

 ハイキュー大好きを自称してましたが、まだまだ足りないなと自覚した今作。そんな五期がいつ来ても、おかしくないし、何なら、映画にして欲しいです。どうか、何卒、宜しくお願いします!!!

 この後は楽しい、辛い、楽しいが交錯する回なんですが、終わっても、尚愛されるハイキューを宜しくお願いします。

 第4位 安達としまむら

安達としまむら第1話「制服ピンポン」より

.https://www.tbs.co.jp/anime/adashima/

テレビアニメ安達としまむら公式サイトより


 第4位は安達としまむらです。僕の大好物である百合作品で、キラキラした青春と不器用な2人の友情と恋のお話。電撃文庫で好評連載中の本作は現在、10巻まで発売中です。

 友達がおらず引っ込み思案な安達、人付き合いはするものの、薄っぺらな人間関係を築くしまむら。そんな2人は校舎の体育館にある卓球スペースでサボタージュしている所で出会います。
 2人とも、似ているようで、似ていない2人は友人となり、絆を深めて行きます。その過程で安達はしまむらに恋に落ちます。そのことにはしまむらはもしかしてとは思いますが、気付いてはいません。
 そんな、もどかしい青春群像劇を僕の視点で振り返ろうと思います。

 しまむらの視点

安達としまむら第1話「制服ピンポン」より

 しまむらは先ほども書いた通り、人付き合いはするものの、薄っぺらい関係でなぁなぁの付き合いで深い関係を築かない面倒くさがりな性格です。本当はやりたくはないけど、生きる上で必要だからと無理をするタイプのありふれた人間像がとても魅力的で何処にでもいるような人なんですよね。

 そんなありふれた彼女と出会ったのが、安達でした。最初は何気ないお話をする位でしたが、徐々に話が進むにつれ、友情を深めて行きます。

 しまむらにとって、安達は同い年の妹という感覚で、面倒だけど、遣り甲斐を見出していると言いますか。面倒見も良いしまむらはそんな彼女の挙動不審な行動に振り回されたりして。
 旗から見たら、安達の愛故の行動をしまむらはおかしい子だなと心配する姿は姉であり、お母さんだったりと不思議な関係性がこの作品の魅力なんですよね。

 個人的な主観ですが、しまむらがめっちゃ、好みなんですよね。ツッコミが的確なのが、面白い。この作品は会話劇で構成されており、ボケとツッコミの順序が軽快で絶妙なテンポが聴きやすく、とても、楽しい。
 それでいて、誰かを傷つけない。悪い言い方で言えば、傷つけたらと面倒くさいと考えたりして、色んなことに悪戦苦闘する姿のしまむらがとても、愛おしいんだよなぁ。ルックスも勿論好き。彼女のモノローグもスキで、何とも、文学的で彼女の冷めた見方が等身大のスーパーマンでも、超絶ヒロインでもない。
 色んなことに苦労し、学校という所が凄い好きなわけじゃないけれど、惰性でいて、何をどうしたらとか、考えるよりも、何となく生きているしまむらが実に愛らしいと言いますか。

安達の目線

安達としまむら 第6話「ホワイト・アルバム」より

 そんな2人の関係性は物語が進むにつれ、深まっていきます。そのデートに誘うまでに、もどかしい思いを抱えながら、破れかぶれになっていくのが、また面白いんですよね。
 物語は大体、その結果が全てなので、それに至るまでの過程が何とも、人間らしいと言いますか。

 特に安達の迷いが鮮明に描かれており、喜ばせたい一心からの行為に奮闘するんです。クリスマスには、誘うまでにやきもきして、プレゼントを買ったり、チャイナ服で乗り込んだりして。
 バレンタインではチョコをどうするかと占いを基に迷走するんです。最初の頃はあんなにクールだったのに。愛に目覚めたら、どうにも止まらないんですよね。

 その中でも、消極的なんだけれど、積極的に攻めないと何処か、遠くに行ってしまうのでは?と言う不安を払拭する為に動く安達の奮闘が物語の中心で、それを温かく見守るしまむらの関係性がまた愛おしい。
 これが百合作品の良い所なんですが、百合作品程、強調が強くないのも、魅力の1つなんですよね。

 これが男女なら、気持ち悪いんだろうと感じるんだろうけれど、女の子同同士だから、可愛いし、ずっと観られるんだろうなと。
 百合作品をちょくちょく読んでいるのですが、大体、1話から個性が強いんだよなぁ。その中でもあだしまはナチュラルに、自然な流れで百合になるのがね。
 これだけ見たら、友情を育む姿がとても、尊い。これを男同士で見られないのが、まだまだ、僕の器量の無さがね。

 そんな2人の関係に水を差す存在はヤシロです。謎の宇宙人を称する彼女の存在が話が進むにつれて、存在感を増していくことになります。
 最初はお邪魔蟲だったのですが、じれったい2人の関係を変えていくきっかけになったりと話が進んでいくことになるんですよね。
 こういうキャラを通して、無駄なキャラが居ないのが、この作品の良き所なんですよね。

 日野と永藤

安達としまむら第3話「二等辺トライアングル」より

 そんな2人に限らず、百合を展開するのが、この2人。まだまだ、アニメでは詳しい描写が描かれてなかったのですが、脇役の百合に興味がムンムンと湧いてしまいますわ。この2人の次回予告がまた面白い

 基本は優等生で、不良行為を行うあだしまとは違い、優秀な2人ですが、言動はふざけています。日野はおちゃらけて、ムードメーカーなのに、実はお金持ちで家の中で苦しんでいるという境遇があります。
 あんまり、表には出していませんが、相当、家が好きじゃないようで、その所為か、日野の実家の精肉店で過ごしています。

 そんな永藤は日野と幼馴染の関係。おっとりしていて、うっかり屋さんで、人の名前を覚えるのが苦手な彼女は序盤は安達の名前が分からなかったりとちょっと、ポンコツ具合が可愛いんですよね。
 
その中で、彼女がいちいち、もどかしい百合を想像する中で、スカッとする百合を提供してくれるのが、日野永藤の特徴なんですよね。

 おでこにキスしたり、会話がコントのようで、いちいち可愛すぎる。2人の距離感が実に丁度良くて、とてつもなく癒しなんだよね。いつも、くっついていて、これなんですよ、これこれ。これが百合の良い所なんですよね。 
 女の子同士で仲良くて、距離が密に濃いのが、最高にテンションが上がると言いますか。
 そんな2人の何気ない会話が仲良しと百合の曖昧な感じと掛け合いが最高に高鳴りを抑えられないんですよね。そして、入浴シーンもあるので、グヘへへへへ。

 まだまだ、一期では片鱗しか見せてなかったので、果たして、二期でのこの2人の本気が観られるのかが、楽しみですねぇ。

成長

安達としまむら 第11話「月と決意と 決意と友と」より

 クリスマスやバレンタインを超えて、春の新学期を迎えた安達としまむら。そんな2人の関係に変化が訪れます。最初は驚いて、飛び跳ねてた安達ですが、しまむらに新たな友人が出来てしまい、中々、近づくことが出来なくなり、再び、不登校になってしまいます。

 一方のしまむらはクラスで新たな友人ですが、名前も知らず、あだ名のみが先行するような薄っぺらい関係を作ってしまい、それまでの安達との関係性と違い、心に不和を生じてしまいます。その隙を突くように、現れたのは小学校時代の幼馴染である樽見でした。

 彼女は小学校の頃までは仲良しでしたが、中学生でお別れになってしまった経緯がありました。2人は偶然、再会を果たし、樽見はしまむらとの時間を取り戻そうと遊びに行こうとします。
 楽しそうな樽見を他所にしまむらは、違和感を感じてしまいます。樽見はしまむらとお揃いのストラップをプレゼントしたりしますが、これは友愛の証なのか?それとも?

 その過程で、安達に対する思いを吐露したりとしまむらにとって、一生懸命にぶつかる彼女の姿に心が動かされていることが伝わる回でしたね。
 空気だけで、1人になりたくないから、その場の雰囲気だけの形だけの付き合いじゃないからこその関係性に心惹かれるしまむら。

 一方の安達はまた1人になってしまい、誰も居ない卓球スペースに行くのですが、しまむらへの思いを抱えながらも、一歩を踏み込めず、悶々とすることに。
 仕方なく、街中を1人彷徨い、街中で樽見に遭遇したりとずっと、愛に苦しむ安達。そんな中、安達は占い師に出会い、アナタには思い切りが足りないと逃げない勇気を貰います。
 此処で叫んだりする場面は如何にも、青春らしくて、好きなんですよね。そして、色んな葛藤を超えて、安達はしまむらの手を取り、再び、友達に戻ることが出来ました

 学年も変わり、クラス替えでダメになる人は多いですよね。僕もそんな感じでした。その中でも、こんなありがちでリアルで生々しい感じが好きなんですよね。
 高校生にとって、この世界が全てで、宇宙なんですよね。だからこそ、色んな不和や不満、葛藤、苦悩に苦しみ、色んな理由をつけては、逃げたくなる日々。ぶつかることって、力を使うから、嫌になることばかりで、もしかしたら、傷つくだけかもしれません。
 しかし、最近思うのは、此処で逃げてると逃げ癖がついて、ダメになってしまいます。まぁ、高校生でそれを求めるのは、難しいんですよね。だからこそ、ちゃんと向き合おうとした安達とそんな手を取ったしまむら。この関係性がまた一歩進むのが、最高に好きです、好きです、好きですわ。

まとめ

安達としまむら第12話「友と愛と 愛と桜と」より

 そんな不安定で安定しない青春群像劇であり、百合として展開される安達としまむらですが、この作品を実は中々、こういうの買わない私が1巻と2巻購入しました。勿論、最終的には全巻揃える予定デス。
 それ位、この世界観に埋没してしまう位、面白い本作。その他にも、OPENING、ENDINGも最高でゆったりした劇伴含め、2期を絶対にやって欲しいと心底、思える位の名作でした。

 数多くの百合作品をずっと、追いかけて来ましたが、これだけ、応援したくなるような世界観と空気感、言い回し、キャラの造形美は中身と色んな要素が詰まったあだちとしまむらをどうか、応援宜しくお願いします。

第3位 ダーウィンズゲーム

ダーウィンズゲーム第1話「初陣(ファーストゲーム)」

https://darwins-game.com/


TVアニメ「ダーウィンズゲーム」公式サイトより

 平凡な少年が危険なゲーム「ダーウィンズゲーム」に巻き込まれ、数多くの仲間と共に、大いなる敵、危険な罠、邪悪な謀略に巻き込まれていくことになりながらも、成長していくサスペンスダークファンタジー。本作は別冊少年チャンピオンにて、連載中の大人気漫画です。

 本当なら、本作が僕の中での一位と思ってます。何故かと言いますと、魅力的な設定とキャラクターの数々に、二転三転するストーリー。そして、ダークな世界観と見れば見る程、蠱惑的な本作にハマること受け合いです。こんなに何度も観たくなるような作品は他にはないと思います。じゃあ、何で、3位かは、おいおい分かると思います。

 そんな魅力的な本作について、語ろうと思います。

 第一話 初陣 ファーストゲームが凄い

ダーウィンズゲーム第1話「初陣(ファーストゲーム)」

 最近はアニメの第一話が一時間スペシャルが珍しくはないですよね。そもそも、30分でも、一苦労なのに、60分アニメを作るのは、当然、倍負担が掛かる為、中々に大変なんですよね。そんな中での本作はいきなり、ゲームは始まりました。

 そんな中での一話はゲームに巻き込まれることとなる主人公・カナメは同級生に誘われ、何気ない気持ちでインストールしてしまいます。それから、消えていく同級生。いきなり、敵として、初心者狩りのバンダ君と闘うことに。
 その過程で、またしても、親友キョウダが巻き込まれてしまい、仕方なしに巻き込まれるカナメ。何とか、交通事故で相手を倒し、ゲームに勝利したのですが、その場にいたはずの親友は消え、絶望にくれるカナメ。

 この一話だけで、カナメの機転の速さやストーリーの展開の速さ、バトル作品特有の言葉回しから、異能バトル特有の力の使い方の上手さと理不尽なまでの戦闘描写と中二描写が多く詰まった本作の良さが分かり易い前半戦。そんなカナメの人間性が上手く伝わるのが、本当に見事と言いますか。

 そんな後半戦はカナメとカナメの後のパートナーとなるシュカとの闘いが描かれ、スピード感溢れる展開が圧倒的。このゲームには異能(シギル)と呼ばれる力を中心に描かれており、この世界の根底に関わる力の詳細が分かるストーリーが描かれており、一段、燃える展開なのが、また良い。

 最初は何も知らなかったカナメ、そんなカナメと命のやりとりを通して、急接近するシュカ。彼女の圧倒的な力に最初は苦戦し、ヘタレたりするのですが、自らのシギルに覚醒し、高ランカーのシュカを逆に圧倒し、勝利を収めることに成功します。
 此処までの流れが気持ちが高鳴り、アドレナリンが止まりませんね。これ程の情報量と圧倒的なバトルシーンの連続が良い感じに停滞せず、ちゃんと消化出来るのが、本作の一番の魅力なんですよね。

 アニメで重要なのは、1話と言いますが、その言葉を踏襲し、僕の中で完璧な一話を提供したと思われます。此処まで、完璧な導入は中々、無かったので、本当にこれは絶対に神アニメの予感しかしなかったですね。
 これはもう、ワクワクしかないですね。そんな、最高の導入からの一話から始まった本作。それからも、中々に面白いお話の続きもお送り致します。

 駆け引きがヤバい

ダーウィンズゲーム第8話「平穏(フラジャイル)」

 本作の見所は異能(シギル)バトルだけに限らず、駆け引きも魅力の1つなんですよね。どんなに力が強くても、持ち手の思考や戦略で強敵に打ち勝つ爽快感が気持ちいいんですよね。そんな展開を一番感じることが出来たのは、第八話の平穏(フラジャイル)より。

 このダーウィンズゲームは対人戦に限らず、イベントも開催しており、最初に開催されたのが、宝探しゲームというものでした。プレイヤーが全員、リングを所有し、そのリングを時間内に三つ所有するというゲーム。

 どのプレイヤーも、只のバトルロイヤルと勘違いしているプレイヤーもいたのですが、実際はとあるエリアに隠されたお宝を見つけるというサバイバルゲームだったのです。この中で、カナメは後に大切な仲間となるリュージ、レイン、スイと言ったメンバーとの出会いムフフな展開から白熱したバトル展開が続いたりと毎話毎話が見逃せません。

 その中で、ようやく、このゲームの隠された謎を解き明かしたのですが、その場所に居たのは強敵であるクラン・エイスが陣取っていたのです。エイスと因縁深いリュージは敵討ちの為に命を張って、リーダー王を倒そうとしますが、相手にならず。腕を斬られてしまいます。絶体絶命の中、颯爽と現れたのは、カナメでした。

ダーウィンズゲーム第8話「平穏(フラジャイル)」

 カナメと王は交渉します。それはカナメとリュージの無事と引き換えに、このゲームの報酬を与えるというもの。その為に、カナメは嘘っぱちの駆け引きで、王を信じ込ませ、見事、ゲームクリア報酬と共に王を出し抜くことに成功します。

 この駆け引きが凄く面白かった。このゲームの報酬は銀行の貸金庫と言って、その鍵と称して、原付の鍵を投げ渡し、その隙に闘っていた場所の暗証番号付きの保管所にパスワードを打ち込むという安直でその場しのぎに見えますが、この駆け引きが素晴らしい。
 それっぽい話しを信じ込ませる。担保はクリア。それだけで、此処までの嘘っぱちを作り上げ、そのように信じ込ませるだけの度胸と頭の回転の速さ。
 
それがこの作品の魅力で、バトル要素をより引き立てる心理戦含め、只の肉弾戦じゃないバトルの真髄がココにはあると思いましたね。

 心理戦や駆け引きは当たり前ですが、とても、難しく、先の先まで、読んで、相手に遅れを取らないように、考えを展開させる。それが上手く合致しないといけない大変さをアニメで上手く表現しており、観ていて、ハラハラが止まらないんですよね。それだけ、この作品の持つ空気感が好きで、好きで仕方ないんです。

カナメとシュカ

ダーウィンズゲーム第6話「金剛(ハードネス)」

 昔はこうじゃなかったんです。昔は男女のバカップルを見る度に苛々とムカムカで、胸いっぱいだった僕。これから書くキリアスで色々変わるのですが、それはそれとして。そんなことがきっかけで、イチャイチャしている作品が好きになったんですよね。

 その理論で、カナメとシュカも好きになりました。この時点では、シュカがカナメ大好きと歪んだ愛をぶつけてくるだけですが、今後の展開だと・・・。

 それは別として、シュカ最大の魅力は完全にヤンデレなんですよね。好きなものの為なら、何でも尽くす。邪魔するなら、殺すという姿勢が気持ちいい。カナメにだけ見せる歪んだ優しさ。それは彼女の過去に起因するわけなんですけど、そういう優しさを向けられたいなぁと思う程、愛に飢えてるんですけど。

 そんな偏愛を傾ける相手であるカナメは自分は何の力も無いと言いますが、バトル漫画の主人公宜しく、戦闘センスに鋭い洞察力と頭の回転の速さと内容盛り沢山の才能の塊系主人公。
 一度も負けたことが無かったシュカを知恵と勇気で乗り越え、それがきっかけで、2人ともいい感じになるのですが、チョロすぎるだろ。

ダーウィンズゲーム第1話「初陣(ファーストゲーム)」

 そんな今作で一番良かった場面と言えば、この2人のキスシーンですかね。このテーマの最初に書いた通り、SAOをきっかけに僕は変わってしまいました。
 あの作品に出会って、嫌いだったものを好きになり、漫画とかのキャラが惚れ合う描写を心の底から、好きになってしまった。そこまで、人生を歪ませるような作品。それがSAOなのです。

 脱線しましたが、その回は第6話「金剛(ハードネス)」より。

https://darwins-game.com/story/?id=ep06

TVアニメ「ダーウィンズゲーム」公式サイトより

 この回は宝探しゲームにて、離れ離れになってたシュカとカナメ。シュカサイドの話で、後に仲間になるスイに負けてしまい、地下鉄の水の中に閉じ込められてしまった。

 カナメはそんなシュカを助けに地下鉄に向かいます。力に覚醒したカナメは彼女を助けに向かいます。何とか、シュカを見つけ、彼女を助け出しますが、息がありません。迷うカナメは彼女に人工呼吸を行い、ようやく、蘇るシュカ。

 その後、シュカは目を覚ましますが、その後、再びキスを行うという流れが何て、ロマンチックなんでしょう。昔から、キスシーンが大好きなんですが、こういう危機の場面或いは危機を奪した後のキスシーンが大好きな僕にとって、この場面の尊さは計り知れないと言うか。言葉に出来ない。

 そんな困難を乗り越え、シュカの過去を知ったカナメは距離を近づけるきっかけになるのですが、実にてぇてぇです。こういうサブクエを着実に乗り越えて行って、最後には美しい大輪の花を咲かせることでしょう。

 どう見ても、シュカの偏愛で、カナメはこの時点では少しずつ、傾きつつあると言うか。確実にカナメもシュカが気になってないわけではないので、どうか、2期を宜しくお願いします。こんな感じで終わるには、とてもとても惜しい作品なので。

 蛇足ですが、シュカ演じる上田麗奈さんのこういうヤバい女の演技好きなんですよねぇ。

 蠱毒の王

ダーウィンズゲーム第11話「血盟(サンセットレーベンズ)」

  宝探しゲームを勝ち抜き、修行を経験し、サンセットレーベンズを立ち上げ、劉 雪蘭との闘いを経たカナメ。
 その回はアニメを見てくれ。しかし、カナメに悲劇が襲い掛かります。ヨウタがエイスに拘束されてしまい、代わりに指を贈られて来てしまいます。

 怒りに震えるカナメをシュカを含むメンバーが慰めます。個人的にココのシュカはちょっとヤバいんですけど、おススメでございます。

 それから、レインの手に入れた情報と共に、サンセットレーベンズの面々と借りて来たダンジョウ拳闘クラブから、イヌカイでエイスを滅ぼしに行きます。
 その過程で、カナメは指を失ったヨウタに連絡を取り、彼にシギルを目覚めさせるように、促します。
 その結果、彼もまた、このゲームに生き残る術を手にします。

 それから、ヨウタとの連絡は一端、途絶え、スイとレインの2人は見張りの排除、イヌカイはケーイチと交戦し、なるべく、リーダーの王の邪魔を減らす行動を行います。
 結果として、カナメとリュージの2人は何とか、彼らのいる倉庫に潜入に成功し、ようやく、再会を果たした王とカナメ。

 しかし、時既に遅く、ヨウタは王に切り裂かれ、バラバラとなり、帰らぬ人となってしまいました。カナメの心は完全に再起不能となり、発狂してしまいます。
 復讐に成功した王はその場面に白けてしまったのか、殺すことを決意し、手下に殺させます。それまで、人を殺すことに躊躇いを感じていたカナメが覚醒するきっかけとなってしまい、その手下は脳天目がけて、撃ち抜いたのでした。

 カナメは悟りました。ゲームだろうが、現実だろうが、関係ない。この世界には内も外も無い。この世界には化け物しかいないと悟った彼はこれまでの甘さを認め、覚悟を決め、感情的だった表情は無くなり、何処までも冷徹で機械のような動作で、エイスを滅ぼし始めていきます
 その正確さだけで、敵を残らず排除していく姿は恐ろしくも、哀愁漂う哀しみを背負った姿に見ていて、心がとても、痛くなりました。

 大体の主人公はその甘さを武器にしたり、剣心は殺すことに意味は無いと不殺を貫いてたりと色んな主人公の形がありましたが、カナメは邪道と言われれば、それまでですが、最も人間らしい覚悟の決め方だったと思います。
 人は正しく生きれない生き物です。やらなきゃ、やられる。やられたら、やり返される。やられたら、やり返したい。それが人間の基本構造であり、それが人間としての本性だと思います。彼の行為は正しくはありません。だからと言って、否定は出来ません。やられたのに、やり返さない、そんな彼を許す。そっちの方がイカレています。考え方は人それぞれ、しかし、世間はこういうやり方を好みません。
 それは同じケダモノになってしまうからです。そうなったら、最早、正義なんてものはありません。しかし、友を何人も失った彼の狂気じみた怒りを清算するには、これしかない。憎しみは新たな憎しみを産みます。しかし、カナメはどうすることも出来ない敵に対し、行った行為は間違いじゃない、間違いじゃないからこそ、哀しい。どうか、彼が救われることがあるといいんですけどね。

ダーウィンズゲーム第11話「血盟(サンセットレーベンズ)」


  一方、シュカは王を誘い込み、王を手玉に取ります。力にずっと、過信していた王はそこそこ、調べていたらしいのですが、シュカのシギルに圧倒され、四肢を奪われてしまいます。
 それまで、鎖のシギルと勘違いしてた王の予測を裏切るシュカのシギルは荊棘の女王(クイーンオブソーン)は紐状の構造物を自在に操る王級・念動系のシギルであり、鎖は言わば、クラピカのアレと同じ。 
 
完全に手玉に取られた挙句、全てをレインにリサーチされていたこともあってか、奥の手さえも、バレていた王は完全に負けてしまい、逃亡してしまいます。

 その先に待っていたのは、王を仇にしていたリュージとカナメ。敗けを認めた王でしたが、カナメが前回のゲームで手にした特権『勝者総取り(ハイ・ローラー)を行使し、相手も同額まで、払わせるという賭けを仕組んでおり、持っているチップを全て賭け、相手に同額までを「賭けさせる」勝者総取りの大勝負を仕掛けたことで、王率いるエイスは崩壊、同時にケーイチも消滅してしまい、彼らが持っているポイント全てを手に入れたカナメ達。

 死の間際、王は前記してなかったのですが、レインとの会話で、このゲームは蠱毒であり、強い蟲を壺に入れて、最後まで殺し合って、生き残った蟲が最強の蟲を競わせるゲームなのではないか?王はその王こそ、カナメであって、自分じゃなかったと分かるや否や、カナメに彼也のエールというか、罵声を浴びせ、最期は2人の銃弾を浴びせられ、消滅していった王。

 勝利をしたカナメですが、その表情は喜びではなく、どん底の表情の彼の表情。何も守れなかった彼でしたが、シュカは家族になったからこそ、無理しないで欲しいと懇願し、サンセットレーベンズの面々は改めて、気持ちを強め、同時にこのゲームを仕掛けたゲームマスターをぶん殴る為、このゲームクリアに再び、歩を歩み始めたのでした。

まとめ

ダーウィンズゲーム第11話「血盟(サンセットレーベンズ)」

 この1シーズンを通して、思ったことはヘタレで優しかったカナメが多くの犠牲、絶望を通して、大人になっていく姿がしんどかったですこんな大人になって欲しくなかったです。そんな彼だからこそ、シュカ含む、家族がいる。誰もが、色んなことに絶望した仲間達がいるから、カナメは何とか、なっていると思うと心が休まるような、休まらないような。

 この作品は、正に理不尽な人生を体現するような話でした。その後、カナメはそんな犠牲を少しでも、減らせるように、また努力するんですけど、只のバトルものでは無い作風、世界観や設定、容赦がない位の残酷な描写含め、こういう作品を待ってた僕にとって、心にグサグサ刺さる素晴らしい本作となりました。

 しかし、この作品はまだ始まったばかりなので、どうか、アニメ2期を期待せずには居られません。もっと、シュカやカナメの2人やその他のメンバーの活躍含め、今後の展開を期待せずにはいられませんね。そんな本作が気になった方は是非とも、拝見してみては如何でしょうか?

 第2位 ご注文はうさぎですか?BLOOM

ご注文はうさぎですか?BLOOMキービジュアルより


https://gochiusa.com/bloom/

TVアニメ「ご注文はうさぎですか?BLOOM」公式サイトより

 上記にも書きましたが、本当はダーウィンズ・ゲームが一位なんです。しかし、そうはならなかった。それは何故か?それはもう、僕個人の意思、ごちうさ教の信徒だからです。
 というのも、ありますが、本当に嫌なことを忘れさてくれる魔法みたいな時間だったからです。
 これだよ、これこれ。ずっと、この時を待っていたんだよと言う個人的な意見で、2位にさせて頂きました。それだけじゃない理由を宜しくお願いします。

 ずっと、待ってた3期

そのイベントの帰りです。こんなアツい猛者達とまた逢いたいね
リゼシャロもっと流行れ
これは会場の一枚です。本当にお気に入りの一枚です。

 実は東京の八王子のJ:COMホール八王子 (旧オリンパスホール)にて、開催された2018年のごちうさDМSパーティーに参加しており、その中で、発表された3期開始の報告。時期は2020年。
 最初は随分、先と思ってたのですが、実際は本当に長かった。途中、OVA発売もありましたが、時は流れ、ゆるキャン△やら、何やら、ありまして、ようやく、放送開始のその日はまた実家に帰って来た感覚に、懐かしくも、愛おしい時間が戻ってきた時は涙が出ましたね。

 その会場での話なんですけど、そのイベントで1人で参加。当時は大声出しが許可され、良い時代だったなと思いつつ。
 席を間違え、隣で座ってた方とお話して、一緒に三期決定を喜び合ったあの日が懐かしいです。

 ごちうさの魅力と言えば、やはり、事件も起きない、ありふれた日常に隠れた可愛いやドキドキをくれるのが、ごちうさの魅力なんですよね。
 可愛らしいキャラと何気ない会話が満載の素敵な時間を提供してくれる今作。一期から、追いかけ始め、長い道のりを追いかけて来ました。
 その分、この空白が長かったが故に、どんどん、多くの日常系、きらら作品も増え始め、本当にごちうさ、大丈夫か?と思う毎日。
 アレを乗り越え、ようやく、始まった三期はとっても、可愛く、楽しく、不変の存在、それこそが、ごちうさと証明したと思います(個人の感想です)。

 そんな暖かい気持ちを取り戻し、いきなり、トップスピードでギアを上げていく可愛さをぶっ放すごちうさが帰って来たと思いました。そんな愛おしい時間を振り返って行こうと思います。

実質、千夜主人公

ご注文はうさぎですか?BLOOM第5羽「彼女は熱き旋風 彼女は気ままなそよ風」

 今回の第三期は勿論、主人公の保登心愛(以降心愛)の回もありますが、どちらかと言えば、彼女は裏方で、他の主要人物を明るく引き立てるポジションに座っており、彼女でしか出来ない奇想天外な支え方がとても、素晴らしい。

 そんな中で、心愛の嫁は彼女が居候するrabbitHouseのマスターの娘である香風チノ(以降チノ)なんですけど、基本この作品はその店を中心に個性豊かなキャラ達が織りなす何気ない日常を描いた本作。
 そんな今作一番出番が多かったのが、そんな心愛のもう1人の嫁こと、甘兎庵の店長の娘こと、宇治松千夜(以降千夜)なんですよね。

 何と、彼女の出番は12話中5話もメイン回があったりと優遇されっぷりが、半端ないんですよね(ごちうさはAPART、BPARTあるので、半分にはなるんですけど)。
 そんな千夜の出番が多いのですが、どの作品に於いて、登場人物が頑張る姿が描かれています。そんな千夜推しの方々には、今回は神回連続だったと思います。

 例えば、彼女が通う学校で行われたマラソン大会。そんな大会で、親友の心愛に負けない為に、彼女の友人で、rabbitHouseで働く天々座理世(以降リゼちゃん)に協力を頼みます。元々、運動音痴の彼女は体力に自信が無い為、毎朝に走り込みに行きます。
 その結果もあって、何とか、完走することが出来ますが、当の心愛はその彼女を利用して、ゴールしたり、完走出来たのは、私のお陰と言ったりいつも通りの彼女だったりと笑いながらのワクワクする終わり方にいつものごちうさに満足しました。

 この回に限らず、基本、ごちうさはその話数毎に、ヒロインの面々が、何かに頑張ったり、勘違いしたりとそんなのほほんな毎日が繰り広げられるのですが、これまでの千夜はどちらかと言えば、裏方が多かったのですが、そんな彼女の頑張る姿がとても、素敵で、観ていて、元気も貰えます。

 その他にも、千夜の活躍が著しい今回の三期では、色んな側面の彼女が一杯の今回。そんな彼女を含め、成長の裏側には、心愛が強いのかもですね。  
 彼女の直向きで、明るく元気な姿に、成長する姿がきっと、千夜を変えてくれたんですよね。そんな三期のメインは千夜と言っても、差し支えない今回のごちうさはそれだけじゃあないので、それも説明していきましょう

ミライへ

ご注文はうさぎですか?BLOOM第6羽「うさぎの団体さんも大歓迎です」

 今回の回は主に成長をテーマにしており、色んなキャラの将来を描いていました。
 それまでの可愛いけど、ちょっと、残念な彼女たちが、ミライに向けて、一歩を踏み出すような何処か、遠くに行ってしまいような寂しさを抱えつつも、明るい方へ、進んでいく姿が印象的でした。

 先ほども、書きましたが、心愛はそんな彼女達を陰から、フォローしたりして、皆を励まします。基本、彼女を中心に、この物語は展開していきますが、基本はトラブルメーカーで、場を混乱させますが、そんな明るさが今作の一番の魅力であり、美点なんです。
 そんな彼女に触発されたのは、高校受験を控えるチノでした。

 彼女は元々、引っ込み思案で、どんな相手でも、敬語で接する程の大人しい性格。早くに祖父と母親を亡くしており、基本は父親のタカヒロさんとペットのティッピーと暮らしています。
 実はティッピーの中には、チノの祖父が乗り移っており、寂しい彼女を見守っています。
 此処が何で、こうなったかを考えるのは、野暮ですから、考察はやめろよな?

 そんなチノを変えたのは、心愛という存在でした。彼女の奇想天外で怒涛のハイテンションに振り回されながらも、笑顔が少なかった彼女を変えて行きます。それを象徴するのは、今作のOPENINGです
 最初の頃から、どんどん、距離感を詰めていく2人の姿が印象的で、このような粋な演出に、この2人が歩んできた道程を感じると思うと余計にエモいんですよね。

 しかし、心愛は異常なまでのシスコン(?)で、どうしても、姉になりたいという願いを叶える為に、彼女を妹として扱い、異常なまでのスキンシップを度々、行ってきたりと面倒くさい印象。
 しかし、3期ともなると彼女の御し方を心得ているチノだけあって、逆に手玉に取ってしまうことも多く、成長具合を感じます。良い言い方をすれば、成長、悪い言い方をすれば、毒されてるとも、受け取れもします。
 そこはそこということで(一番変わったのは、心愛に突っ込むが為に、声が大きくなったことというのが何とも)

 そんなチノに限らず、リゼちゃんやそんな彼女のことが好きな千夜の幼馴染こと、桐間シャロ(以降シャロちゃん)ちゃん含め、多彩な仲間達の紆余曲折(?)という程のこともない日常を通して、成長していく姿が魅力的な本作ですが、どんなきららものでも、必ずぶち当たる壁、それは進路です。

 チノたちは見た目は中学生というより、小学生みたいなルックスなのですが、高校受験を控えており、彼女達の進路も、今作では描かれています
 受験のエピソードはこの3期では、描かれていませんが、何処の高校にするかという悩みが描かれていたりとゆるいように見えて、ゆるくない現実も描かれていたりもするのですが、終わってみると大したことじゃないというのが、きらら系作品の魅力なんですよね。
 その為、真剣な内容ですが、気楽に楽しく鑑賞して貰えたら、幸いでございます。

 色んなミライへ、歩き出そうとする面々。それはもしかしたら、心愛が居なくても、進んでいたかもしれないし、そうはならなかったかもしれないミライも、あったかもしれません。
 色んな出会いや事件(?)やきっかけを通して、繰り広げられる楽しくも、愛おしい日々を描いたご注文はうさぎですか?ですが、続いてはそんな今回の回で、泣いてしまったエピソードや、エモくて、壊れそうになったエピソードまで、ご紹介します。

 第4羽 あったかもしれない日常

 高校生組のメイン回です。この回は心愛と千夜の通う女子高で、文化祭が開催されることとなり、2人の担当するクラスでの出し物から、その当日を描いたお話です。
 この回は千夜が、リーダーとなり、出し物をまとめ上げ、陣頭指揮を行い、それを心愛が支えるというものです。

 この回の魅力は、意外とナイーブな千夜とどっしりしてる心愛のコンビが、文化祭の為に、奔走する姿が描かれています。
 いつもは、トラブルを巻き起こすマイペースお騒がせコンビの2人が、意外な活躍を見せるのですが、当日にやらかすという相変わらずな感じに笑ったり、何処か、安心したり。
 そんな仲良しコンビに、嫉妬するシャロちゃんとリゼちゃんも、また可愛いのですけどね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88

  そんなAPARTから、BPARTの文化祭当日。いつものメンバーこと、チノとその友人こと、マヤとメグ、リゼちゃんとシャロちゃんの面々は、心愛達の学校に訪れます。その中で開催されていた催しは、オクトーバーフェストと呼ばれるドイツのビール祭りをモチーフにしたお店を出店
 ビールではなく、リンゴジュースに泡を乗せたものを中心にした物を販売して、盛り上げていました。まず、クオリティが高い。とても、高校の文化祭の出し物とは、思えない位、内装や食べ物の質が凄い。それ位、素敵なお店で感心する面々。

ご注文はうさぎですか?BLOOM第4羽「あったかもしれない日常」

 しかし、スケジュールミスが発生。店員が居なくなり、店を回せなくなる事態が発生。これはこの店の持ち味と震えが止まらない心愛と千夜。そんな2人を背にリゼ、シャロ達が立ち上がり、この店を支えます。
 個人的に心愛が作ったティッピーの被りものがあるんですが、それを被って、お店の広告を買って出たチノさんが笑えました。仮面を被れば、最強なんですね。

 そんなピンチを切り抜けた心愛達でしたが、委員長の粋な計らいから、リゼシャロは心愛達の学校の制服を着用することになります。それから、文化祭を偵察という意味合いで、高校生組の面々は、校内を観て回ります。
 その姿は、もしも、4人が同じ学校だったら?と言った感じの雰囲気がとても、エモーショナルで、気持ちがとても、揺らぎました。世代はほぼ、同じで、心愛が繋いだ縁で結ばれた4人の乙女。
 それを物語るチノが撮って貰った写真がラストというのがね。エモエモのエモで、この優しい空気感が、ごちうさなんだよなぁ~と思う終わり方でした。

ご注文はうさぎですか?BLOOM第4羽「あったかもしれない日常」

 
 この回の良い所は、高校生組の面々が、心愛達の通う学校で、もしかしたら、同じ学校だったら?という夢を一時ではありましたが、叶えてくれた回でした。ずっと、そういう展開を心の何処かで、期待していたので、そんな夢心地になれた素敵な回でした
 普段は観られない同じ服を着て、皆で色んなことを楽しむという姿には、この4人がもしも、同じ学校の同級生で、仲良くしてたら?というミライのありえない姿かもしれないけど、実はいつもの4人と変わらず、何処に行っても、結局は仲良く、楽しく過ごせるのでは?という答えにも、なっていると思います。
 お堅い理由を述べてますが、結局は、可愛いから、それでОKということで。

 この回で、チノが心愛の通っている学校に決めるのですが、アニメでは描かれていなかった部分なので、これがまた憎いことすんなぁと思ってしまいましたね。
 原作も最高のごちうさですが、アニメでしか出来ない演出で、ファンを惹きつけるごちうさの懐の広さよ。
 この回に限らず、アニオリの展開や演出含め、色んな表現が満載のごちうさを益々、好きにならないわけがない展開の連続に、ぴょんぴょんせずには、いられませんね。

 ごちうさはチマメ隊が人気なんですが、僕は高校生組が好きなんですよね。理由は推しがいっぱいだからというのとあの空気感が好きなんですよね。百合の良い香りもしますし。
 そんな高校生組メイン回は、癒し要素やそれぞれの立ち位置が決まっていて、良い感じのコント感が良い。因みに心愛と千夜が賑やかし、リゼシャロがそれを収めると言った感じ。それだけじゃないんですけど、今回はそんな感じで。
 この4人が織りなす何気ない空気感がまた面白い。この回は何度も言いますが、原作で好きなエピソード上位だっただけに、予想以上に心がときめいて仕方なかったですね。アニメの良さを十二分に発揮した神回でした。

ご注文はうさぎですか?BLOOM第4羽「あったかもしれない日常」エンドカード

 そんなもう1つの神回はそんなこの回を超えた回でした。

 第7羽 今夜は幽霊とだって踊り明かせる Halloween Night!

 僕が推したいエピソードはこの回のBPARTです。この話数は、ハロウィーンをテーマにしていますが、APARTは千夜回で、ハロウィーン前の出来事を描いており、マヤとメグが奮闘する場面や千夜の変な方向に向いた努力の姿が描かれております。
 
 そんなAPARTからのBPARTはハロウィーン当日、チノは高校生組のリゼ、千夜、シャロと合流します。それぞれの衣装はハロウィーンに相応しい艶やかな衣装かと思いきや、チノ、シャロちゃん、千夜の3人の服装は怪盗ラパンで、いつもと変わり映えがありません。そんな中でのリゼちゃんはまさかのポリスの格好で登場。これが凄く良い。
 しかし、そんなメンバーを他所に、肝心の心愛さんが居ません。彼女は一体、何処に?(怪盗ラパンはこの世界に出てくる小説です。怪盗がお宝を盗む作品で、子供たちの間で、大人気の作品です。因みにこの話を書いているのは、青山ブルーマウンテンさん。この人がこの世界の話を大抵、書いてます。このBLOOMでも、彼女のエピソードがありますので、是非とも)
 
 そんな心愛は1人、迷子になってしまいます。其処で出会った子供を笑顔にしようと手品をしますが、失敗してしまい、馬鹿にされ、泣いてしまいます。心細さか、珍しく泣く心愛が、何とも、アイらしい。
 そんな彼女の前に、謎の魔法使いが現れます。それから、心愛が失敗した手品を見事に成功させます。そんな姿に、心愛は出来ると察します。そんな彼女は、その手品を教えて貰いますが、ジェスチャーだけで、意思疎通を図りますが、其処は心愛、何とか、会話を成功させるのだから、恐ろしい。

ご注文はうさぎですか?BLOOM第7羽「今夜は幽霊とだって踊り明かせるHalloween night!!」


 一方、そんな心愛を探す面々は、中々、見つからない心愛を探します。その中で、シャロちゃんがリゼちゃんの着用していたポリス衣装を、リゼちゃんはシャロちゃんの怪盗ラパンの服装にお互い、着替え現れますが、シャロはグダグダの情けない格好なのが、残念で良い(リゼちゃんは巨乳でサイズが違うから・・・)。 
 実はシャロちゃんが着替え中に、心愛を誰が早く見つけたら?勝負を勝手にしていたリゼちゃん、千夜、チノの面々。その流れからのシャロちゃんという補足を含め、何だかんだで、心愛抜きでも、楽しむ一行。 

 しかし、一向に心愛は見つからず、千夜の大胆な作戦。それは心愛の夢であるお姉ちゃんと呼んでみると言う一行。こんなので、現れると思われている心愛のことを思い、飽きれるチノでしたが、仕方なく叫ぶことに。  

 そんな声にまさか、反応する心愛。するとその魔法使いも、微笑みを見せるとチノも、何かを感じ取ります。するとその謎の魔法使いが姿は消え、気が付くとティッピーと怪盗ラパンに扮した3人とポリスシャロちゃんに捕まり、ごめんなさいと謝る心愛。 
 その中で、チノは少し感傷的な感情を抱くのですが、そんな彼女を元気にする為、そんな心愛も、覚えたての手品で、チノを元気付けます。
 その手品は母親が得意だった思い出のもので、チノは驚きますが、笑顔を見せ、2人はリゼちゃんの声の下、その方へ、走り出すのでした。

 この回は原作で、本当に泣けたエピソードの一つで、本当にあの魔法使いの正体は誰なのかは、詮索したくはありません。
 この回全体通して言えるエモさが凝縮している内容とアニメオリジナル要素含めて、切ない気持ちに気持ちに締め付けられそうな感情に流されてしまう素敵な内容で、原作勢である僕も、納得の素敵な回でした。

 これを観て、泣いてしまったのは、チノの気持ちが分かるというか、まだ幼い(この当時中3・ルックスは完全にJS・現在高校生)見た目で、あんなに明るく元気な母親を亡くしたら、凄く傷つくだろうから、益々、引っ込み思案になってしまいそうです。
 
 だからこそ、そんなチノにとって、心愛という存在に、どれだけ、救われていたかということの証明とも言えるんですけどね。
 そんな心愛とほぼ、毎日一緒で、電話も繋がらない状態。心配じゃなかったわけも無く、もしもとか、考えてたはず。その流れからのあの魔法使いの何かを感じ取った場面が、きつかったですね。
 お母さんに会いたいなと寂しくなっても、仕方ない年代だからこその寂しくなって、涙を流す姿と心愛やティッピーの優しさに触れ、元気を取り戻すチノの姿が、とても、印象的な回で、号泣しました。

 大切な人を失う辛さは痛い程、よく分かっているので、最後の心愛の手品こそ、チノにとっての福音であり、我々、視聴者にとっての救いだったんだと思うと気持ちが暖まるような優しい展開に、メンタルがやられました。

 先ほどの記事では、高校生組が好きと書きましたが、そんな4人よりも、好きなのは、実を言うとチノを含めたPetit Rabbit'sがイチオシです。
 良いバランス、黄金比、完璧な調整、無駄のない5人、岩倉使節団等、色々、言いたいことはありますが、素敵な5人なんですよね。
 この5人が揃うことって、今の原作では、中々無いんですよね。最近はマメ、フユがメインになる回も、多く、だからこそ、貴重だし、アニメ古参としては、この5人回が一番落ち着きます。原点にして、頂点な感じが強いです。

 心愛がトラブルを巻き起こし、チノがツッコミ、千夜が爆弾を投下し、それから、リゼちゃんがそれをまたツッコミ、シャロちゃんが酷い眼に遭うみたいな流れが面白い。これに限らないのですが、一番精神的に、楽しく、安心して見られるのが、原初の5人である彼女達なんです。
 本当に個人的な主観で申し訳ない。しかし、これは僕のblogなんだから、勘弁してくれ。こういう主張だって、あるんやでと分かって欲しい次第で、ございます。
 
 話しは脱線しましたが、そんな神回こと、第7話に限らず、今回のごちうさも、神回揃いだったので、是非とも、観て、ぴょんぴょんしてほしいですわ。

ご注文はうさぎですか?BLOOM第7羽「今夜は幽霊とだって踊り明かせるHalloween night!!」


番外編 リゼシャロについての考察

ご注文はうさぎですか?BLOOM第7羽「今夜は幽霊とだって踊り明かせるHalloween night!!」

 お察しかもしれませんが、僕のごちうさの推しはリゼちゃんです。その次がシャロです。この2人がマジで最推しなので、続いては、そんな最高の先輩・後輩コンビこと、リゼシャロについての考察と称した推しトークについてのお話しでございます。
 
 この2人は同じ高校に通っていますが、リゼちゃんは上級生で、シャロは後輩に当たります。因みにお嬢様学校で、リゼちゃんは何で財を成したかは、不明ですが、お金持ち一家の一人娘です。一方のシャロちゃんは、貧乏家の娘で、推薦入試でこの学校に、入学した才女です。
 この2人は、性格もお金も、何もかも、全然違う2人ですが、そんな2人の仲を深めたのは、またしても、心愛なんですけど、そこは今回はスルーで。


ご注文はうさぎですか?BLOOM第11話「にっこりカフェと七色の魔法使い」


 
 シャロちゃんの視点で見るリゼちゃんは、高嶺の花。そもそも、彼女達が通うお嬢様学校では、大人気を誇る存在。それ故に、ファンも多く、普段では、会えないような高貴な存在。それがシャロちゃんから見るリゼちゃんだと思います。
 そんなのも、相まってか、普段はまともな部類の彼女ですが、リゼちゃん大好き過ぎて、たまに暴走したり、過剰反応、その殆どは、空回りで、中々、思いが伝わらないのが、実情なんですよね。
 傍から見ても、変態拗らせた百合属性なシャロちゃん。そんな彼女の思いが届く日が果たして、訪れるのか?

ご注文はうさぎですか?BLOOM第8話「スタンプ スリープ スタディ スマイル」


 一方のリゼちゃんは、そんな思いに気が付くわけも無く、可愛い後輩とい
う感覚なんでしょうけども。金銭感覚がおかしいみたいなお嬢様キャラ特有のアレは幼少期はありましたが、基本は男勝りで、熱血漢の頼れる姐御肌キャラで、シャロちゃんにとっては、王子様キャラであります。
 リゼちゃんは、シャロちゃんのクリティカルヒットで、隙の無い攻撃を繰り広げる存在。これには、僕じゃなくても、ぶちのめされてしまう程のカッコよさと愛らしさのギャップがスゴイのが、リゼちゃんなんですよね。
 いつも、近くに居て、こんなにシャロちゃんの気持ちに、気付いているのか、居ないのか?ともかく、ラノベ主人公みたいなリゼちゃんの本心とは?

 こんな感じの2人だけが、第3期でPICKUPされる回は今回は無いのですが、ちょいちょい絡んでくる感じですかね。そこは残念な気がしてならないのですが、その百合百合ポイントが、気持ちがキュンキュンします。
 個人的に、3期になるとシャロちゃんの変態具合が、加速しているような気がしてなりません。それを印象付けるのは、第1話で、リゼちゃんの服を着るシャロちゃんが、昇天する場面は、どうした?と思います

 シャロちゃんは、リゼちゃんを先輩付けしています。そんな彼女に対し、ちゃん付けで名前を呼ぶことを強要するリゼちゃん。しかし、その言葉に動揺を隠せないシャロちゃんが凄く可愛かったです。

 そんな感じのちょいリゼシャロが3期の特徴でございます。供給が少なくて、少し不満だったりするんですが、その分、メインキャラ2人に焦点が集められています。それはそれで、寂しいような、哀しいような?
 そんな3期でのポジショニングはシャロちゃんは千夜と一緒にいたり、心愛と行動する回が多く、中々、2人きりという場面が少ない印象。
 一方のリゼちゃんは、彼女の夢が、先生と言うのもあってか、色んなキャラと行動を共にする回が多く、中でも、チマメ関連が多いかもですね。彼女が先生を志すきっかけでも、あるので、致し方ないのかな?

ご注文はうさぎですか??第10羽「Eを探す日常」

 そもそも、現状、2人きりだけの回は2期の10話だけなんですけど、それでも、中々、リゼシャロと言う神カップリングが共鳴する回が今回は少ないのが、実情。その上、シャロちゃんは、彼女の前だと、素直になれない場面も多いのですが、言う時は言うと逞しくなっていきます。しかし、肝心なポイントでは、素直になれなかったりするのが、また良い。

 色んなお題目を長々と語っていますが、この2人の1番の良い所は、何と言っても、お互いに家に行ったり、一緒に行動したりと仲良く行動し、男子顔負けのモテスキルのあざとさで攻めるリゼちゃん。
 そんな人間味溢れる彼女にガチ恋しているシャロちゃんの純情で、報われるのか、報われないのか?振り回しているつもりが、振り回されている関係性と回によって、色んな味わい、即ち、色んな百合営業を行う2人を観ている時間が、誠に楽しくて、楽しくて、仕方がないんです。

ご注文はうさぎですか??第2羽「灰色兎と灰かぶり姫」

 そんなシャロちゃんですが、お隣さんで、親友の千夜と言う彼女もいたりと三角関係?と思わせておいての心愛とも、仲良しだったり、チノに憧れを抱かれたりと基本、皆仲良しで、色々な場面で、百合を発揮していきます。 シャロちゃんは、リゼちゃん以外、特に親友の千夜に対しては、強気なんですが、すぐに付け込まれてしまい、逆ギレという流れが、基本。これは心愛にも言えることなんですけど、同級生なら、気楽に接することが出来ますしかし、不幸体質とイジラレ体質故、大体、振り回されてしまいます。

 そんなリゼシャロですが、何と、3期の最終回にて、リゼちゃんが、大学進学を決めてしまいます。これが何を意味するのかと、言えば、卒業し、直ぐには会えなくなってしまいます。これは寂しいけど、仕方ない。
 ごちうさだから、すぐに会えることは、会えるんですけどね。そんな2人の幸せはあるのか?そんな彼女に、新たなライバルキャラが?色んな波乱が起きそうで、実際は、何も変わらないかもしれないこの2人の今後と幸せを祈りまする。

 そんな2人を好きになったきっかけは、覚えてません。何を隠そう、最初のごちうさの推しは、シャロちゃんだったので、その後に急激に伸びて来たリゼちゃんの勢いに負け、今に至ります。
 多分、いつの間にか、2人で百合百合している所を、何となく観ていて、好きになって、いつの間にか、抜け出せない沼に堕ちて行った感じでしょうか?

 そんな2人をガチ推ししてる僕のおススメは第1期の第3、5、7、8.9話、第2期1、2、8、10話がおススメです。これはもう、是非とも観て、この素晴らしき百合模様を堪能出来ますので、是非とも、肌で感じて欲しいです。彼女達、2人が織りなす奇跡の百合百合タイムを何卒、宜しくお願いします。

ご注文はうさぎですか?第7羽「call me sister」

まとめ

現物のはっぴです。これで僕のリゼちゃん愛が伝わったはず。シャロちゃんも買えよ、ボケ。

 ごちうさだけ、文字数が本当にヤバい気がしますが、気にしません。
 実は、最初に書いたと思いますが、ごちうさのイベントで、その当時は会場の物販で、買えなかったので、事後通販で購入したリゼちゃんの法被があるんですよね。めっちゃ、高かった記憶があり、未だにイベントに参加せず、未使用のままなので、いつか、法被を着て、ごちうさイベントにカムバックしたいもんですね。

 これは確信ですが、必ず4期はあります!!!そんな4期はごちうさにとって、分岐点のような回なので、必ずアニメ化します!!ただ、長いのが、たまに傷なんですけど。アニメ化にするにしても、2クールは必要です
 それ位、話が長く、いつまで、都会におんねん?と思う位、長く、ごちうさの空島編だと、確信してます。

 そんな、中々、ごちうさを拗らせた情けない男のblogはここまでです。どうか、ごちうさ3期の面白さが分かってくれたら、幸いですので、是非とも、観てね。

最後に

「ソードアート・オンライン  アンリーシュ・ブレイディングより

 ようやく、此処まで書き終ることが出来ました。このblogを書き始めたのは、今年の5月29日らしいですよ。そんなことを書いていたら、この始末に。どうしてこうなったかと、言えば、忙しかったとか、面倒くさかったとか、記憶が劣化してしまい、思い出すまでに、物凄く時間がかかってしまったと言う所でしょうか?
 そんなことしてる間に、僕は三十路になってしまい、今年も残すところ、あと僅かになってしまいました。はわわわ~。

 しかし、まだ第1位が残ってます。因みに第1位はソードアート・オンライン
アリシゼーション War of Underworldです
。お分かりと思いますが、それです。しかし、これについて、1年も寝かせた挙句、ごちうさでこれだけ、書いたのに、滅茶苦茶書きたいことに溢れてるし、何より、書くのは、本当に体力仕事で、好きなこととはいえ、1つ完成させるとめっちゃ、疲れて、だるいなというね。そんなんだから、今頃になって、blogが完成したんですけど。
 それに、まだまだ、書けてないエリアも沢山あるので、それもいつ完成するか、分かりません!
 しかし、最後まで、書いて見せる。来年までには、必ず。来年は長いから、気を長く待っててね。

 それが終わったら、2021年の神アニメランキングと考えただけで、マジできついけど、好きなことを語ると止まらなくなるんですよね。どんどん、書いて書いて、止まらなくなるの。
 これ以上無い推し活ですよね。うん、そういうことで!!!

 この26000字に及ぶ推し活を最後まで、或いは、好きな部分含め、読んでくれた方がいましたら、スキとコメントをお待ちしてます。

そういうことで、皆様、またいつか、会いましょう。

 僕に書く気力が残っていたら・・・・

 
 
 


 

 

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