見出し画像

今週のキングダムPART115第755話「運命の日」


はじめに

 今回から、書き方を少しばかり、変えてみようと思います。
 いよいよ、桓騎編の終焉が見えて来た今回のお話について、考察させて貰います。本当にこんな時だからこその伏線回収回でしたね。
 詳しく知りたい方は上記のリンクをご確認下さい。それでは、どうぞ。

キングダム第755話「運命の日」感想戦

 

王翦軍と合流

 何とか、李信達は、王翦軍の倉央と合流を果たします。
 いきなり、倉央に殴りつける李信ですが、手で受け止めます。当然です、死ぬと分かっていた上で、見限られたんですからね。
 李信の怒りは当然なんですが、自分達も動こうとしたが、動いた所で、李牧には敵わないという事実を突きつけます。
 李信の怒りは止まらず、王翦を殴りつけたい気持ちに襲われますが、そんなことを許されるわけもなく、その怒りは李牧を倒した時ということで。

 それから、李信達、飛信隊は、閼与に入城。王翦と宜安決戦の詳細を話しますが、その全てをテンに託し、李信は沈黙を貫きました。

 李信も、今回の一件は王翦でも、どうにもならないと頭でも分かっていても、どうにも収まらないこの思いが、今後の展開を大きく揺るがしそうな気がしますね
 王翦さんは壁を利用したりと勝つために、私情を優先しない冷徹な男なんで、しょうがないんですけどね。こういう所が出ちゃうとね。
 
今回は全然、いいとこ無しだったしな。弱くなったもんだなぁ。
 本当に李信にとって、桓騎が大きかったかが、伺えると思いますね。本当に、今後の新たな火種が燻りそうな今後に要注目です。
 皆の記憶から、壁が忘れられてそうだけど、次回から、壁の壮絶地下労働日記が始まってしまうのでしょうか?

帰郷

 それから、数日後、蒙恬率いる楽華隊、桓騎軍の残党も、到着。閼与に入城。半月の間、休養の末、飛信隊含む全隊は休養することに。
 趙軍も、追って来ない所を見ると李牧が倒れていることが大きかったのか、それとも、秦国はどうでもいいのか、桓騎軍やれたしということなのか、ただ、めんどくさくなっただけなのか。
 本当に皆、生きていて、良かったです。本当に良かったです。歴史の修正力があるんで、分かっていたとしてもね。

 その道中、摩論は李信達に、今後についてのお話をするようです。
 桓騎軍の残党は、盗賊に戻るのではなく、彼等を傭兵団として、纏め上げるようです。これが、桓騎が摩論を活かした本当の理由なんでしょうね。
 オギコ経由の桓騎の伝言でも、夜盗達をこのまま、日陰者にしてはいけない、クソみたいな死に方をさせないと言う彼のカリスマ性の強さが現れていましたね。
 その言葉に、摩論も受け入れ、金さえあれば、李信隊を助けると伝え、自由に傭兵団をやるようです。果たして、彼等が活躍する日はいつ来るんでしょうね?
 テンも、それは悪くないと話す隙を狙って、桓騎軍の残党・范善が割り込んで来て、新たな紅春を作るには、金がいるので、李信に催促してきますが、すぐさま、拒否して、言い争うになってしまいます。そりゃ、あんな井蘭車だったらね。
 確かに元桓騎軍の残党なんで、バリバリ武闘派の実力者たちなんで、安心と信頼の実績込みで何とか、なりそう予感がします。まぁ、数は少ないけれど、そこは天才・摩論がどうにかするよね?
 こういう何気ない会話出来るのいいですね。ようやく、平穏になった感じですね。

白老との過去

 范善が、蒙恬を見つけ、あの白老の孫かと話します。ここで、桓騎と蒙驁の過去が明らかとなるようです。これをずっと、待っていた。
 蒙驁にとって、桓騎は副将だった時代があり、その頃からの付き合いがあって、その経緯は未だ分かっていませんでした。
 噂では、連戦連敗続きだった蒙驁が、夜盗一味桓騎狩りをしていた際に、配下にしたという話でしたが、実際は桓騎軍に敗れ、捕縛されてしまったという酷い黒歴史だったのです。
 これには、当事者である摩論も、范善も大笑いでしたが、李信達は驚きを隠せずにいました。

 場面は、その当時の彼等のアジトにて、桓騎の下に引っ立てられた蒙驁とその配下たちの場面に移ります。
 しかし、桓騎に全く動じない蒙驁は、彼に語り掛け、彼の有する才能に、いち早く気づきます。こういう所は人を見る目がある才能の持ち主である白老らしいというか、何と言うか。
 夜盗をやっても、先がないことを伝え、ここが運命の日。彼の力を使う場所は、もっと、広い場所にあると語り、彼を副将にすると言うのでした。

 一度は桓騎軍の面々から、命を取られそうになる程、追い詰められてしまいますが、桓騎はそれを受け入れ、以降、桓騎は蒙驁軍の配下に下ることになります。
 その後、捕縛されていた縄を力づくで、破壊する蒙驁のヤバさというか、これも全て、彼の計算だったのかと思うと本当に人徳のある将軍だったんだと実感しますよね。彼が居なかったらと思うと正に命の恩人だったと思います。
 これから、敬うようにと煽る辺り、マジで大将軍だったんだなぁと。

 李信達は信じられない様子でしたが、砂鬼一家から、本当らしいという確証を得たようで、桓騎もこのままではいけないと分かっていたからこそ、この選択をしたものの、少し荒れたらしいという後日談を込みで別れが近づいていました。
 ようやく、あんなに下々の者に対して、何の責任も取らない上の人間を激しく憎悪する桓騎が、蒙驁将軍には心を開いていたかの説明が出来た気がしました。きっと、彼だけが、桓騎の抱える闇に気づいていたからなんでしょうね。
 だからこそ、桓騎自身も、彼にだけは、心許していたんだと思います。本当に、蒙驁自身は六将のようには、なれなかった
と言いますが、これだけ観ても、本当に立派な大将軍だったと思います。
 武功を挙げられなくても、人を見抜き、教え、支え、羽ばたかせる。こういう才能が欲しいし、こういう人間でありたいなと実感しましたね。
 流石の白老にございます。

 摩論は砂鬼一家の長・衣央を誘いますが、それを拒み、桓騎の旅は終わりを迎えたので、聖地に帰ることにしたようです。
 ぼうぼうだけど、それが桓騎の最期の願いと信じての行動だったと思うんですけどね。

 そして、後は李信、あなただけですよと諭す摩論。李信は何がと思っていたようですが、桓騎軍の残党達は、前を向き、新たな一歩を踏み出したようですが、一人だけ、割り切れてない人がいました。
 それは、紛れもない李信その人で、摩論から、今回の一件、一番悔しがっているのは、李信だったということに。
 果たして、その真意や如何に?

まとめ

 簡単に言うと蒙驁回だったと思います。彼の人徳が今の秦の礎と思うと何とも、思う所があると思います。
 これから、もう一人の副将だった王翦の過去も分かる日が来るのかな?
 もっと、桓騎の過去が知りたかったんですけども、これ以上掘り返す所はもうないのかな?もっと、前の過去が知りたかったんですけど、それは知らない方がいいのかもしれませんね。

 今回の戦いは、過去最悪の負けなんで、李信も相当、やられている気がしますね。将軍という重責もありますが、桓騎を助けられなかった、何より、彼に背中を押された形というのが、悔しさの根源にあるんだと思います。
 本当は桓騎を超えたかったし、彼のようには出来なくても、彼を超えたかったのは、事実だったと思います。絶対に、そんなことを認めることは無いと思いますけどね。
 
 これからの李信は、桓騎のような残虐非道な行為に手を汚すことはしないにしても、大人の世界を味わった彼がどう進化するか、どう今回のことを以て、成長していくのか?注目すべきことが多い気がしますね。
 きっと、嬴政の前で泣いちゃうんだろうなぁ・・・。

 それぞれが、それぞれの道に一歩を進めようとした今回。李信だけが、こういうウジウジしているのが、とても気持ち悪い。彼らしくないというか、彼らしいというか。
 果たして、どういう形で、踏ん切りを付けるのか、次回がとても、楽しみです。
 こういう形で、桓騎や過去キャラの掘り下げ、今後の火種と様々な要素が満載で、結構楽しめた回だったと思います。
 次回は一皮剥けた李信が観られるのかな?

 次回 お楽しみに。

最後に

ⓒ集英社より キングダム68巻

 

 キングダム新刊68巻を購入しましたので、ご報告致します。
 激動の宜安決戦の模様を完全収録。読めば読むほど、桓騎の株価が、うなぎ登りに対し、李牧さんの株価が、どんどん下落気味なのが、哀しい今回。
 本当に桓騎様が、カッコ良すぎるので、是非とも、読んで、ファンになって欲しい限りでございますれば。
 おまけの桓騎一家結成秘話が、面白いので、是非とも。黒桜さんさぁ・・・。

 他にも、舞台版キングダムの配信が決定したりと様々なことが決定しているキングダム。まだまだ、目が離せませんね。
 映画もあと100日を切り、公開はまだまだ先ですが、これから、大きな大炎となっていくんでしょうね。楽しみな限りです。
 もっと、このblogを読んで貰いたい。

 それでは、最後まで読んでくれた同志諸君は、スキとコメントお待ちしてます。
 フォローとキングダム同盟もお忘れなく。
 それでは、皆々様、ご武運を!!!

  
 
 
 

 
 
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?