今週のキングダムPART52第692話「第三の兵」

 今週は待ちに待った桓騎将軍の奇策が炸裂。これまで、負けムード漂う中での一打が扈輒達に襲い掛かることになります。そんな戦の天才の奇策とその実態をお届け致します。その他にも、アニメの感想を含め、宜しくお願いします。

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幻術

 これまで、優勢に思えた扈輒達本陣の面々。ゼノウという桓騎軍最強の矛を含め、襲い掛かってきました。現在、この本陣には3000の兵しかおらず、完全に動揺を隠せません。何を考えているのかを、トレースする扈輒。前回の王翦同様、孫臏に気付きます。

 兵の一人は竈の数は間違えてませんと進言しますが、どうやら、我々は敵兵の数を完全に見誤っていたことに気付きます。それまでの脱走兵の数が鍵になっていたのです。

 それまでの脱走兵は全員、霧散したかに思えたのですが、実は逃げた兵、残った兵の他に、隠れた兵が存在していたのです。その兵達は死体に紛れて、前線で闘う彼らを後目に扈輒の本陣をすり抜けて、此処までやって来たのでした。

 しかし、そんな扈輒軍の兵達は流石にそれは気付くだろうと言いますが、数十・数百の数の兵の少しが居なくなっても、それに気づく程、戦は楽ではありません。この展開は正になるべくしてなった展開だったということですね。

 岳白公達の陣営が倒れたことにより、飛信隊のいる左軍に援軍を回したことにより、桓騎達も動き出したという顛末でした。つまり、影丘を抜かれなければ、この戦略が成就しなかったわけです。こんな危うい作戦でしたが、桓騎はつまり、李信達が勝ち進むと信じていたからこその策略だったわけでもあります。

 だとすると桓騎将軍は何時から、仕込んでいたのか?脱走兵は最初から逃げていた。何も知らずに逃げていた彼らを如何に拷問を行っても、無駄な時間だった。つまり、この戦を始める前から、この作戦を展開した。最初から、万の脱走兵が出ることを分かった上で、こんな無謀な策戦を始めたのです。その目的は扈輒自らの首を獲りに行く為に此処まで来たということ。その恐ろしい謀略に彼らも唖然となり、言葉がありません。

 だよな

 そんな策に完全にハマってしまった扈輒軍の面々は、夏満の進言により、此処を脱することを考え、虎白公のいる方に向かいます。しかし、桓騎達も、それを読んでいると予測し、左の空白地に逃げ込むことを考え、飛び出して行きました。

 そんな彼らの目の前に現れたのは、非情にも、桓騎軍の面々でした。

 「だよな」の一言でようやく、相対した桓騎と扈輒。そんな2人により、長きに及んだ闘いの末、果たして、どのような結末がやってくるのやら?

まとめ

 今回は扈輒が話しているのに、完全に桓騎様の話でしたね。まさか、最初から逃げていた兵はそうすることを予想した上での作戦。24万の趙、8万の秦。無謀に思えたこの戦は全て、理に敵っていたわけで、これだけ、無理な闘いを挑んだのも、全ては完全勝利する為の布石だったということ

 これは王翦の言うように、正気の沙汰とは思えない作戦です。つまり、雷土の死も、王賁の重傷も、李信の活躍も含め、この壮大な罠を仕掛ける為の計略だったというわけです。恐ろしい、この為にどれだけの兵が死んだことか。逆を言えば、これだけの策をしなければ、倒せない敵だったからなのかな?

 まぁ、最初から桓騎様がこの作戦を考えていた時点で、大規模な戦になることは予測していたのでしょうから、これ位の犠牲で済むならという考えだったと思います。彼の闘い方は犠牲を最小限にする為の犠牲。勝つ為なら、手段を選ばないがモットーですから、彼らしいと言いましょうか。

 扈輒達も油断していたわけではありません。大規模な軍で、一気に攻め込んで、勝つ。ズルい作戦を挑んできても、これだけの本営の軍で攻め込めば、負けるわけない。それは戦も常套手段であり、大原則なんですよね。それをひっくり返す作戦こそが、今回の幻術だったんですね

 ともあれ、これだけの犠牲を払い、ようやく辿り着いた桓騎様。いよいよ、この戦も終盤。果たして、どんな終わり方が訪れることになるのやら?

 史実に基づく展開が待っているんでしょうけれど、桓騎様の今後に要チェックやで。

 キングダム第3シリーズ第21話「秘密の露見」

 https://kingdom-anime.com/story/detail.php?id=1000974

 今回は敵味方問わずの大乱闘。傅抵との激戦、カイネと貂の会話やあと八日間という期限と内容盛り沢山の回でしたが、久々の吹き矢に感動しました。

 何を於いても、久々の羌瘣が萌えましたね。彼女の教えを乞う為、信が土下座する場面からの羌瘣が可愛らしいと言いますか。そんな彼女のアドバイスが勝敗を分けたと思うとね。予告ではアイツとの最終決戦も控えてますから、とても、楽しみでございます。

 カイネが貂を捕虜にして、貂はカイネを助けようとした。敵国同士とはいえ、この2人の関係性は確かなもので、もしも、味方同士なら、良いコンビだったかもしれませんね。リアタイしてたら、ファイトー、一発!と叫んでたかもしれません。このネタ、分かる人少なそう。

 そんな激戦を何とか、乗り切った彼らでしたが、趙国の夜通しの脅しに寝られなくなる蕞の人々。そんな真夜中を嬴政が檄を飛ばし、何とか、支えます。彼の言葉は今この国のリーダーに一番必要な力かもしれないなぁ。勿論、勝つ為とは言え、子供まで闘わないといけない現実に少し、顔を歪める嬴政の姿が何とも、しんどい。麃公兵達も死なせない為の言葉も彼らしいと言いましょうか。

 その中での昌文君と信の会話であと8日間。そこを耐えることが出来れば、勝利。その言葉の真意は分かりませんが、それからの信達の奮戦ぶりは正に狂気の域。それから、5日目、何とか、耐えきったものの、倒れ始める蕞の面々。睡眠を取れない苦しみとそれまでのダメージで、最早、限界間際の彼ら。その中で再び、嬴政が兵達の下に現れ、で立ち上がる彼らの姿に心が痛みました。皆、命がけで王の為に闘う勇者なんですよね。誰1人として、諦めない姿、死ぬことも許されない覚悟、そんな真の王・嬴政の凄さがね。これは誰もが、心痛みますよ。良いことやってるけど、死よりも残酷な所業と分かった上での行動というのが、余計に辛い。

 そして、そんな乱戦の最中、子供兵が大ピンチに駆けつけ、罠に掛かった嬴政。その刹那の瞬間、斬られてしまう嬴政。その中でその正体を見破られたりと本当に大ピンチが続く中でのヒロイン(?)信のダイナミック口封じの場面がヤバかったですね。それだけ、嬴政が倒れること=秦終了のお知らせですからね。当然ですわ、そりゃもう。信がそんな彼を助けに来る場面を読んでて思ったのは、もう、詰んだですよね。それは無いんですけど。

 そんな次回はいよいよ、クライマックス。蕞攻防戦はいよいよ、決着が近づいてます。つまり、そろそろ、あの神回が近づいているということですね。これからの回は全部、リアタイ推奨で宜しくお願い致します

 次回キングダム第22話『出し尽くす』お楽しみに!!!

最後に

 どちらも、目が離せない展開の連続ですが、目を離さず、最後までこの作品を真正面から受け止めて下さい。どうぞ、宜しくお願いします。

 最後になりましたが、この文章を最後まで読んでくれた同志はスキとコメントお待ちしてます。アナタの考察含め、お待ちしてます。

 フォローもどうか、宜しくお願いします。

 キングダム同盟も宜しくお願いします。詳しくは固定しているblogをご確認宜しくお願いします。

 それでは、皆様、御武運を!!!


 

 

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