買った本の話(7月21日)

宝石の国の新刊が出ていたことをツイッターで知った(7月20日発売)。今最も美しい地獄として話題沸騰中の宝石の国、そのさらなる地獄へ私も一刻も早く向かいたかったので本屋に走った。新鮮な感想を早くネタバレを踏まずに浴びたかったというのもある。

『宝石の国』11

講談社、市川春子/著

「すべての宝石を粉に」っていう帯がもうヤバいし、表紙の右の子が主人公なんすよ…って言われて納得するやついる?しかしもうフォスわけわかんなくなってますね…。

特装版の博物図鑑が凄いというので探し求めたのだが、さすがにもう売り切れだった。出遅れた。まだ発売から2日なのに。重版が決まりそうなので、特装版がまた出回ったら買おうと思う。11巻が二つあることになるが構うものか。そのくらい早く11巻を読みたかった。

フォスが承認欲求をこじらせていたのというの、本当に悲しくてたまらなかった。どうしてフォスがこうなってしまったのか、というのは「自分のため」と「みんなのため」を混同してしまったからだと思う。し、フォスが唯一「人間」になれる可能性があったというのも悲しい。人の欲は不便から生まれるし不便だからこそ人なのだ…みたいなことをCCCイベントでBBちゃんが言ってましたね。不完全なものから最高の物は生まれ、最高のものからは最高の模倣しか生まれない、みたいなことを。悲しい。

『魔法使いの印刷所』3、4

KADOKAWA、もちんち/ 原著、深山 靖宙/ 著

パロディネタ盛沢山なので「何が元ネタなんだろう?」と考えるだけで楽しくなる。スエイ派閥もそうだけどガルパニアの方が大丈夫なのこれ…みたいな不安が…。

『鬼滅の刃』20

集英社、吾峠呼世晴/著

いつもの。じわじわと最終巻が近づいてきますね。完結したので最終巻まで買おうと思っている。一貫して「本当にそれが自分の望みだったのか」というのが書かれているのではないか…ということを今思った。

『終末世界百合アンソロジー』

講談社(講談社、一迅社)、内藤望/編

えっ、絶対好きだが……。そもそも終末世界というのが私は好きで、その中で生き抜く強い少女たちと、その関係に揺れる感情というのが好きだ。思わず手に取った。この企画が通ったの、少女終末旅行とか裏世界ピクニックの影響なのかなぁとか思わずにはいられないけれども。読むのが楽しみ。

『異界怪談 暗狩』

竹書房、黒史郎/著

怪談とかホラーっぽいものを読みたいなと思い購入した。異界に行く話は好きだ。きさらぎ駅も好きだし、エレベーターから異界に行く方法とか、設置されてる盛り塩を蹴飛ばして異界に行く方法とか、そういうのが好きだ。異界に行く怖い話が山盛り読めるのではないかと今から期待している。

これを選んだ理由としては2つある。
・短編集であること
・実話怪談っぽくないこと
実話怪談(?)というのも好きなのだけれど、以前に買った『「忌」怖い話 小祥忌』が合わなかったので。オチなどに挟み込まれる「聞き手」の合いの手が雰囲気を壊しているようで合わなかった。これは書いた人との相性かもしれないけれど、「フィクションである」と「ノンフィクションである」のどちらをも感じさせないという怪談が読みたかったのかもしれない。

没入感が欲しかったのかもしれない。

まとめ

また本屋に行ったら本を沢山買ってしまった…。うっかり。1万円財布に入れていくと絶対5千円近く使うので、本当に気を付けたい。そもそも1万を札で持ってるのが悪い。両替して小分けに持たなくては…。

おわり。


追記(7/25)

『異界怪談 暗狩』、特に異世界ものというわけではなかった。残念。でも語り口調は嫌いではなかったので読み進めることにする。

『終末世界百合アンソロジー』は、百合と銘打たれてるだけあって少女同士の感情のやりとりがメインで終末世界の方はおまけだった。少し残念。

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