シラフ

TVBros.【フェスボルタ リベンジ】⑱悟りの境地に佇む 無表情淡々シンガー シラフの長いプロフィールを公開!

TVBros.に掲載しきれなかったご本人にいただいた長いプロフィールを掲載します。

「長いプロフィール」

 1970年に何となく生まれ、18歳の頃に友部正人の歌を聴いてそれとなくギターを持ち、28歳の頃にうっかり歌い始め、風に吹かれて現在に至ります。

 友部さんを好きになった切っ掛けでそのあたりのフォークシンガーを聴くようになりました。三上寛、友川カズキ、遠藤賢司、なぎら健壱、斉藤哲夫などなど。拓郎や泉谷や陽水も好きだけど、そちらよりもこちらの人達により強く魅かれてしまうあたりでもう自分の立ち位置は決まったようなものでした。

 歌は多作派。思いついたらとりあえず形にして人前でやってみる。作った数なら250曲以上。でも、違うなと思ったらすぐお蔵入りにしてしまうので歌い続けている歌となると50曲ほど。

 色々な歌を作ってみたけれど、結局自分は自分の日常の中でポツリと思ったことを歌うのが性に合っているようです。行ったことのない国の戦争を嘆くよりも、遊んで暮したい、ビールが美味しい、お前なんか知ったこっちゃねぇ、ということを歌うのが自分だなと思いました。

 歌い始めた頃は、「これで飯が食えたら」と思ったりもしましたが、周りを見ているとそれが宝クジに当たるくらい難しく、また、自分の歌いたい歌はそれほど多くの人の共感を得られるような内容ではないと思い知り、それはすぐに諦めました。でも、趣味で続けていると思われるのは不愉快でした。そんな時に、the原爆オナニーズやGAUZEのように生活の金は他で稼ぎながら自分のやりたい音楽に嘘をつかずガッツリやっている人達を知ってかなり救われました。無理のないペースではなくガッツリやっている姿勢に本気を感じましたし、大事なのは本気で続けることであってそれで飯が食える食えないではないと知りました。特に原爆のTAYLOW氏はかなり尊敬しています。TAYLOW氏の「パンクロックはライフワークだから卒業するなんてありえない」という言葉は忘れられません。

 そんなわけで実家にいた頃は実家の植木屋を手伝いながら、実家を出て一人暮らしを始めてからは倉庫でフォークリフトに乗りながら休みや有給を使ってライブ活動をしています。仕事終わりでオープンマイクに参加しに行ったりもします。

 色々な所で歌っていたらミュージシャン仲間が増えました。三上寛さんとは自分が歌う前からファンクラブに入っていた関係でたまに対バンします。三上さんのライブは刺激になります。三上さんは都内だけで毎月何本もライブをやっているので客が割れてしまって2、3人の前でやることもあるのですが、それでも三上さんは手を抜かずにいつも通りのライブをします。そんなライブを何回も見ているので、自分もお客の数に関係なくいつでもどこでも同じライブをしようと心掛けるようになりました。

 近年は遠征ライブの数も増やし、ポエトリーリーディングもやるようになりました。いつものブッキングライブとは違う刺激があり、それが自分の新しい歌に反映されているような気がします。

 フェス的なものは自分には合わないなと思っていましたが、もっともっと色々な所で歌わないとなあと思うようになり今回応募させていただきました。

 よろしくお願いいたします。」


長い!

「フェスボルタ リベンジ」

2016年1月24日(日)渋谷clubasia
15時半開場 15時55分開演
入場料:2,000円+1D(早期予約特典あり。公式サイトよりフォームに入力してください。)

フェスボルタ公式サイト

ジョン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?