ジョンが出会った読者たち【第64話】
旧態依然としたフェス界に告ぐ!
『フェスボルタ リベンジ』開催決定!!
2016年1/24日@渋谷『clubasia』
★というわけで、リベンジします!
前回、同じ場所でやって 13 万の赤字になりましたが「失敗は成功のもと」。まずは小さなお山の大将二人が集まって、反省および方向性を今一度確認。新たなアイデアも出しあいます。それではどうぞ!
文/ジョン・ヒロボルタ
▲比較的イケメンな主催者、ジョン・ヒロボルタ。
▲コミカルな主催者、キネボルタ。
今のフェスは船長が先に逃げている!
キ(キネボルタ):また日曜なんすね…。
ジ(ジョン):そこしか空いてなかった。
キ:まじですか…。
ジ:でも、リベンジしたいんだ。新しいフェスのあり方を世の中に提示したいんだ。
キ:誰でも出られて、誰でも出店できるという?
ジ:そう。今のフェスに疑問なんだよ。主催者や人気アーティストが頂点に君臨してて、パスをつけていろんなとこに入れて、広いアーティストフロアでタダ飯食ったり、やりたい放題でしょ? 一方、彼らにお金を払ってきているお客さんは、狭いところでもみくちゃになったり、係員に誘導されて並んだりしながら、値段も高くて量も少ないフェス飯を食べてる。これじゃあ、単なる搾取対象。 奴隷だよ。一緒に楽しんでいる祭り感がない。
キ:まあでも、好きなアーティストを観られるせっかくの機会だから、それでもいいんじゃないっすか?
ジ:お目当てと言っても、せいぜい2 〜 3 組とかでしょ? それ以外の出演アーティストのギャラや、主催者の取り分、会場代その他もろもろも入場料に上乗せされてあの値段になってるわけだけど、これってお客さん的に元が取れてるのかな?
キ:それはお客さんの気持ち次第じゃないっすか?
ジ:高い金払ったんだから、これは良かったんだ!って無理やり自分を思い込ませてる部分も 実際あると思うんだよね。
キ:ギャンブルから抜け出せなくなる「コンコルド効果」と似たものがありそうですね。
ジ:この前、とあるフェスに行ったらさ、出店の 食べ物が「値段が高くて量が普通」と「普通の値段で量が少ない」の 2 パターンしかなくてショックを受けたんだ。
キ:高い出店料のせいでしょうね。それをなんとかするには、値段を上げるか、量を減らすかしかない。
ジ:お客さんにとって、この二者択一しかないってのはあんまりだよ。じゃあ、なんで出店料が高いのか?
キ:主催者の経費がかかるからっすよね?
ジ:いや、そうじゃない。主催者がリスクを取りたがらないから出店料が高いんだ。
キ:主催者が自分の取り分を先に確定しておいて、そのツケを下に回していくというわけですね。
ジ:そう。極端な話、マルチビジネスとかと一緒だよ。高い出店料をはじめ、しわ寄せは全て、最終的にお客さんに行く構造になっている。負のバケツリレーだよ。
ジ:お客さんを楽しませようとしてるのか? かっぱいでやろうという気持ちしか見えてこない。 普通さ、船が沈む時って、まずお客さんを避難させて、船長が一番最後に逃げるでしょ。でもフェスは逆。船長が一番先に逃げている。
キ:フェスボルタは、船長が一番最後まで残るフェスなんですね。
みんなが幸せになれるシステム
ジ:出演者、出店者、お客さん、みんな平等に入場料を払ってもらう代わりに、なるだけ入場料は安くする。出演者は確実に出られるメリットがあるし、お客さんは負担が少なくなる。出店者も入場料だけで済むので、物価も高くならないし、安いとたくさん売れて、出店した人も元が取りやすくなる。できる限り来場者にしわ寄せが発生しないようにして、みんなに気持ち良く帰ってもらい、 そして最後に残ったしわ寄せは僕らがかぶる。
キ:それやる意味あるんですか?
ジ:あるよ。楽しいじゃん。
キ:そうっすよね!
ジ:で、前回の反省点なんだけど…。
キ:とにかく告知が遅すぎましたよね。タイムテーブルが確定したのもギリギリだったし。前回、プロ枠で出ていただいたアイドルたちのファンのT w i t t e r とか見てると、本来、来たかった人たちをとりこぼしてるんじゃないかなぁ…と。それに、早めにタイムテーブル確定すれば、その分「出演者の取り扱い説明書」も作れますよね。
ジ:この前、やついいちろうさんにアドバイスもらったやつだね。フェスボルタは“知らない出演者”が主体だからね。
キ:その人たちをどう他の人たちに知らせて、どう興味を持ってもらえるようにするのか?ってところにフェスボルタの付加価値があると思うんすよ。
ジ:ある種、広告代理店みたいなもんだね。
キ:そうっすね。それに出演者の友達や、その友達をもっと呼んでもらうようにしないと。
ジ:じゃあさ、出演者投票するってのはどうかな? プロ枠以外で。題して「フェスボルタ総選挙」。最多票獲得者は「ブロスで1P独占インタビュー」という特典をつけてさ。本人には結構いいモチベーションになると思うんだよね。
キ:これが営業ツールになったりしますもんね。
ジ:古い話だけど、自分も5年くらい前にブロ ス主催「iTunes大喜利選手権」ってイベント で優勝して、特典としてブロスに1Pもらって、いろいろあって今では自分で金払ってブロスでイベントやってるって…意味わかんないよね。
キ:僕も本当は普通のサラリーマンなのに、なんで巻き込まれているのか…。
ジ:何はともあれ、やってよかったのは仲間が増えたことだね。普通に生きてて出会えない人たちと確実に出会ってる。出演者にもそういう出会いのきっかけを作りたいね。
プロアマごちゃ混ぜみんな人! 赤字でもキャパ600人で開催!
『フェスボルタ リベンジ』
今回は「フェスボルタ総選挙」を開催!一番票を集めた人にはブロスで1P独占インタビューをプレゼント!
場所:渋谷clubasia
開催日:1/24(日)16:30スタート予定
入場料:みんな2,000円+1D
早期予約:フェスボルタ公式サイトからご予約ください。予約特典グッズも用意するよ!
出演、出店希望者:フェスボルタ公式サイトで、 出演者専用フォームを記載して送ってください。
その他、雑談、質問は
090-6143-2407(ジョン直通)
hirotakufr@aol.com
まで!
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