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ジョンが出会った読者たち【第73話】

★フェスボルタ発祥の地、西荻窪FLATにて『フェスボルタminiオーディション』を開催しました。狭い会場で、久しぶりに初心に帰った気がします。とはいえ中身はギュウギュウそのもの。出演者総勢15組、それを7時間ノンストップ! またもや新たなる素晴らしい才能に出会え、あっという間に過ぎた1日でした。ご出演いただいた皆さん、ご来場いただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました!

文/ジョン・ヒロボルタ、みやまるボルタ、座間三郎

撮影/六波羅ボルタ


やついフェスへの切符を手にするのは?

『フェスボルタminiオーディション』リポート!

51=27(終電が早い酒豪ロッカー)

「会場に来る前、天丼を食いすぎてちょっと気持ち悪い」と語るも、しかし全く食べ過ぎを感じさせない、都会的な心地良いサウンドのオルタナティブ・ロック! 爽やかな雰囲気の中、フェスがスタートしました。

Aジャスティス(勢い100)

 ギターヴォーカルとドラムのみというシンプルな編成ながら、それを存分に生かしてストレートなナンバーでぶっ飛ばしてくれました。過剰にPOPなアー写からお笑い系だと想像していたけど、「勢い100」という触れ込み通りのパフォーマンスは紛れもないロック!

アイスキャンディーズ(キャンディーズ・トリビュート)

 美しいハモりといい、その歌唱力はアイドルというよりアーティスト! 3人のセクシーさには、真正面を陣取って応援していたこーきちくん(48歳)も大興奮。最後はみんなで『年下の男の子』を大合唱しました。

ジャージ佐藤(ジャージDJ)

 DJプレイ前の抱腹絶倒MC(ジェネレーションギャップの話題から、なぜかニベアのメンズ化粧品による美肌効果の話に!)でみんなのハートをガッチリ鷲掴み。懐かしのアニソンと教育テレビのテーマ曲を中心とした選曲、曲に合わせた早着替えと休み知らずの15分でした。

THE LOBSTER-BLASTERS(パンク)

 ミッシェル・ガン・エレファントや、ギターウルフを彷彿させるガッチガチのパンクロック! こんなにカッコいいバンドの4人中3人がまだ大学生とは驚きです。しかもみんなめっちゃイケメン。メンバーが下戸なのを逆手にとって作った『ソフトドリンカー』という曲もまたカッコ良かった。

SLOWDANCER(xvideos)

 全員半袖半パンで登場。季節先取りすぎの3人によるゆる~いトークから始まったと思いきや、イントロに入ると目つきは真剣に。そして曲が終わると再び「2曲だけつもりだったけど、みんな3曲やってるよね」「でも2曲とMCって言っちゃったし」「『MC』って曲だったことにして3曲やっちゃおうよ」と再びユルユルトークに。

KJ(顔面アーティスト)

 恐ろしいフェイスペインティングで、椅子に登るやいなやジャッキー吉川とブルーコメッツ『ブルー・シャトー』を熱唱。かと思えば、途中から「♫フンフンフン~」と鼻歌に。にもかかわらず「みんなで~!」の一言により会場全体で鼻歌を歌うという前代未聞の光景に!

キャバレー遊び足りない(アラサー女の悲哀)

 補欠枠で急遽出演が決定したアラサー女子2人組。ユニット名で検索しても「旦那が夜遊びし過ぎて困っている」というヤフー知恵袋ばかりがヒットしてしまうのが悩みだそうですが、大人のお色気で老いも若きも悩殺する姿に、2人が検索トップに出てくる日も近いと確信しました。

Co.慶応(偉人ラップバトル)

『学校へ行こう!』の人気コーナーに出ていたので、僕ら世代なら誰もが知っている存在。会場はオーディエンスでびっしり。驚きなのはネームバリューに負けないラップスキル。映像とリアル聖徳太子を駆使して見せる日本史は極上のエンタテインメントでした。クオリティがやっぱ違う!

ジブリーズ(2次元系歌姫)

 偉人に続いて、今度は次元を飛び越えてキキとジジもやってきました。『魔女の宅急便』の冒頭のシーンを再現したあとは、主題歌であるユーミンの『ルージュの伝言』をカバー。そして、なぜか「中学時代、父親への反抗」で書いた歌を熱唱。洋楽女性シンガーのような歌声です!

LUNCH-Ki-RATT(ロック)

 初めからフルスロットルかつ、ブレーキ知らずのテンションで、「オーディションである前にこれはフェスなんだ! このお祭りを楽しもう!」とフェスボルタとして盛り上げてくれたことに感激しました! 後半にはメンバー参加のオペラを取り入れる一面もあるなど、いやはや魅せるバンドです。

パーティーレンジャー(個性派5人組)

 5人ともそれぞれの個性を発揮してくれたパーティーレンジャー。「日本料理の素晴らしさを歌う」と言いつつケバブの歌を歌ったり、手前の観客をどけてアクロバティックなジャンプをするか思わせきや、やっぱり飛ばなかったりとやりたい放題。「踊り狂う1人足りないおそ松さん」だと思います。

キャラメルバッヂ(ロック)

 はるばる大阪から来てくれました。エッジの効いた直線的なサウンドで会場を盛り上げる! 真っ直ぐに突き抜けた歌詞と、ファンキーな男子のパワーで聴いてるこちらも元気になります。ヒゲダンスあり、小道具もいっぱいと最初から最後まで遊び心に満ちたステージでした!

まつもとかなみ(さるハゲシンデレラ)

 ギターを抱えた“女版・もう中学生”と言えばよいだろうか。キツネさんの人形に見守られつつ紙芝居も交え、皆のハートを「うきうき、ぽかぽか」に。最後は、元気になるお悩み相談コーナー。僕(座間)は金欠を訴えたら、「その高級そうなサングラス、質屋に入れれば?」と意外にリアリスト!!

大谷健児(アカペラ替え歌)

 まず、「健児の健は不健全の健、児は児童ポルノの児です」と前衛的な自己紹介。カラオケすら使わないアカペラで『壊れかけのTENGA』など、超ブラックな替え歌(多分、皆さんが想像しているブラックを遥かに上回るブラック)を連発。最後は「仏滅に会いましょう」と言って会場を後にしました。


さて、以上の出演者たちと、過去のフェスボルタの出演者たちの中から、6/18〜19に開催される『やついフェス』への殴り込みメンバーを決定します。次号で発表予定。お楽しみに!

雑談、暇電、出演者の裏話はこちらまで!

090-6143-2407

(ジョン直通)平日は21時以降希望


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