孫子の兵法を現代経営に活かす(第三回 風林火山)
「風林火山」とは武力の象徴ではなく、敵よりも早く戦地に着陣することである
第三回は「風林火山」の誤解と解釈について説明します。
第七編の軍争篇の第三に記述された内容は、孫子の兵法を読んだことが無くても、多くの人が「風林火山」として知っているのではないかと思う。これは戦国時代の武田信玄が旗印として使用したもので、武田騎馬軍団の強さの象徴をアピールしたことで有名になった。しかし、そのオリジナルの訳(上記)と照らし合わせると、いささか誤解した解釈で認識されているのではないかと感