n

いまはふたりでニュージーランドにいます。日々の些細な考えごとを書いたり、旅のことを書い…

n

いまはふたりでニュージーランドにいます。日々の些細な考えごとを書いたり、旅のことを書いたりしています。

マガジン

  • 旅とエッセイin ニュージーランド

最近の記事

ミニマリストに憧れて

私の周りは無駄なもので溢れ過ぎてる と旅をして感じた。 1年程海外に行くというのに持っていくものは バックパックひとつ、貴重品用の小リュックひとつ。 移動の時にキャリーケースは大変だろう とそう決めた。 こんな大きなバックパックだし大丈夫だろう と胸を張っていたのは束の間 とりあえず必須であるコンタクトとタオルと ん……? これに洋服や雨具、メイク道具 もう既に入らずに頭の中は???で埋め尽くされた。 心配性な私は普段から荷物が多い。 心配性の人、そうだよね? ただ

    • お休みがこんなにも

      休みを待ちわび、 休みが終わる時からまた休みの日への カウントダウンが始まる。 休みの日がこんなにも待ち遠しく楽しみだなんてそんな日々は久しぶりだなと思った。 ここ最近休みの日は外の空気を吸いたいがために出かけることが多い。 それは今住んでいるのが自分の家ではなく ここに住むのも短期的で、正直Wi-Fiや電波は繋がらないちょっと不便なスペースだからだ。 学生の時の勉強スペースは いつも自分の家だった。 心配性の私は限られた勉強道具を選び抜くのも億劫、加えて飽き性でもある

      • 思い立ったが吉日、毎日が吉日

        習慣を身に付けるということが大の苦手な私である。 それはどれほどなのかと説明しようとするならば、三日坊主もままならない。もはやここまでひどいのかと自分でも呆れてしまう。 思い返せば中学時代、中間テストや学期末テストという年に3回行われる大きなテストがあった。それらのテストが行われる2週間前には決まって勉強計画表とその成果を毎日宿題と共に提出する決まりだった。私はといえば、一度たりともその計画通りに勉強をしたことがない。そんなわけで計画表作りは毎回憂鬱、というか面倒で無駄な作

        • それは小さな嘘だった

          小さな小さな嘘。 すぐ忘れ去られてしまうほどの小さな嘘。 相手にとっては少しずつ少しずつ大きくなる。 あるフラットに宿泊した。 とても親切そうなインド人ご夫婦だった。1日目に交わしたちょっとした会話。 「洗濯機は使えますか?」 「洗濯機は壊れていて使えないの」 あらそれは困った。でも家決める前にこちらから聞かなかったわけだし、ランドリーに持って行けばいいだけの話だった。  数日後のこと。 急に何日も仕事が休みになってしまった私たちは1日家の中にいるわけで。聞こえてきてしま

        ミニマリストに憧れて

        マガジン

        • 旅とエッセイin ニュージーランド
          1本

        記事

          それでも朝を迎える

          昨日は久しぶりに爆泣きしてしまった。 からりとした空気を纏う朝、寒さで目は覚めたものの、まだベッドから抜け出すことはできない。  ドアの向こうから聞こえるのヒンディー語とチャイの匂い。ここはインドだっけ? いや、ニュージーランドだ。 不安はいつも私を付きまとう。 きっかけはいつもほんの些細なことであることが多い。少しずつ少しずつ溜まり出した水はついには溢れてしまう。 ここ最近、不安でいっぱいの私には何もかもが暗くみえていた。前に進めない自分に腹が立ち、立ち止まることすら

          それでも朝を迎える

          やっぱり梅干しと納豆

          納豆ご飯が食べたい。 梅干しご飯が食べたい。 ニュージーランドへきて8か月が過ぎた。 近頃は日本食が恋しくて恋しくてたまらない。 多分私が今一番欲しているものが日本食である。 納豆、日本では必ず見かけるおかめ納豆の3パックセットこっちでは$5じゃ買えなかったり。 クライストチャーチのアジアンスーパーにて$3で売ってるのを見つけ購入してしまったのは記憶に新しい。インスタントみそ汁に白ご飯に納豆。ふぅ…なんたる幸せ。 私は完全な日本人であった。 ニュージーランドでは外食で

          やっぱり梅干しと納豆

          負の感情と向き合ってみた

          時間は刻々と過ぎていく。 何も前に進めていないんじゃないか。 そう思えば思うほど、沼に足を踏み込んだように気持ちはずるずると深いところへ沈んでいく。 そういえば前にもそんなことがあった。 やりたいことはたくさんあるのに、なぜか何も手につかない。 どうせ私なんかが頑張ったところで… と負のスパイラルに陥る。 なにがきっかけで、どんなタイミングで負のスイッチが入って入ってしまうのだろう。その時によりけりではあるけど、どうも私は「今前に進めていないのではないか」という不安に襲わ

          負の感情と向き合ってみた

          ニュージーランドでの日々。ワーホリについて考えてみました。

          「企業はワーホリをキャリアとしてみていない」 「自分探しなんてダサい」 「ワーホリはただの遊び」 「出稼ぎワーホリ」 そんな言葉をよく目にする。 たしかにそうだ。アラサーと呼ばれる年齢でふたりでニュージーランドに来てただ単純労働して、そんな日々を送っている。でもそれってそんなに悪いことなんだろうか? 今、ニュージーランドに来て7ヵ月が過ぎたところだ。思い返してみると、車旅に始まり、職探しをし、また旅をして職探しをしての繰り返し。これまでに経験した仕事は、ワインのファームで

          ニュージーランドでの日々。ワーホリについて考えてみました。

          幸せに近づいては遠ざかる日々

          新しい生活が始まった。 張り切って時間計画をたてるも何の役にも立たない。 というのは長時間労働立ち仕事、くたくたになってしまうもんだから なかなか計画通りには物事が進まない。 幸せに近づきたくてやってみたものの 幸せからは遠ざかってしまう現実。 毎回そうだ。 幸せはひとそれぞれ違うということはいうまでもないけれど、 私にとっての幸せは 心身ともに健康であるということ 大きく捉えすぎている気もするけれど、すべてはここに行きつく。 最初に少し書いたように、私たちは5月入って

          幸せに近づいては遠ざかる日々

          羊ってほんとかわいいんよ

          「ここの羊もこもこしてかわいいな」 「ここの羊毛刈り済みやからスリムやな」 ドライブ中にたくさんの羊に出会える私は、今ニュージーランドにいる。ニュージーランドは自然が豊かであることは言わずともよく知られているはずですが…!(羊のお尻がひたすら可愛い) こちらにきて、自分のことで少し変わったような?と思えることがある。 それは、その時々の感情に心揺さぶられることができるようになったこと。 というのは、ちょっと私疲れてるな?という時だったり切羽詰まってたり、余裕がない時、遊

          羊ってほんとかわいいんよ

          ずっとやりたかったことに向き合えてわかったこと

          ずっと海外へ行きたかった。 もうだいぶ前のことで、なにがきっかけでそう思ったのか詳細には思い出せない。思い出せることは、海外への思いを募らせたのが中学生くらいだったんじゃないかってことくらい。 もうそれから、10年以上経つみたい。 なぜ先延ばしになってしまったのか もっと早く踏み出せなかったのには理由がある。 それは、なんのために行くのか明確な理由がなかったから。 なんとなく、ずっと海外への憧れがあったのには間違いないが、それは小さい時からよく洋画を観ていたからなのか…

          ずっとやりたかったことに向き合えてわかったこと

          ニュージーランドで働いてみました

          これまでのnoteでニュージーランドに行くよってことと、到着して車中泊だったことなんかを少し書いていたけれど、なんともう早いものでこちらに来て108日が経過したようなのです。 今回何をして働いていたのか、記録に残しておこうかなと。 まず私たちが働いたのはVineyard。 ワイン農場です。 10月に到着したクロムウェルというところは、フルーツのピッキングがとても盛んで、夏の時期は世界からワーカーたちが押し寄せるよう。特にチェリーピッキングが有名なんだとか。 友人からチ

          ニュージーランドで働いてみました

          その瞬間に想いを馳せる、出会いは儚い

          「もうこの人と一生会うことはないんだ」 と喪失感に苛まれる瞬間がある。 私は余計にそのぐーっと寂しさに襲われる感覚がちょっと人より大きいのかもしれない。 長く付き合った人達とお別れをするとき、その喪失感、寂しさを感じる人がほとんどじゃないかと思う。私の場合はちょっとその頻度が高いようなもので、旅的な生活をしていると余計にその感覚に陥ることが多いようだ。 2週間ほど一緒に仕事をしてた人たちが、ふといなくなってしまった。挨拶を交わす程度で特別に話をしわけでもない人達。それな

          その瞬間に想いを馳せる、出会いは儚い

          2023年も残り少し、まだまだ落ち着かない生活は続く

          もうあっという間に12月。 1年前はこたつの電源を入れ過ごしていたことを思い出すと懐かしい。 なんたってニュージーランドはこれから真夏に突入するところ。 炭酸ジュースにアイスが欠かせない…! 去年は九州の田舎で、ふたり古民家暮らしをしていた。 私の都合で彼を連れて越してきたというのに、初めての土地、初めての仕事、人間関係、いろんなことが全然うまくいかず、心も身体も疲れてしまっていた。ここで突然疲れたというよりも、少しずつなにかが積み重なってきてしまっていたんじゃないのかなと

          2023年も残り少し、まだまだ落ち着かない生活は続く

          穏やかに日々は過ぎて

          ニュージーランドは夜の8時頃でさえ明るい。これからどんどん夜の訪れは遅くなるようだ。ここ最近の大きな出来事といえば仕事が決まり、家が決まり、数週間前には想像できなかった日常を手に入れたこと。平らなベッドで寝ることができる幸せ… こちらにきて毎日日記を書くようにしている。そもそも、日記を毎日書くことが苦手だった私。淡々と過ぎていく日々の中から、なにか書くことはないものかとどうにか搾り出す。正直なところ、空白のページが長く続くこともあった。 そんな私が、ニュージーランドへ来て

          穏やかに日々は過ぎて

          リセットを繰り返すんじゃなくて、続きから始めたい

          日本は秋を迎えた頃なのかな、 ニュージーランドはこれからやっと春を迎える、そんな季節。なのに昨日と今日は周りの山に雪が積もり、麓のほうは雪?みぞれのようなものが降るとんでもない寒さの訪れ。 完全に最近はこちらの気候に参ってしまって、普段頑丈な私の体も悲鳴をあげています(多分、花粉の到来も関係しているのかな)。それに加えて寒暖差が激しく、日差しもとても強くて一瞬で日焼けしてしまう。雪降る中でもこんな状態なのに夏の紫外線はどうなもんなんだろう… 最近、いろいろなことを考え直す

          リセットを繰り返すんじゃなくて、続きから始めたい