ゲーム開発の失敗例5選

まずはこの本の主題でもある
「なぜゲーム開発は失敗するのか」
について考えていきましょう。

ゲーム開発に挑戦しようとする人は
世の中にたくさんいますが、残念ながら
途中で挫折してしまう人も少なくありません。

言い換えると、ゲームを作りきれる人たちは少数です。
なので、一度でも完成までもっていけた方は、
まずは自分を褒めてあげてください。

しかし、完成させた経験がある人でも新しいゲームを作るとなれば、
必ずしもゲームを完成できるわけではありません。


では、なぜそうなってしまうのでしょうか?

この章では、ゲーム開発が失敗に終わる理由と、
それにどう対処すればよいのかについてお話しします。

今回はゲーム開発が失敗する主な理由として、
5つのポイントを挙げてみました。

これらの問題点を理解し、適切なアプローチを取ることで、
ゲーム開発の成功率を高めることができるかと思います。

少し辛口に現実をたたきつけるかもしれませんが
1章が傾向と対策
2章以降が実践的な改善策
となっているのでご理解いただければと思います。

それではさっそく1つ目から紹介していきます。



1
突然神ゲーができるとおもっているから


結構な人が、個人開発で「ゲームを作ろう!」
となった際に、最初に陥るポイントだと思います。
専門学生時代の私の周りでもよくいました。

開発経験がない状態で作り始めようとすると
自分が普段ユーザーとして遊んでいる楽しい
ゲームや、好きなゲームを2D3D、グラフィックなど
関係なく作りたいと思うのが自然です。

しかし、実際に開発を始めると、
想像していたほどうまく進まないことがよくあります。

ゲーム開発が失敗する主な理由はいくつかありますが、
その大半が技術的な壁に直面して
プロジェクトを途中で諦めてしまうケースです。

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