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味わってみませんか

昨晩、家族でごはんを食べていました。献立は、鶏肉を焼いたもの、冷奴、白菜と仙台麩の味噌汁、白米。

大好物の鶏肉を頬張っていると、食べ終わって箸を置いた父が言いました。


「なに食べたっけ?」


そのときの私の驚きは、言葉にできません。

食に無頓着なのは知っていましたが、まさか直前に食べたものすら覚えていないなんて。少し呆れたあとに、母のことが気になりました。せっかく作ったのにそんなことを言われたら、悲しいだろうなぁ、と。


とはいえ父も仕事が忙しかったりと、色々と事情があるのでしょう。悪気はきっと無いのです。だから、無理に直させることはできません。

ただ、少なくとも私は、味わって食べたいです。それは母のためにも、自分のためにも。

ゆっくりと味わって食べると、ごはんってすごく美味しく感じます。漠然と口に入れるのとは、まるで感じ方が違います。忙しない現代だからこそ、この時間は大切にしたいです。

次のごはん、テレビやスマホを消して、味わって食べてみませんか?

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