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雨の日には冷えたスプーンを

一コインランドリーで待ちわびて一

朝起きて、心がどうしても言うことをきかない日がある。

深呼吸してみたり
瞑想してみたり
散歩や美味しいご飯を食べてみたり

何をしても上手くいかない日がある。
ぐるぐる回り続ける、洗濯物みたいに。
特に、1番大切だと思っている人に、気持ちが伝わらなかった時だ。 

伝えたい気持ちを上手く言葉にできない 
欲しい言葉は、1番大切な人からはもらえない

人を変えることは難しい。
そんな時は、「あきらめる」ことにしている。

前向きな「あきらめ」だ。

電車のホームにいることを想像する。
目の前を乗りたかった電車が通り過ぎる。
乗りたかった電車は、もう乗れなかったのだから、「あきらめる」しかないのだ。

次にやってくる電車を待つ。

きっと、好きなことをしている間に
もうきているはずだ。

話したかった人から電話がかかってきたり
会いたかった人に偶然会ったり
「あきらめ」上手になると、呼吸がしやすくなる。心が安定する。  

洗濯物だって、必ず最後には乾く。

不安なことや怖いことも同じだ。
不安や怖いことが目の前を電車のように通り過ぎる。

ただそれだけ

各駅停車しなくてもいい。
ただ、通り過ぎるのをぼんやりと見てるだけでいいのだ。
考えちゃったな、まあ、いっか。
これではなまる。

「あきらめる」

呟くだけでも、いい。
案外、魔法の言葉かもしれない。

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