銀騎士カート
基本 短いです。 長いのは一本だけ……
大人むきの純文学です……でもキャッチコピーは「面白系純文学」と言っておきます。
もとより人様に聞かせるレベルではないが、ギターの弾き語りを嗜む身の、例年のことながら、少しでも大声で歌うことは控えている。 近所迷惑この上ないだろうし……あ…
素人建築家である、郵便配達夫フェルディナン・シュヴァルをご存知だろうか? 拾い集めた石やガラクタを以て、世界でもマレに見る特異なる建造物を34年の歳月を費やし…
彼岸花は好きな花であると同時に、僕にとっては「不吉」のイメージが纏いついている。 もう随分昔の話だが、家族に頼まれ、祖父(僕が生まれた頃にはとうに故人)の墓…
まだnoteを始める前のことだが……「雑草盛り」というのにハマったことがあった。 何のコトは無い。ベランダに、土だけ入れた植木鉢を置いておくだけのことである。 …
アニメを見ていると、圧倒的に「異世界モノ」が多い。たぶん、「指輪物語」あたりが根っこになっているのだろう。 召喚なりされて、荒唐無稽のドタバタが始まるわけだ…
日本の「縄文時代」が世界的に注目されてから久しい。もとより日本国内にもマニアは多いらしく、色々と書物も出ているらしいが……いかんせん、遺跡以外の記録のない太古…
涼しくなってきたので、先日久しぶりに公園読書を楽しんだ。 家を出る前、押入れに手を突っ込んで……つい指に触れた文庫本の、題名も作者も知れずバッグに押し込…
そろそろ新しいヘッドホンを買おうかと考えている。今使っているにはゼンハイザーだが、耳当てもボロボロ、細いコードが剥き出しになって……時に右の音が途切れることが…
学生時代……テナーサックスを以てモダンジャズに狂っていた当時、後輩から「アドリブのやり方を教えて下さい」と問われたことがあった。 コードだスケールだと、大ま…
夢の中では屡々迷子になるのだが……子供時代を振り返ってみるに、とんと迷子になった記憶がない。 たぶん、迷子になって泣き出すような年ごろにあっては、お袋がシ…
足の裏のタコに悩まされているいることは、以前にも綴ったと思う。 原因はおよそ理解している。バッグなどを左側中心に掛けているせいと、何よりも性格そのままに身体…
自転車というのは面白いもので、普通の歩行ではヨタヨタしているようなご老体が、一端自転車に跨がると、平然と通りを駆け抜けてゆく……日常に見かけるけしきだろう。 …
バイト帰りの車中で、久しぶりに派手な口喧嘩に遭遇した。 僕が座る席の真向かいで……五十代とおぼしき女性二人の、言い争いである。 一つ空席をあけて座っていたの…
近頃、全く自炊から遠ざかっている。 特に、この暑かった夏……何もかもシンドくて、弁当ばかり食べていた。たいして美味しくも無く、ウンザリという時もあったが、厨…
夢とは実に面白いものだ。そのまま小説にでもなりそうな具体的内容のこともあるが……多くは支離滅裂……仮にそれなりの面白さがあったにして、人に披瀝してみると大抵は…
職場に向かう途中に結婚式場があって、時々新郎新婦の写真を撮っている現場に出くわす。 新婦はウェディングドレスの正装で……やはり人生の頂点なのだろうか、俄然美…
2024年10月14日 14:08
もとより人様に聞かせるレベルではないが、ギターの弾き語りを嗜む身の、例年のことながら、少しでも大声で歌うことは控えている。 近所迷惑この上ないだろうし……あの下手くそめ、と通行人に吐き捨てられるのも癪に障る。 大抵は、控え目の裏声ていどなのだが……ちと涼しくもなってきたので、窓を閉め、カーテンを垂れ込め……多少大声も出したくなってくる。 とり合えず、昔から大好きなSpitzの「楓」を弾き
2024年10月13日 14:12
素人建築家である、郵便配達夫フェルディナン・シュヴァルをご存知だろうか? 拾い集めた石やガラクタを以て、世界でもマレに見る特異なる建造物を34年の歳月を費やして完成させた人物である。 特異な建造物でよく比較される人物として、バヴァリアの狂王ルドヴィヒ二世が引き合いに出されるが、こちらは莫大なカネを費やしたものの、結局は模倣の寄せ集めであったが、シュヴァルの場合は、全くの独創なのだ。
2024年10月12日 15:20
彼岸花は好きな花であると同時に、僕にとっては「不吉」のイメージが纏いついている。 もう随分昔の話だが、家族に頼まれ、祖父(僕が生まれた頃にはとうに故人)の墓参りをした時のことだ。墓標の脇の石組みの隙間から彼岸花が伸び、大輪の深紅の花を咲かせていたのである。背筋がゾッとするほどの美しさ! もとより墓参りは何度も経験していたが、かかる光景に出くわしのは初めてであった。 寝たきりになっていた祖
2024年10月11日 15:32
まだnoteを始める前のことだが……「雑草盛り」というのにハマったことがあった。 何のコトは無い。ベランダに、土だけ入れた植木鉢を置いておくだけのことである。もちろん、定期的に水は散布するが、それだけ。 にも係らず、知らず植木鉢には様々な雑草が蔓延り……花など結ぶのこそ少ないが、調べてもなかなか名の知れぬ野草が生い茂る。 いっさい手は加えない。野性の生存競争にまかせるのみである。
2024年10月10日 15:22
アニメを見ていると、圧倒的に「異世界モノ」が多い。たぶん、「指輪物語」あたりが根っこになっているのだろう。 召喚なりされて、荒唐無稽のドタバタが始まるわけだが……基本、主人公が本来の日常で抱えていたはずの、数々の悩み事が大方割愛されている場合が多い。 受験や家庭のイザコザ、友人との確執……平凡な日常の繰返しに対する漠とした不安……家族の病や死……恋愛の不確実性……この世に生きている人間なら
2024年10月9日 15:57
日本の「縄文時代」が世界的に注目されてから久しい。もとより日本国内にもマニアは多いらしく、色々と書物も出ているらしいが……いかんせん、遺跡以外の記録のない太古のことだから、憶測や願望が入り乱れ、真実の姿などは計り知れない。 世界最古の土器が青森県で見つかったと言われているが、いまから1万6000年前などと言われても、想像の埒外……いっそ異世界の見立てである。 いずれにしても、考古学的には1
2024年10月8日 14:48
涼しくなってきたので、先日久しぶりに公園読書を楽しんだ。 家を出る前、押入れに手を突っ込んで……つい指に触れた文庫本の、題名も作者も知れずバッグに押し込んだしだいであった。 目的の公園で自転車を降り、ベンチに腰を下ろして、文庫本を引っ張り出してみると、ロブ・グリエの「消しゴム」であった。随分前に読んだ奴ながら……思えば一時ヌーボーロマンにハマり。ビュトールの「時間割」などかなり熱を入
2024年10月7日 14:08
そろそろ新しいヘッドホンを買おうかと考えている。今使っているにはゼンハイザーだが、耳当てもボロボロ、細いコードが剥き出しになって……時に右の音が途切れることがある。 もとよりアンプを使っての本格的なのは論外なので、せいぜい1万円前後の、今候補に上がっているのがAKG K240 STUDIO-Y3という奴である。 思えば、ヘッドホン以外では全く音楽を聴かない。 もとよりステレオすら持ってい
2024年10月6日 14:23
学生時代……テナーサックスを以てモダンジャズに狂っていた当時、後輩から「アドリブのやり方を教えて下さい」と問われたことがあった。 コードだスケールだと、大まじめに語るのもウザッタく……つい答えたことに、 「頭に浮かぶデタラメを、そのまま演奏すればいいのさ……」 元来、人間としても「デタラメ」ではあったが……とんだ先輩であった。 とはいえ、僕は「デタラメ」という概念が大好きなのだ!
2024年10月5日 15:03
夢の中では屡々迷子になるのだが……子供時代を振り返ってみるに、とんと迷子になった記憶がない。 たぶん、迷子になって泣き出すような年ごろにあっては、お袋がシッカリと手を握ってくれたのだろう。 しかし夢の中では、僕は当然子供ではないはずなのだが……迷子の心細さに戸惑い、焦燥し、時には恐怖にもかられのだ。 大抵は、見知った街並みを歩いているのだが……ふと、近道だろうと馴染のない街角を右に左に
2024年10月4日 15:51
足の裏のタコに悩まされているいることは、以前にも綴ったと思う。 原因はおよそ理解している。バッグなどを左側中心に掛けているせいと、何よりも性格そのままに身体が捩れているのだろう。 とにかく酷い時は歩行もままならず、バイト帰りなど家の階段を手摺りに捕まって登るありさまなのだ。とにかく、親指の付け根、小指の付け根……おまけに踵。当初は左足中心だったのだが……痛みを庇っての不自然な歩き方のせいか
2024年10月3日 14:38
自転車というのは面白いもので、普通の歩行ではヨタヨタしているようなご老体が、一端自転車に跨がると、平然と通りを駆け抜けてゆく……日常に見かけるけしきだろう。 確かに機能の衰えた足腰ではあっても、ペダルを踏むという単純な行為の連続で、自転車は独楽の原理のまにま、安定して走ってくれるわけだ。 もとより、僕にして自転車は日常の足として多いに利用している。とは言え、仕事の行き帰りなどは、歩いて駅
2024年10月2日 15:33
バイト帰りの車中で、久しぶりに派手な口喧嘩に遭遇した。 僕が座る席の真向かいで……五十代とおぼしき女性二人の、言い争いである。 一つ空席をあけて座っていたのだが、元々知り合い同士だったかは不明ながら、左に座る女性が、右手の女性を一瞥……とたんに口喧嘩が始まったのだ。 とにかく二人ともやたら早口の、何と言っているのかも不分明ながら……どうやら共に日本語と中国語をゴチャマゼに話してるのだ。
2024年10月1日 14:57
近頃、全く自炊から遠ざかっている。 特に、この暑かった夏……何もかもシンドくて、弁当ばかり食べていた。たいして美味しくも無く、ウンザリという時もあったが、厨房の熱気を思うと尻込みしていまったのだ。 お陰というわけでもないが、ガス代は一月千円ちょっとほど。 やっと涼しくもなってきたので、そろそろ自炊とも考えるのだが、人間という奴、一度怠け癖がつくと、どんどんとそっちに舵を切りたがる生き物
2024年9月30日 14:46
夢とは実に面白いものだ。そのまま小説にでもなりそうな具体的内容のこともあるが……多くは支離滅裂……仮にそれなりの面白さがあったにして、人に披瀝してみると大抵は白けさせるのがオチだろう。 不可解な夢を、日常を基準にして解釈して納得する向きもあるが……これでは夢の醍醐味は味わえない。 夢には日常には変換できない、法則があるよに思えるのだ。 その法則がかろうじて通用するのは、目が覚めてせいぜ
2024年9月29日 14:52
職場に向かう途中に結婚式場があって、時々新郎新婦の写真を撮っている現場に出くわす。 新婦はウェディングドレスの正装で……やはり人生の頂点なのだろうか、俄然美しく見える。 僕の好みで言えば……やはり綿帽子の花嫁衣裳なのだが、式場が洋風とあってついぞ見かけない。 僕は子供のころから……この「花嫁」という言葉に、神秘的な雰囲気を感じて好きだった。 思えば、幼少期……お袋が子守歌代わりの童謡と