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見えない鎖を断ち切ること

今日、自宅で車のタイヤを交換しました。

昔、父親に教えてもらった車のタイヤ交換
今、息子に教えている
なんだか嬉しい。

今日、子供に対してイラッとしました。

昔、何でお前はいつもこうなんだと叩かれた痛み
今、その連鎖を断ち切ろうと思う
なんだか清々しい。


私は音楽が好きだった。
ピアノやギターなど楽器を演奏できる人がとても羨ましかった。なので、娘がエレクトーンを習い始めたのは、とても嬉しかった。発表会で演奏を聴くと、感動して涙していた。
楽器の出来る自慢の娘。勉強も出来る自慢の娘。

そんな娘が
ある日辞めたいと言ってきた。
学校も行かないと言ってきた。

ずっと続けて欲しかった。
学校に行かないって、よくわからなかった。

けど、思い詰めた顔を見て一言、どうしても?
とだけ聞き、少し考えた娘はその場で辞めると言った。
学校にも行かなくなった。

あの時、辞める事ができたからでしょう。
今でも自宅で電子ピアノを弾いている。
良かった。楽器を嫌いにならずにいてくれた。

あの時、登校しない選択をしたからでしょう。
今ではマイペースだけど通っている。
よかった。学ぶ事を嫌いにならずにいてくれた。

きっと、この娘は子供を授かり、その子が道に迷う時にも、選択権は子供に与えるでしょう。


仕事でもそう。
オレ達の若い頃は、誰も教えてくれなかった。
自分で調べて、自分の力でやれと言われたよな!
そう言う人、まだいます。
気持ちはわかります。私もそうやって来たからさ。

でも、自分がやられた事を、次の世代にやり返してどうする?それでは同じ所を行き来するだけの、何も前進しない組織になってしまう。

自分が満たされていないから、他人から奪う。

そんな負の連鎖を断ち切る。
何か損した気分になると言うけど、それは違うよ。

イライラした時がチャンス。
そこに負の連鎖がある。
見えない鎖が、過去からずっと繋がっている。

その鎖で、次の世代も縛るのですか?

もう、やめよう。

だって、変化の時代なのですから。

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