見出し画像

心にかかった雲が、少し晴れました

やさしい気持ちで始めたこと。

これ、やっておくね。うん、ありがとう。
やがて当たり前になり、感謝のループは消えてしまう。
あれ? 私は体調崩しているのに、明日朝早いのに。
それでも当たり前? 皆で団らん? 私は?

別にいいよ。それで皆が笑顔になれるのなら。
見返りを求めない。やらせてくれて、ありがとう。

そこまでは、なかなか到達できません。

好きなことでも、得意なことでも、やりたくない時
ありますよね。

どちらがやってもいいものでしょ?
やってあげているという、その気持ちは間違っていると、世の中はいう。

そうですね。でも私に拒否する勇気はありません。

嫌そうな顔、辛そうな顔、イライラした声を聞くことに耐えられない私。普通にNoと言えない私。

はっきりと相手に伝えないのに
分かってくれとは甘えですか?

loseー winは続かない。やがてloseーloseに。

こちらに余裕がなくなると、相手の余裕もなくなる。
申し訳ない気持ちも、素直に出せなくなる。
自分の苦しみは、やがて相手の苦しみになる。

そこまでして、やってもらわなくていい。
別に頼んでないから。
(あなたの辛い顔を見たくない)
(でも私の体も動かない)
(どうしようもないんだって)

そこまで追い込んだのは、私なんだろう。
全部一人で出来ると、思い込んだ傲慢さのために。

機械に頼らなくても、出来るから。
私がやっておくから、休んでて。

やさしい気持ちで始めたこと。

そのこころは、綺麗な青空のようだったはず。

やがて苦しくなり、不信感を抱き、青空に雲がかかり、やさしさが隠れてしまった。
見返りを求め、お互いが見えなくなり、攻撃が始まる。

とても、悲しいこと。

私のこころに青空があったように
相手のこころにも青空があり
それはきっと、繋がっていた。

自分のことは、自分でやる。
それは素晴らしい事だけど、全部自分で出来るわけない。だって、身の回りのものは全て、顔も知らない生産者さまが作ってくれたもの。誰かが届けてくれたもの。

1人では生きて行けない。

私がやること。あなたがやること。
役割分担は効率のためには必要。

でもね、何でも一緒にやっていこうとスタートした時の気持ちは、雲ひとつ無い青空だったはず。
その時の気持ちに、あなたと私という分断はなかった。

二人の青空は繋がっていた。

全て自分でやる、この価値観を手放した瞬間、やっと思い出せました。機械に頼るという些細なことが、私にとってはとても大きな決断でした。

きっとね、すべての人の青空と、今、繋がっている。
そう信じてみようと思います。

また一つ、玉ねぎの皮が剥がれました。
また一つ、分厚い雲が消えました。

すべての出来事に、ありがとうと思える日まで
学びは続きますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?