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感謝のきもち

もう10年以上前、現場業務しか経験のなかった私は、現場を離れて管理部署へ配属されました。

ゲンバのおじさん達と仲良く仕事するのが楽しくて充実した毎日を過ごしていましたが、そんな状況は一変しました。私の言葉を上司はまったく受け入れてくれない。現場の方とも、何となく距離を置かれてしまう。

家庭でも、子供の障害が発覚し、現実を受け入れるしか無く、友人達との時間も取れなくなっていきました。

孤独…。

そんな時、対人スキル向上にと思い、接客に関する本を読みました。そこで、大切な言葉に出会いました。

「感謝」「謙虚」「思いやり」

ごく当たり前のこの言葉たち。

他にもありましたがこの3つが特に印象に残りました。
その後、ノートの端に書き、いつも見返してきました。

真髄はわからなくても、真似事でもいいからと思って。


長い時間かかりましたが、少しずつ実践できるようになってきました。

感謝とは、何かしてくれたからするものだけじゃなくて、すでに今あるものにその奇跡を感じること。良いことも良くないことも、有り難いと感じて受け取ること。

謙虚とは、私は自分の力でやってきた、なんて傲慢さに支配されないこと。私なんて大したことないんでと卑屈にならないこと。大したことないと自分で断じる気持ちは、謙虚さではなくて、これも傲慢さ。
常に、目の前の事実を有難いと感じて受け取ること。

思いやりとは、目の前のものに与える優しさじゃなくて、目の前の人を心から大切に思い、寄り添い、そしてその方に必要な悩みなら、そのまま悩んでいただくこと。解決の押し付けは、重い槍となる。目の前の人を、居てくれて有り難いと感じて受け入れること。

全部一緒になってしまいました。

目の前の事実を、有り難いと感じて受け入れる。
今の私はこう感じています。

今まで起きたこと、これから起きること、
全部が有り難い。

明日は仕事始め。
もちろん、仕事があることも有り難い。

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