日記

2023年、日記を手書きで1年付け続けていた。
その抜粋。

1/2
今日からもう仕事だった。
(中略) お金も人望も無いのに無駄に生きてる必要あるのかな。

1/8
自分のことが好きでなくてぐるぐる考えてしまった。誰にも何も与えない創作を続ける必要はあるんだろうか。私は何で書いているんだろう。やめてもきっと支障なんてどこにもないのに。悲しむ人がいてくれるだろうか。

1/13
いつか無駄なんかじゃなかったって笑いたいよ。ずっと。

2/4
配信ライブを見てたらものすごく死にたくなってしまった。私も音楽うまくなりたかったとか、今やっていることは誰の何になるんだろうとか、考えなくて良いことばかり。何もしなくても生きていられるから死にたいんだ。ぜいたくな悩みだな。この先書くことを続けて、凡人じゃなくなりたいだけ、存在理由が欲しいだけ。そうでしょう。

3/6
去年からずっとふつふつと感じている焦燥を他の人は感じていないんたろうか。彼氏がいて、結婚を視野に入れていれば、そんな感情わいてこないんだろうか。未だに女であることが嫌いだ。

9/4
別に私がいなくなっても困らない人たちばかりのコミュニティで生き永らえているの、本当に馬鹿みたいだなと思ってずっと死にたい。遠い地へ逃げ出して私に何ができるんだろう。(中略)自分の才能を売る仕事がしたかった。売れる才能なんて無いくせに。顔見知りに認められないのは心底苦痛だけど顔見知りに認められることに何の意味があるんだろう。

9/12
ファルコン・レイクを見に行った。中学生で吸った煙草とか同級生に告げられる性交渉の経験とか、どうせそんなこと急がなくても大人になってしまうのに生き急いでしまうティーンエイジャーの感覚を思い出した。もう、”思い出す”ことしかできないんだなと思った。

9/18
仕事したくなさが加速している。やめてしまいたいとさえ思う。かと言ってそもそも働きたくないのでやめたからどうとかじゃない。仕事にしたいことなんてない。(中略) ぼんやりと、次の人生のステージを探していかないと、と思う。

12/31
1年間日記をつけ続けることができたのに意味があるかどうかは分からない。(中略)
総じて言えば楽しくて奇跡みたいなこともたくさんあって運が良かったなと思うけど、無力感もすごくあった。いろんな才能が無いと思ってしまって、その無力な自分のことを忘れたくてひたすら慌ただしく生きていた気もする。他人のことを傷つけて平気で生きていることも、全部ただ取り繕って生きているのが惨めで死んでしまいたいより消えてしまいたいと思ってしまうことも多かった、というか現在進行形で心の奥底で思っている。来年は、慎ましく生きていく。毎年言っているような気もする。