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文系とか理系とか

私は理数科の高校出身だ。理数科と言っても、文系志望でも大丈夫で、いわゆる高校卒業後に大学進学を考えている人が在籍する学科だった(とはいってもやはり理系の占める人数の方が多かったけれど)。典型的な自称進学校。

私は根っからの文系で、西洋史と文学が好きだった。大学も最初から西洋史、特にドイツ周辺の文化なんかを学べるところを志望していた(今はなんやかやで歴史ではなくて語学をやっている)。数学も理科も致命的に成績が悪くて、大学も英語、国語、世界史の3教科と小論文で入学した。実は高校も面接と作文で入学したから試験らしい試験を受けたことがない。正確に言えば大学は前期のしっかりした試験に落ちているので入学した学校に限っては、の話だけれど。

でもまあ、腐っても理数科だったから、課外授業は天文とか化学とか、そういった方が多くて、私も成績がつけられてしまうテストとかの科目は苦手だったけど、講義としてそういう話を聞くのは嫌いじゃなかったから、いい具合に理系科目の豆知識みたいなものを取り入れられたような気がする。
文系だから数学ができない、とか理系だから文学作品知らなくていい、とかそんなことが正しいなんて微塵も思わないし、興味があるんだったらなんでも手を出したらいいんじゃないかな〜ってとても思う。私は理系じゃないけど天文が好きで、専門的なことは何にもわからないけど宇宙の神秘とか地球外生命体の痕跡があっただとか、そういうニュースは見るし、その中のわからない単語はWikipediaの知識程度で知ろうとする。自分の母校のこと、すごく好きなわけじゃないけど、そういうのはここで培ったものかなあ、なんて思う。

高校時代を懐古して、ふと思った雑記。
文系とか理系とか重要じゃないし、興味のあること、自分で掘っていけたらいいよねぇ。私は永遠に計算ができないからそういう学問は専門家に任すけど、宇宙のことはもっと子ども向けの文章でいいから読みたい!と思うのでした。

気が向いたら、どうぞ。そこまでの感情にさせられたなら嬉しいです。