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【ひきこもり】 私が話せない理由

気づいたら、ひきこもり息子はもう25歳になっていた。
バースデーにいちばん小さいサイズのホールケーキを買って、ハッピーバースデーの飾りをつけてもらった。小さいとは言っても4人分はいけるやつ。
なのに気づいたら、翌日にはもう全部消えていた。

昨日もドーナツを3つ買ってきておいたら、3つとも持っていかれた。

かまうな、と言いながらも、「これは自分に与えられたもの」という認識はちゃんとしているよね。

私も言えばいいのだ「1切れちょうだいよ」「1個は私のだからね」と。

そんなことも言えないのだ。なんでだろう。

いや、きっと面倒だからだ。そして、嫌な態度をとられてイライラするのがわかっているから。

それも逃げているってことなのかな。

彼の大学の支援センターが主催する親の会には、一生懸命頑張っている親御さんがいっぱいいる。

コミュニケーションがとれているだけ羨ましいと思ってしまう。なかなか先に進めない我が家・・・。

だけど、波風立っていない分、実は一番我が家が平和だったりもしている。

正解がないのはわかっているけれど。逃げているってことなのか。でも、あえて闘う必要なんてあるのか。
親ってなんなのかね。

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