【十勝LOVE】 秘湯・かんの温泉

画像1 携帯電波届かず、見られるテレビ番組は無料の衛星放送のみ。十勝に数ある秘境のなかでも指折りの秘境。菅野温泉は大雪山の山奥。温泉博士として有名な松田教授が温泉番付で道内温泉の〝西の横綱〟と紹介したこともあるそうです。「温泉好き!」と言いながら、実は初めて訪問しました。6月の北海道の日の出は3時台。5時に撮影した頃にはもう、朝日が昇ってきていました。
画像2 朝の空気が気持ちよくて、「熊よけの鈴」を握りしめながら朝の散歩。温泉は掃除中以外は夜中も入れるため、4時台には露天風呂へ。湯上がりの身体には最高の爽やかな空気でした。「イコロ・ポッカの湯」宝物が湧き出る・・という意味だったかな。という温泉は、足元の岩の間から水泡となって温泉が湧き出てくる神秘的な温泉でした。ポコポコ湧き出る水泡を手のひらに受け止めるのは癒しの時間でした。
画像3 これが温泉の入口。日帰り入浴の方はここから入ります。が、日帰りの場合は11ある湯船の半分以下しか利用できません(男湯と女湯に分かれているため)。菅野温泉全てを楽しむためには、何度も通うか宿泊するか、しかありません。近くの野営場でキャンプを張るという手もあるかな(そこにも天然露天風呂あり!閉鎖中は入れないけど)。湯治で利用するお客さんも多いそうです。私も次は3泊くらいしたい。
画像4 こちらが宿泊施設。古くて鄙びた感満載ですが・・・内側は外観よりはずっとキレイで清潔です。お風呂も隅々まで清掃されているな、と思いました。食事は・・・旅館のような豪華な料理を期待すると、ちょっと違うかも。でも、調理人さんが丁寧に真心込めて作ってくれています。
画像5 お部屋の画像、このストーブしか撮ってない・・・(汗)。冬はストーブ必須でしょうね。ペレットが燃料のようでした。窓もガラスが3層になっており、いかに寒いか・・が想像できます。お部屋は洋室で、リフォームされていてキレイです! 無線LANが使えるため、電話はできなくてもメールやメッセージアプリは使えます。でも、通信量に限界があるのであまり使わないで!と室内パンフでお願いされています。
画像6 夜空があまりにきれいだったため、撮ってみましたが・・・残念。流れ星が見えました。実は、夜は怖くて外に出る気になれず、小さな夜空だけで諦めました。友人などが一緒だったら、「熊鈴」を持って外に出たかったです。これじゃ分かりませんが、本当は満天の星空が見えたんです!
画像7 これは貸し切り露天風呂。もう「鉄分しかないだろう」という鉄分たっぷりの茶色の湯でしたが、宿舎の方によると、日によってお湯の色が変わることもあるのだそうです。お風呂は囲ってありますが、中からは下の滝が見られる設計になっています。
画像8 深い森の奥から、何かが忍び寄って来そうな場所です。上の貸し切り風呂からは、この滝のせせらぎを楽しめます。暗くなってから一度、朝に一度入りましたが、夜は滝の音だけが聞こえてきて風情がある・・・けど怖かったです。一人じゃ怖いなあ。
画像9 朝、温泉から見える風景です。山の名前は分かりません。見えるとしたら、然別山、十勝岳、ウぺぺサンケ。朝5時台でこのお天気、ラッキーでした。
画像10 帰り道に出会った鹿の兄弟? 目が合いました笑。驚かさないように、車の中から撮ったため、画像はイマイチ。道中は言うまでもなく凄い山道。「こんなにハンドル回すことないよな〜」とパワステに感謝するほど急カーブが続き、冬道は緊張しかないだろうな、と思います。特に谷側はガードレールなんてないのはもちろん、路肩を示すポールが挿してあるだけ。間違えたら確実に「落ちる!」とビビりました。安全運転必須です!
画像11 十勝に大地の恵みをもたらす然別川。前の大水で溢れ、まだ工事中の箇所もありました。鹿追町までずっとこの然別川沿いに道がありますが、菅野温泉から10キロくらいまで、ずっとスマホは「圏外」でした。水力発電の施設以外は民家もないため、事故ったら本当に大変!

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