【映画】野球の王道映画のマネーボールから学べることは統計だけじゃないから見てほしい
🐾えっほえっほ🐾
野球に魅了された後に、野球がテーマの映画みたいなぁと思って見まくった映画。
「マネーボール」という、ブラッド・ピット主演の映画で野球と統計学がテーマ。
いまやどの球団もベースにしているセイバーメトリクス法を基にしたチーム編成で優勝していく物語。
初めて見た時を覚えてはいないけれど、
「学問ってこんな活用方法があるんだ」
「新しいことをするには常に逆風が吹きつけるものだ」
「信念って大事だ」
「野球って運じゃないんだ」
という印象を強く焼き付けられた。
実話だけど映画では、数名ですが少しだけ名前が変えられてることもあって、調べていくと混乱するけれど、実にいい映画。ビリー・ビーンという手腕GMが出てくるが、サッカー界にも活躍しているらしい。
そして2023年夏。
また「野球」というスポーツに会った私は食いつくようにこの作品を見返した。おそらくこの夏で20回くらいは見た。仕事中、音楽のように流し続けて、考え方や姿勢を学んだ。
セリフで心に置いておきたい言葉があるので、こちらにメモしておきます。
ビーンとピーターの出会いのシーン。
考え方のベース。
球団は選手を買うことばかり考えています。
本来、買うべきものは ″勝利″ なんです。
″勝利″ を買うには ″得点″ を買わないと。
″得点″ と選手の結び付けが必要なんです。
ヒットで出るのとフォアボールで塁に出るのと何が違うのか？同じだ。
今は自覚がないだろうが、君たちは勝てる。だから、その気で戦え。
打席はブラックジャックのようなものだ。カードを引くたびに勝率が変わっていく。
5回までに100球投げさせろ。先発を引っ込ませて、中継ぎをどんどん出させろ。ダメ投手がでてきたところで、点を稼ぐ。
フォアボールを選べって？イエスだ。
俺が金を払っているには過去の栄光にではなく、今の君にだ。
出塁すれば勝てる。勝ちたい以上に負けたくない。
確実に一塁に出塁しろ。野球は一連の作業の連続だ。
人は野球に夢を見る。
映画の音楽も素晴らしい作りで、無音の瞬間や気持ちに連動していて没入できます。
大学進学を目の前に、野球選手になるも振るわずにGMになったビリー・ビーンの豪手腕ぶりは仕事全般に言えることと思います。先導に立つとはまさにこのこと。
ブラピの演技のおかげですが、めちゃくちゃ人間味を感じます。
たとえば、
・ビリーが低予算の中でオーナーへ球団の状況を良い加減で伝えて交渉するシーン
・ビリーが他球団にトレード交渉時に周りに囲まれながらも果敢に条件を繰り出し状況を見極めるシーン
・ピーターに会ったあと飛行機で統計学を見る姿
・仕事できついことがあっても、自分のこどもには強く優しくありたいパパを崩さない姿
・試合に負けた後、喝を入れるシーン
・自分で自分にかけたジンクス「試合を生で見ると負ける」というのを最後に破ってしまうも逆転されかけたときの表情
・意図があってトレードしたのに全く汲み取ってくれなかった監督に対して一言目が低姿勢なところ
・トレードを戦略的に組めるところ
・過去の自分に負けまいと、戒めにしている姿
・負けた時、うまくいかなかった時に力任せにモノに当たってしまうのに、うまくいった時はニヤリ&ガッツポーズで誰にも見せないところ
・自分を、ピーターを、仲間を信じて、成功するまで突き進むことを諦めなかった姿
他にもたくさんありますが、怒りや悔しさや喜びや嬉しさの表現の幅を感じられる映画です。そして野球は辛いことのほうが多い。
野球は歴史があり、勘と経験の世界であり、数年の契約で不確実な世界であり、アンコントローラブルな世界のなかで、それでも、球団を、球界を変えていく力を奮い立たせてくれたのは『娘』だったかもしれない。守りたいもの、途中のセリフであった「僕にはどうしても大学まで行かせたい娘がいる」と。
でも、本当のところは『プロ入りしたビリー自身』なのかもしれない。スカウトから浴びた浮つく言葉で自分を過信してしまった、そうして結果を残せずに引退した自分を責めながらも、変わっていければいい、同じような運命を辿らせたくないという思いかもしれない。
他人は他人。自分は自分。自分を守れるのは自分だけ。そして、自分を守れて、はじめて、他人を守る力も出てくると思っています。野球選手はひたすら自分と向き合う仕事なのね。。尊敬しかありません。
私が見た感想をずらりと書いてしまいましたが、映画についての解説はこちらの方が良い文章で書かれているのでくりっく〜
ほかにも野球にまつわる映画ドラマみるぞ〜‼️
🐾えっほえっほ🐾
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？