![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43994719/rectangle_large_type_2_8176b15d80b88c1fc5dccb250569d30b.jpg?width=800)
デュエプレ7弾AD環境に関する赤緑速攻考察-ドリームマッチ編-
現代デュエプレでなお輝く赤緑速攻、
過去のランクマッチを賑わせた数々の環境デッキ、
交わるはずの無かったデッキ達の、時空を超えた決着が今果たされる___
はい、茶番である。
このnoteは筆者が先日投稿したデュエプレ7弾AD環境に関する赤緑速攻考察の追記というかオマケになる。
「現代の赤緑速攻と過去の環境デッキとを戦わせたら果たしてどうなるのか?」という筆者の思い付きからはじまり、チームメンバーの協力を得て検証・記事化に至った。以前に行った赤白速攻VS1弾環境二角ボルコンに続くこのテの企画、果たして今回はどのような結末を迎えるのだろうか?
また最初にも書いたがこの記事はガチ考察ではなくカジュアル(茶番)的な内容が大半を占めるため、時間が空いた時の読み物程度に使って頂ければと思う。
1.デッキ紹介
この項では筆者が使う赤緑速攻と対戦相手となるデッキの紹介をする。
以下は赤緑速攻側で使用するデッキ画像だ。
使用するのは筆者が使用していた赤緑速攻、前期最終レジェンドに残られた方の構築をベースに(要るのか怪しい)微調整を重ねたデッキとなっている。
また今回の刺客となるデッキは以下の五つ、デッキ画像はそれぞれに貼るのでそちらを参照頂きたい。
・ネクラテンペスト
・青緑リーフ
・白青ガーディアン
・ドロマーリーフ
・青黒バロム
リストを見てピンと来られた方も多いだろうが、今回の対戦相手は2弾環境で中心となった、あるいは活躍したデッキをテーマとしている。試合数はそれぞれ3試合、正直少ない気もするが時間が掛かるのと筆者の集中力が持ちそうになかったのでこれで許してほしい。
またデッキリストは筆者が当時の記憶を基に組み立たデッキリストをチームメンバーに配り、そこから微調整を任せたもので対戦した。モノによっては見る人が見たら噴飯もののデッキリストになっているかもしれないが、そこは暖かい目で見守って頂けると助かる。
さて現代デッキと過去デッキとのマッチアップ、果たしてどのような結果になるのだろうか?
2.VSネクラテンペスト
○デッキリスト
○デッキ紹介
先鋒は2弾のSRとして収録された「超神龍バイラス・テンペスト」をフィニッシャーに据えたネクラテンペストだ。
序盤はライフからピカリエ、ゾルヴェールへと素早く繋ぎ、中盤はジオブリードで盤面の確保、そして終盤は二角からのロストで手札を根こそぎ刈り取った後、フィニッシャーのバイラステンペストによって盤面の掃除をしつつゲームセットを目指すコントロールデッキである。
ハンドや汽車男等のトリガー、そして光のブロッカーを擁するネクラテンペストは果たして赤緑速攻の猛攻を受け止められるのか?
○対戦結果
1戦目:負け(後攻)
2戦目:勝ち(後攻)
3戦目:勝ち(先攻)
最初の刺客であるネクラテンペスト相手に2勝1敗と上々の滑り出しを見せた赤緑速攻。
勝ち試合はいずれもモスキートからの展開に始まり、高パワー獣を展開つつ火炎流星弾を連発することで力押しを決めた速攻らしい試合展開だった。
一方負け試合ではトリガーで除去された隙にジオブリードで盤面を制圧され、マナ送りで増やされたマナを活かしきれないままテンペストの降臨を許しそのままお陀仏した。
対戦して感じたのはマナ送りとハンデスの相性の良さ、相手のマナが増えてもプレイするカードをハンデスで奪えば問題はないことを痛感した。またジオブリードが除去兼5000の殴り返しとして機能することから、初動が決まれば幅広い速攻相手に戦えるデッキタイプでもあると思った。
現代だと流石にゲームスピードの面で苦しいが、自然文明でフィニッシャーとなる「緑神龍ダグラドルグラン」が7弾に収録されているので、もしこれらのカードを持っている方が居れば是非ともカジュアルで遊んでみて欲しい。
3.VS青緑リーフ
○デッキリスト
○デッキ紹介
次鋒となるのはPVでも話題を呼び2弾環境で猛威を奮った「アストラル・リーフ」を軸に据えたデッキの一つ、青緑リーフだ。
2tウィルス→3tリーフまたは2tアシダケ→3tウィルスリーフによる圧倒的な序盤のドローから、有無を言わさぬ物量やバウンスで押し込む攻撃的なデッキタイプだと言える。またセオリーでは条件次第で超優秀なアタッカーとなるレベリオン・クワキリが入るのだが、今回の対戦ではお相手の一工夫により、お地蔵さんこと念仏エルフィン型の青緑リーフと対戦した。正直筆者は侮っていたのだが…
○対戦結果
1戦目:勝ち(先攻)
2戦目:勝ち(後攻)
3戦目:負け(先攻)
初戦、2戦目は除去を仕掛けつつ高パワーのクリーチャーで殴りかかる理想的な展開で赤緑速攻が勝利を収めたのだが、3戦目は先攻を貰いながらも手痛い敗北を喫してしまった。
敗因は単純明白、3t目の念仏エルフィンを処理できなかった結果、4t目以降から大量のリーフとアシダケ、青銅の着地を許してしまったからだ。念仏エルフィンが居る状態ではウィルス+リーフが2マナで降臨し、青銅も実質1コスト、アシダケに至っては手札が続く限り実質0マナのインチキムーブが想像以上にエグかった。
こういうデッキは裁きやスクラッパーといった火力除去には勿論脆い、だがこの時代にそんなものは無ければそもそも赤緑速攻に積めるはずもない。一度増殖してしまえば処理は不可能であり、それに加えスライダーとトリガーサーファーでバウンスを食らった結果、為す術なく負けてしまった。
基本的なパワーラインでは赤緑速攻が上回るためトリガーを回避し主導権を握れば赤緑速攻側が有利となるが、一度躓くと自然文明のクリーチャーが一転して牙をむき襲い掛かってくるデッキだと言えるだろう。またクワキリのパワーとバウンスを利用したデッキは現代デュエプレでも実はこっそり活躍していたりするので、レートに余裕が有れば組んでみるのも良いかもしれない。特にND(New Divisionの略、以下ND)で使用できるのはリーフ共々7弾が最後になる可能性もあるので、当時の動きを体感してみるのも悪くないと思う。
ここまでの対戦結果…4勝2敗。連続勝ち越し。
4.VS白青ガーディアン
○デッキリスト
○デッキ紹介
中堅で赤緑速攻を迎え撃つのは2弾のVRとして収録された「守護聖天グレナビューレ」、そして今なおデッキによっては採用を検討される「光器ペトローバ」を軸に据えた白青ガーディアンだ。
トリガーの枚数は決して多くないが何れも強力な性能であること、フィニッシャーのグレナビューレが相手のトリガーに反応してシールドを増やすことから当時の速攻を返り討ちにする性能で環境に居座っていたデッキだったと筆者は記憶している。
速攻キラーとも言えるこのデッキに対し、赤緑速攻は勝利を掴むことが出来るのか?
○対戦結果
1戦目:勝ち(後攻)
2戦目:負け(先攻)
3戦目:勝ち(後攻)
パワーラインの高さと火炎流星弾を大量に積み込んでいることから、基本的には赤緑速攻側が有利であると感じた。勝った試合はいずれも後攻からのスタートである上、赤緑速攻に盤面をひっくり返すトリガーを積んでいないことからグレナビューレが活きづらく、カードパワーも相性面でも悪くないと言えるだろう。
ただし、ペトロ―バが間に合ってしまえば赤緑速攻は一転して苦しくなる。火炎流星弾の範囲内に収まるブロッカーが殆どとは言えクリーチャーでは越えるのは難しい上、睨み合いからスパークを一度受ければ立て直せなくなるからだ。基本的にはトリガーさえ踏まなければ殴り切れるが、攻撃が遅れ一度状況を作られてしまうと巻き返しが効かない相手と言えるだろう。
このデッキは受けが強い一方でラルバギアやペトロ―バによるビートデッキの側面も持つため、今では割と珍しいタイプだと思う。こちらもゲームスピードの向上と天門の存在により現代のランクマッチで活躍させるのは非常に難しいが、個人的には一度触ってみて欲しいデッキだと思っている。
ここまでの対戦結果…6勝3敗。強いぞ赤緑速攻!
5.VSドロマーリーフ
○デッキリスト
○デッキ紹介
副将で待ち受けるのは、当時のランクマに彗星のごとく現れ環境を掻っ攫っていったドロマーリーフだ。
序盤はマーチング・スプライトやリーフによりクリーチャーを展開しつつのドローで相手の除去やハンデスに対抗し、5t目にペトロ―バでウィルスを強化、6t目以降は強化されたクリーチャーでトドメを刺すのもスパークで盤面を制圧するのも良し、その上防御トリガーまで非常に厚く攻守ともに隙の無い当時「最強」のデッキと言えるだろう。個人的にはこのデッキのおかげで3弾がインフレしたのだと勝手に思っている。
暴力的なドローとペトロ―バによるパワーアップ、そしてスパークによる制圧に対して赤緑速攻は対抗できるのだろうか?
○対戦結果
1戦目:勝ち(先攻)
2戦目:勝ち(先攻)
3戦目:勝ち(後攻)
祝・3連勝。やったぜ。
サイバーウィルスの進化元が悉くピアラやベア子姫で潰されること、2マナクリーチャーがリーフの殴り返しを殆ど受けず遠慮なくシールドを割に行けることから、赤緑速攻相手に恰好の餌食になったと言えるだろう。というか現代のメカオーやダイブリといった小型クリーチャーを展開するデッキと現在進行形で渡り合っている赤緑速攻にとっては、もしかすると今回の中で一番楽なマッチアップだったのかもしれない。
だからと言ってこのデッキが弱いかと言えばそんなことはまっっったくない(私情込)。現代の環境デッキ相手でも圧倒的な物量とペトロ―バによる除去耐性付与、スライダーによるバウンスがハマれば普通に勝つことも珍しくない。あと次の8弾環境でNDではリーフとペトロ―バが使えなくなるので、もしかしたらマリンフラワー(サイバーウィルスの1マナブロッカー)が解放されるんじゃないかと筆者は密かに期待している。今でもシティ周回やレジェンドバトルなら十分すぎるほどに戦える性能をしているので良ければ触ってみて欲しい、リーフの理不尽さを再認識できるだろう。
ここまでの対戦結果…9勝3敗。赤緑速攻最強!
6.VS青黒バロム
○デッキリスト
○デッキ紹介
大将となるのは幅広いカスタム性と優れたリソースを持つ青黒バロムだ。
2弾で「アクアン」を初めとした数多くの強化パーツが青黒に追加されたこと、そして多くのデッキに対してバロムが突き刺さることから2弾環境の最初から最後までいたデッキタイプであったように記憶している。個人的な感覚ではあるのだが、暴力的なリソースと耐性を持つドロマーリーフは「最強」、細やかな調整とプレイングで粘り強く戦える青黒バロムは「最優」のデッキだったと筆者は思っている(伝わったら嬉しい)。
数々の強化と研究を受けた青黒バロムに対し、果たして赤緑速攻は勝利で締めることが出来るのか?
○対戦結果
1戦目:負け(先攻)
2戦目:負け(後攻)
3戦目:負け(後攻)
呪・3連敗。最後にやってもうた。
ブラッディ・イヤリングがゴンタやファルゲンに対して相打ちに持ち込めるパワーであること、バイツが怒髪やサエポヨに有効であること、飛行男→デスモーリーの流れでリソースが枯らされること、そしてトリガーの分厚さに跳ね返されたこと等が相まって屈辱の3連敗を喫したと考える。うっすらと予感はしていたが、正直想像以上だった。
この青黒バロムは直後の3弾環境に、上記のドロマーリーフ共々あるデッキタイプ(ヒントは現代でもtier1として使われているアレ)によって駆逐されてしまったのだが、ドローとハンデスと確定除去を軸にリソースで戦うデッキは別の形で後々まで受け継がれていくことになる。またこれまでに紹介したデッキの中でも一番構築とプレイングが出ると思うデッキなので、もし2弾環境限定戦などの機会があれば一度握ってみてもらいたい。
ここまでの対戦成績…9勝6敗。まずまずの結果でした。
7.まとめ
ここでは先攻/後攻および合計の数値を出していく。(勝率は小数点第一を四捨五入)
先攻:4勝3敗(勝率57%)
後攻:5勝3敗(勝率63%)
合計:9勝6敗(勝率60%)
前回の赤白速攻五番勝負みたいにならなくて良かった(小並感)。
序盤にパワーラインを押し付ける動きが安定して強く、またパワーの高さがトリガーに対する耐性としてよく働くことが分かる結果になったと個人的には感じている。またピアラやベア子姫といった小型除去に関しては相手によって差が激しく、この辺りは環境によって細やかに変化をつけるポイントになると改めて思った。
そして今回は採用しなかったが、この他にもクローシスボルコンやドロマーイニシエートというデッキタイプも2弾環境には存在していた。ただしこの2つは余りにもゴーストタッチと汽車男に依存する部分が大きいと判断したため、今回は断腸の思いで見送った。ちなみに筆者はドロマーイニシエートも大好きである。
身も蓋も無い言い方をすれば2弾環境にゴンタやファルゲンを放り込むこと自体アレだったのだが、その中でも対応することが出来た青黒バロムは流石だと思う。
8.さいごに
終わってみれば2弾環境の宣伝noteになってなくね?
そして趣味全開の文章にここまで付き合って頂いた読者には毎度ながら感謝しかない。形にさえすれば読んでもらえる幸せよ。
筆者としては、こういう楽しみ方も出来るのがデュエマやデュエプレの良い所だと思った。ガチ環境で切磋琢磨する競技的な魅力も有れば、カードゲームとしてルールを勝手にアレコレする楽しみ方も有るのだろう。
またこの遊びはチームメンバーの快諾が無ければ実行に移すことが間違いなく出来なかった、この場をお借りして感謝する。(毎度毎度本当にありがとうございます!!)
また少し話は逸れるが、チームやグループを含め繋がりを持つことでより遊びの幅が広がりゲームそのものが充実するのではないかとも強く感じた。
現在twitter上では多くのチームやグループが存在しているが、その一つ一つに特性というか団体のクセが外から見ても感じられて、実に面白いと感じている。
個人的にこういうのは皆で面白く楽しんだもん勝ちだと思っているので、それぞれに合った楽しみ方を求めてtwitter上を練り歩いたり、逆に自ら道を作っていくのも楽しいのかもしれない。
少しまとまらないが以上をもって今回の記事を締めたいと思う、この記事によって貴方のデュエプレライフが少しでも豊かになれば幸いである。
2021/1/26 こじぃ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?