見出し画像

ボードゲームの説明書、どう読む?


記事の内容


この記事ではボードゲームが趣味で自作もする私、おるーがボードゲームの説明書を読んでルールを理解するまでの流れを記事にしています。
ボードゲームのルールを理解するのが難しいと感じる方の参考になれば嬉しいです!あくまで私の個人的なスタイルなので、その点はご了承下さい。

参考ゲーム


BRASS(ブラス ランカシャー、通称:黒ブラス)
2~4人用 14歳以上向け 60~120分
ゲームデザイン:マーティン・ウォレス(ワレス)
1770年から1870年の産業革命を舞台にした経済戦略ゲームで、ボードゲームに慣れない人にとってはちょっと複雑で難しく感じるくらいの難易度かなと思います。
今回はこのゲームを実際に開封し、説明書を見ながらどのようにルールを理解していくかについて記事にしたいと思います。
ルール解説ではなく、”ルールを把握する手順”の解説として書いていきますので、なるべく他のゲームでも応用できるような視点で書いてみたいと思います。

手順紹介

早速開封(/・ω・)/まずやることは?

 さて、開封してまずやること、それは検品です。
大抵の場合、説明書の最初のページに内容物の一覧が個数などと共に記載されています。なので、まずは内容物が揃っているか確認します。
 この時、確認ついでになんとなくボードやカード、タイルに描かれているアイコン(ゲーム中の要素をイラストや記号で表現したもの)やメインボードや個人ボードに描かれている丸や四角の枠などを眺めておきます。
 特にルールが複雑なゲームほど、必要な操作や条件はアイコンで示されることが多いですし、ボード上にはカードやタイルを置く場所をその形の枠で表されていることが多いので、大まかにどのようなアイコンがあるのか、どこにどのような形の枠が描かれているかを見ておくと、説明の読みやすさが向上しますし、ボードゲームに慣れてくるとアイコンや枠だけでもゲーム内容をイメージする手がかりになります。

いよいよ説明書を見ていきます

 さて、説明書の中には大まかに、①内容物、②フレーバー(そのゲームの世界観に関する説明や背景となる物語など)、③ゲームを始める前のセッティング方法、④総論(ゲーム全体の流れ)、⑤各論(手番でできること、ゲームの進行方法、ゲームの終了条件及び勝利条件に関する個別の詳細説明)、⑥用語の定義やアイコンの説明、⑦補足事項やQ&A、⑧その他、追加ルールやバリエーションルール等に関する情報といった項目が書かれています。
 私の場合はまず項目をざっと確認してから、次の順でルールを把握していきます。

フレーバー

 これはゲームルール自体には直接関係ないことも多いですが、気持ちを盛り上げ、ゲームを楽しむためにはとても重要です。加えて、たくさんのボードゲームを遊んでいる人ならデザイナーも気になるところ。デザイナー名で大まかにゲーム性、複雑さや期待度を推定したりするのも楽しいポイントです。
 インスト(ゲームの説明)をする時にはなるべくこのフレーバーを共有して、プレイヤーがどのような立場でそのゲームを進めることになるのかを明らかにしておきたいですね。
 例えばすごろくをするにしても、「サイコロを振って数字の分進めてお金を稼ぎながらゴールを目指します。他プレイヤーに対する妨害手段もあります。」よりも、「魔物の脅威にさらされた王国は国を救ってくれる勇者を求めています。あなたはちょっとずるい賞金稼ぎです。表向きはギルドの要請に応えて強いモンスターを倒しつつ、裏では罠や根回しで他の賞金稼ぎを上手に出し抜き、王都を目指しましょう」の方が気持ちが入るのではないでしょうか?
 今回の参考ゲーム「黒ブラス」の場合、プレイヤーは産業革命時代の事業家となり、影響力拡大を目指します。また、説明書2及び3ページには産業革命時に活躍した偉人についてもイラストと共に紹介されていました。

『ブラス・ランカシャー』は1770~1870年、産業革命期のイングランドを舞台とした経済戦略ゲームです。プレイヤーは事業家となり、イングランド北西のランカシャー地方とその周辺地域で勢力を競います。ゲーム中、運河と鉄道を敷設し、紡績所、炭鉱、製鉄所、造船所及び港といった産業施設を建設することで、自らの影響力の拡大を目論みます。

説明書1ページ左上段「産業革命のさなか」



私はこの時点で、もうすでにワクワクです!笑

セッティング(ゲームの準備)

 複雑なゲームほど、ゲームを始める前にボードを置いたり、カードの山を作ったり、プレイヤーごとに初期資源を配ったりと、ゲームの準備が必要になります。
 多くのゲームではイラストや写真でセッティング方法が示されているので、現物を触りながらの方がルール把握をしやすい場合は実際にセッティングを行っても良いですし、ある程度イメージできる場合は説明書を読んでゲーム中使用する物とその置き場所を把握します。

総論(ゲーム全体の流れ)

 ゲーム全体の流れを確認します。私の場合は、1.勝利条件、2.終了条件、3.全体の流れの順で内容を確認しています。
1.ゲームの勝利条件(勝利点なのか、お金なのか、条件達成なのか、複数あるのか、単独なのかなど)
 勝利条件はそのゲームを遊ぶ際やルールを把握する際の指針になるので、最初に確認しています。ほとんどの場合、勝利条件=ゲーム内アクションの目的になるので、これを最初に把握しておくと説明書を読み進めやすくなります。
 「黒ブラス」の場合、ゲームの勝利条件の項に「勝利点を最も多く獲得していたプレイヤーが勝利」と書かれています。そのためルール詳細を確認する時には”勝利点を取得する方法と段取りを押さえる”ことを意識します。

鉄道の時代の終了時の処理を終えた後
・勝利点を最も多く獲得していたプレイヤーが勝利します。
・同点の場合~(略)
・それも同点の場合~(略)

説明書7ページ左下

2.ゲームの終了条件(どの時点で終わるのか、ゲームが複数のセットで構成されるのか、単独なのかなど)
 終了条件を全体の流れよりも先に確認するのは私の個人的な好みです。ゲームによってはいずれかのプレイヤーが特定の条件を満たすことが終了条件になっているなど”終了タイミングがプレイヤーの意思で決まる”ようなものもあるため、ルールの理解のためというよりは実際に遊ぶときの戦略を考えるのに役立ちます。私はルール確認の際に並行して戦略を考えるので先に終了条件を確認するようにしています。
 「黒ブラス」の場合、大きく前半(運河の時代)と後半(鉄道の時代)に分かれており、鉄道の時代が終了するとゲームが終わります。前半と後半はいずれも、複数回のラウンドを行い、山札がなくなり、手札も使い切ったラウンドで終了します。つまり、ラウンド数が固定されているということですね。
 「ゲームの目的」の項目と「ラウンド」の項目にそれぞれ以下の説明文がありました。

本作は2つの時代に分かれています。前半は運河の時代(1770~1830年)、後半は鉄道の時代(1830年~1870年)です。(以下略)

説明書6ページ右上段「ゲームの目的」

(前略)2/3/4人ゲーム時、両時代は10/9/8回のラウンドからなります。(以下略)

説明書6ページ右中段「ラウンド」

3.全体の流れ(ゲームがどのように始まり、各プレイヤーが何をして、どのようにゲームが進んでいくのかなど)
 さて、いよいよ全体の流れを確認します。ここではアクション毎の細かい説明ではなく、どのタイミングで手番やラウンドが切り替わるのかという条件を中心に確認していきます。ゲームにって、ゲーム中の進捗段階が細かく分けられていることも多く、表現もいくつかあります。
 例えば今回の「黒ブラス」では1ゲームは2つの時代からなり、各時代はいずれも8ラウンド構成になっていることがここまでに確認できています。そのため全体の流れを確認する際は、1ラウンドがどのような構成になっているのか、次のラウンドに進むタイミングはいつなのか、次の時代に切り替わるタイミングはいつなのか、そして切り替わるタイミングで何らかの処理があるのかどうか、といったことが読むべきポイントになります。
 ゲームによっては1ラウンドがさらに複数のセットで構成されていたり、状態の進捗を管理するためにステップやフェーズといった表現でさらに細分化されていたりします。しかしそのような場合も全体の流れを確認する際にはそれぞれの区分が切り替わる条件に的を絞って読み進めていくと理解しやすいです。
 「黒ブラス」を例としてページに沿って読み進めてみます。「黒ブラス」ではゲーム全体の流れは6ページ「ゲームの流れ」、7ページ「時代の終了時の処理」のページに書かれています。
 6ページの右端にはゲームの目的、ラウンドの項目がありますがこれは先の勝利条件と終了条件を確認する際に読んでいるので飛ばします。
 その他の項目は以下の通りです。読むべきポイントを拾いながら確認を進めます。
・プレイヤーの手番:手番で行うことが書かれています。1手番で2アクションでき、アクション毎に手札を捨てる必要があること、それと手番で支払ったお金を手番表の自分の人物タイル上に積んでおくことが示されていました。手番の切り替わり条件は”2アクション終了”ということですね。

・アクション一覧:アクションの詳細は後で確認するので、ここではいくつのアクションがあるかを確認する程度で良いと思います。「黒ブラス」では5つのアクション(建設、敷設、開発、売却、借金)及びパスがあります。同じアクションを2回行うこともできるようです。パスの場合も手札を捨てること、それとここでも支払ったお金を手番表の自分の人物タイル上に積んでおくことが示され、その金額によって次のラウンドの手番が決まることが書かれていました。

・ラウンドの終了:ラウンドが切り替わる条件が書かれているので押さえておきます。

全プレイヤーが手番を終えた後、次に示す手順を実行し、次のラウンドに移ります。

説明書6ページ左側「ラウンドの終了」

 手番が一巡したら1ラウンド終了です。そしてラウンド終了時に手番順の決定と収入の獲得を行ってから次のラウンドに進むことが示されています。
・運河及び鉄道の時代の終了:ここまでで手番の切り替わり条件とラウンドの切り替わり条件が分かりました。そしてゲームの終了条件を確認した際に8ラウンドで各時代が終わること、そして鉄道の時代が終わったらゲームが終了することが分かっているので全体の流れはつかめました。
 7ページ目には各時代の終了時の処理が書かれているので一通り目を通しておきます。
 両時代終了時におこなう共通の処理として、運河と鉄道、そして裏向きの産業タイルから勝利点が獲得できることが示されていました。更に各時代に特有の処理についても書かれていました。
 運河の時代が終わった時にはゲーム盤上からのレベル1産業タイル取り除き、遠方市場のタイルのリセット、カード山のシャッフル、新たな手札の配布、山札に指定されたタイルを差し込む処理を行うようです。
 そして鉄道の時代が終わった時には手元のお金が10ポンドにつき1勝利点になるようです。
 ただ、この時点では分からない用語もたくさん出てくるのでそれらは読み飛ばしますが、各時代の終了時と鉄道の時代の終了時に勝利点が獲得できることが書かれていた点は頭の隅に置いておきましょう。
 総論(ゲーム全体の流れ)の確認ではあくまで手番やラウンドの切り替わり条件を押さえることにポイントを置きます。
 
ここで切り替わり条件と関係しない不明点や用語などを調べ始めると、全体像がぼやけてスムーズなルール把握の妨げになることが多いのであまりお勧めしません。

各論(ゲーム内の処理や手番のアクションの詳細)

 さて、大まかな流れが分かったのでおさらいしつつ、各処理やアクションの詳細を確認していきます。
 各アクションを確認する前には勝利条件と終了条件を一度振り返っておくと、各アクションが何のために必要になるのか、より理解しやすいです。
アクション部分はゲームによって整理の仕方が異なるため、説明書の該当部分を探して読んでいきます。セッティングのタイミングでボードやコンポーネントを実際にセットしている場合は、現物で確認しながらやってみると、より理解が進みます。
 また、ゲームによってはゲーム内の用語や定義についてまとめられている場合もあるので、詳細説明を読みながらか、もしくは先に用語と定義を把握しておくと理解しやすいと思います。
 「黒ブラス」の場合、説明書9~11ページに「アクションの解説」の項目がありますが、その前の8ページに「基本的な概念」という項目があり、わざわざアクション解説の前に配置されているので先に読むことにします。
「基本的な概念」では、「産業タイルを裏返す」、「収入レベルの上昇」、「自分のネットワーク」、「都市の接続」、「鉄の消費」、「石炭の消費」という項目が設定されています。各項目を拾っていきます。

産業タイルを裏返す:”産業タイル”という用語は全体の流れを把握する際に出てきました。各時代の終了時に裏向きの産業タイルから勝利点を獲得できること、それと運河の時代の終わりにレベル1産業タイルが取り除かれることが時代の終了時の処理として示されていましたね。勝利点に繋がるのでここは重要です!説明文では産業タイルが5種類あること、そしてそれぞれどのタイミングで裏返るかが記載されています。

収入レベルの上昇:収入マーカーを移動させることを示すアイコンについて説明されています。収入はラウンド終了時の処理として収入の獲得という項目がありましたので、このタイミングで合わせて確認しておきます。

自分のネットワーク及び都市の接続:これらは用語・定義の説明になるので「きっと詳細説明で出てくるんだろうなー」と思いながら確認しておきます。

鉄の消費および石炭の消費:これらはこのゲームの資源である鉄と石炭の使い方についての解説になります。わざわざアクションの詳細説明と別に書かれているということは少し複雑な条件やルールがあるはずなので、両者の違いに注意して確認しておきます。
具体的には、以下のような違いがありました。
鉄(トークン)の場合
・開発アクションの実行と一部の産業タイルの建設で使用する
・ゲームのメインボード上に配置された表向きの製鉄所タイルから(それが他人のタイルであっても)無料で使える
・表向きの製鉄所タイルが無い場合はメインボード上の鉄市場から、そこに示された金額で購入して使う
・上記のいずれにも鉄トークンがない場合は共通在庫から5ポンドで購入して使う
石炭(トークン)の場合
・一部の産業タイルの建設と鉄道の敷設に使用する
・メインボード上に配置された表向きの炭鉱タイルから(それが他人のタイルであっても)無料で使える。ただし、配置しようとしている産業タイルや鉄道タイルがその表向きの炭鉱タイルと接続していなくてはならないという条件付き。
・条件を満たす表向きの炭鉱タイルが無い場合はメインボード上の石炭市場から、そこに示された金額で購入して使う。ただしこの場合は、配置しようとしている産業タイルや鉄道タイルが交易アイコンのついたタイルや都市と接続していなくてはならないという条件付き。
・上記のいずれにも石炭トークンがない場合は共通在庫から5ポンドで購入して使うが、この場合も配置しようとしている産業タイルや鉄道タイルが交易アイコンのついたタイルや都市と接続していなくてはならない。

 鉄と石炭の主な違いは条件の有無ですね。このような条件が付く理由について、鉄の消費の項目と石炭の消費の項目のところに補足としてそれぞれ以下の説明文があります。

当時の産業で必要とされた鉄はごく少量だったため、馬や荷馬車でも運ぶことができました。

説明書8ページ「鉄の消費」歴史上の補足

石炭は大量に必要だったため、堅牢堅固な輸送網が必要でした。

 説明書8ページ「石炭の消費」歴史上の補足

 さあ、必要な用語・定義・処理を押さえたところでいよいよ大詰めです。アクションの詳細説明を確認していきましょう。
 アクションの説明はゲームによって単純なものもあればいくつかの処理や条件を含む複雑なものまで様々です。説明書で多くのスペースを割いて紹介されているアクションなどは、実際に現物を動かしながら確認するとより分かりやすいと思います。
 「黒ブラス」では勝利点を多く獲得するのが目的でした。そして勝利点獲得のタイミングは主に各時代の終了時、敷設した運河/鉄道、そして裏向きの産業タイルからの勝利点がメインで、最後に鉄道の時代が終わった時の所持金が10ポンドで1勝利点です。
ということは、アクションをうまく組み合わせて、たくさんの運河/鉄道を敷き、産業タイルをたくさん裏返すためにどうしたらよいのか?という視点で読み進めていくと理解が捗りそうです。
 全体の流れで確認した通り、アクションはプレイヤーが自分の手番で行い、建設、敷設、開発、売却、借金及びパスの6つの選択肢があります。1手番で2アクション、さらに同じアクションを2回行ってもよいという内容でした。
 説明書では建設アクションに1ページと少し割かれていて、やや複雑であることが想定されます。
 各アクションの項目を読む際は、例外処理、場合分け及び条件の有無に注意して読み進めます。
 建設アクションの説明では、①実行方法、②製鉄所及び炭鉱建設時の資源トークン(鉄トークン、石炭トークン)の配置と処理、③メインボード上に自分のタイルが無い場合の特例、④造船所を建設する場合の特例、⑤運河の時代の建設に関する条件、⑥鉄道の時代の建設に関する条件、⑦建て替え建設の方法が示されています。説明のボリュームが多いと感じる場合は現物を動かしながら確認したり、実際にアクションを行う際に説明書を読みながらやってみると間違いがなく、覚えやすいです。
 次に売却アクションの項目では、①実行方法、①-1港を使用した売買、①-2遠方市場への売買、②売却後の処理について示されています。建設アクションよりもルール量は少な目ですが、分かりにくい場合はやはり現物を動かしたり、実際のプレイ時に説明書を読みながらやってみるのが良いと思います。
 借金アクションと開発アクションはシンプルに実行方法のみの説明になっていました。
 最後に敷設アクションですがこちらは①実行方法と②時代ごとの敷設物の違いが示されています。敷設アクションも石炭や鉄を使用するため、産業タイルの配置ルール同様に石炭の供給源と接続している必要があることが強調されていました。
 勝利点を得るために運輸タイル(運河タイル及び鉄道タイル)をたくさん敷設して産業タイルをたくさん裏返したいわけですが、どうやらいずれも多くのお金が必要になるようです。
 収入は各ラウンドの終了時に入ってくるわけですが、収入レベルが上がっていないといけません。そのため収入レベルを上げることが最初の主な検討事項ということになります。その視点で再度各アクションを確認すると、建設アクションで製鉄所や炭鉱を早めに建設することや、売却アクションで紡績所や港のタイルを早めにかつ1手番でなるべくたくさん裏返すことが重要であることが分かってきます。

 ここまでで概ねゲームのルール把握が完了になります。
最後に、説明書にはゲームにもよりますが補足事項やQ&A、その他追加ルールやバリエーションルール等に関する情報が記載されている場合もありますので、遊ぶ前にざっと目を通しておくとよいと思います。
ちなみに「黒ブラス」の場合は、
・忘れやすいルール
・初心者へのアドバイス
・入門ゲーム(バリエーション)
・初版ルール(バリエーション)
・二人用ルール(バリエーション)
が説明書の最後のページに記載されていました。初心者へのアドバイスなどは、複雑なゲームを始めてプレイする時にはとてもありがたいですね。

最後に(まとめ)

お疲れさまでした。
全体をまとめますと、

①検品
②フレーバーチェック
③セッティング
④全体の把握(ラウンドやフェーズといったゲーム全体の構造とその切り替わり条件・タイミングの把握)
⑤詳細把握(アクションの具体的な方法やアイコンの意味などを現物を使いながら把握)
⑥その他の項目の確認(Q&AやTipsなど)

という感じです。今回は「BRASS(ブラス ランカシャー、通称:黒ブラス)」を参考ゲームとして私なりの説明書の読み方・ルールの確認手順について紹介させて頂きました。
最初の想定よりもだいぶ文章量が多くなってしまいましたが、この記事を読んで下さった方の参考になれば幸いです。
 実際のところ、一緒に遊ぶメンバーによっては事前確認を④くらいまでやっておいて、集まってからみんなでセッティングして詳細把握をしながら遊ぶみたいなケースも割とありますので上記にこだわる必要はないと思います。
 ルールの理解にはコツがあると思いますし、個々人の性格や考え方によっても馴染む/馴染まないがあると思います。すでに自分なりの読み方がある場合は参考までにご覧頂けていれば嬉しいですし、もしそういった自分なりのルール理解のパターンがまだできていない人にとってこの記事が役に立てば大歓喜です\( 'ω')/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?