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私が好きな哲学の言葉:「人間の尊厳」

これは ピコ・デラ・ミランドラの言葉だそうです。いかにも哲学的な言葉だと感じます。

中世ヨーロッパの社会では、神の作った世界、神の子としての人間という考え方が主流で、そのことを批判することも許されない風潮でした。でも少しずつ…少しずつ…ガリレオ・ガリレイやコペルニクスたちが導き出す科学によって、人間は人間性の開放を試みが始まったそうです。

それは「神の造りし人間」の与えられた人生をひたすら歩む、という道ではなく、自らが考え、道を選択し生きるというヒューマニズムの始まりです。

今でこそ皆が平等に持っている人生の自由。これは先人たちが長い長い時間をかけて勝ち取ってきた大切なものです。勝ち取るまでは茨だらけの道だったでしょうね。

そして、その時代の「自由」は、今の世の中に時々感じる「好き勝手」という「自由」ではなかったはずです。意味が深く噛みしめる「自由」は、自分も含めて人を人として敬い、さげずまず、自分なりの幸せを追求していく姿です。

人間社会に生きていると、人を変えようとしたり、自分を変えようとしたり、人を支配しようとしたり、人に呑まれて過ごしたほうが良いと考えたり…いろんな人がいますね。

けれど、人は結局自分でしかありません。自分の意思で人生を作っていくものです。ましてや、自分の運命を他人が背負ってくれることはないのです。自分で考え、自分で決定し、自分で切り開く人生。そこに、自分が自分であることを大切にする「人としての尊厳」が存在するのではないかな…と私は考えます。

あなたの思いを知っているのは、あなたしかいない、そこが重要なことなんだと思います。あなたを大切にすること、それが、まず、自分の自由への第一歩だということです。

さあ、私は、私らしく、私の人生を生きられているのか、私は問いながら歩みます!

あなたと一緒に

花音と共に

やすらぎを感じて生きたっていいじゃない?

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花音:中平 和寿子


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