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40歳越えでお見合い結婚と思っていた僕が、20代で妻と結婚をした理由 #6. One More Chance!!

たっぷり汗をかいた僕らは、着替えを済ませ入口付近で再集合をした。

スポーツウェア姿も良かったが、やはり私服も可愛いなー。そんな事を僕が思っていると、Mが、
『どうしよっか。軽くご飯でも食べてく?』と言った。

夢中でスポーツをしていたからだろうか、カラオケも含め5時間くらいの時が流れていた

お腹を減らした僕らは満場一致で車に乗り込むと、回転寿司屋まで車を走らせた。

僕の車では行きと同じく、友人Oのみが乗っている。
O『久しぶりに体動かすっていーね!』
たま『だね。なんかスッキリしたな!』
O『ところで、どーなのあの子は?
たま『!?なにが。』
O『ともちゃんに決まってるだろ!!

なぜOが!?素振りでバレたのか。僕がそう問いかけていると、

O『だって、今回のメンツ考えたらそういう事だろ。男メンツは彼女がいるMと、既婚者の俺。女メンツはMの彼女と、彼氏がいるAちゃんと、ともちゃん。』

・・・そういう事なのか!!???そうだったのM!ありがとう。。。

たま『純粋に笑顔が可愛いよね。』
僕がそう答えると、Oも賛同した。
O『そうだよね。あの笑顔は癒されるわ!』

そんな秘密のトークに花を咲かせていると、回転寿司チェーンに僕らは到着した。

テーブル席に6人が揃うと、早速メニューの注文に入った。最近の回転寿司は、回転してる寿司は限られていて、ほとんどはタッチパネルで食べたいものを食べるスタイルだ。回っているものを取って食べる風習は薄れている。

今回も、ともちゃんの席は僕から1番遠い斜め前。注文パネルの目の前だったともちゃんは、皆の注文を積極的にとってくれた。
そんな中、ともちゃんが間違えて卵を4つ頼んでしまう事態が起きた

ともちゃん『何かを4つとは覚えていたんですが、卵じゃなかったっけ?笑 すいません!』
O『このタイミングで卵4つはいかないわー。笑』
M『大丈夫だよ。みんな食べるでしょ?』
そんなフォローが入る中、僕はというと更に彼女に興味が湧いていた。

スポッチャの時から思っていたが、適度な抜け感?天然なとこがあって、僕にはそれが刺さっていた。

楽しい時間は過ぎるのが早いものだ。お腹も満たされ僕らは回転寿司屋を後にした。

たま『めっちゃ食ったな。』
M『だね。もう遅いし、ここで解散かな。
M彼女『そうですねー。』

全員『ありがとうございましたーー!』

寂しい気持ちもあったが、今日はお開き。そして、僕はOを載せてまた車を走らせた。

O『あの子いーと思うよ。
すかさずこの話に入る。

たま『だよね。正直心が動いたの久しぶりすぎて、これが好きって感情なのかなんなのか分からない。』
O『くーー。その感じがもう懐かしい!!!』

事実、直感的な何かはあるし、特別感は感じるのだが、人を好きになる感覚が戻らない。

Oを家に送り帰路につくまでずっと、ともちゃんの事を考えていた。

家につきベッドに横たわる。ふと携帯を見るとMが今日のメンツでLINEグループを作ってくれていた。
意図せず彼女の連絡先を知った僕は、個人LINEを送るべきか否か、久しぶり過ぎる駆け引きに頭を抱えていた。

そんな事を考えていると、『ブー
Mから個人LINEが鳴った。

M : ごめん。ともちゃん彼氏いるらしい。


…それは調べておけ!!!!

たま『えっ今日の俺は何?ただのピエロじゃん。
M『ごめん。ごめん。笑』
たま『どーすんの。
M『え!?気に入ったの?たまがあの子を?今まで散々色んな人見てもらってだめだったじゃん!!』
たま『久しぶりに心動いたんだけど。
M『マジか、、、本当にごめん。』

たま『One More Chance!!』

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