ラウールが世界へ羽ばたく(TGC感想)



2022年3月21日


最高を更新し続ける男ラウールは、この日また最高を更新しました。

歩く芸術ラウールはまた一歩確実に世界への道を前進したのです。

この瞬間を観るために生きてきたんじゃないかとさえ思えました。

この最高をくれるラウールという奇跡の存在を言語化するために、私が持てる全てを注ぎ込んで、TGC2022SSのラウールのことをここに記したいと思います。




項目ごとに分けて語っていくので、読みたいかもと興味を持ってくださったところだけでも覗いて行ってみてください。
よろしくお願いいたします。




◆アンドロジナスをテーマにすること

今回のステージも事前情報からラウールの考えた世界が展開されることが予想されていました。

TGCのラウールのパフォーマンスステージはラウールセルフプロデュースが含まれることが非常に多く、ラウールの感性や才能に存分に触れることができる貴重なステージにもなっていて、どんなアプローチで来るのかを考えるところから毎回楽しみがスタートしています。

そんな中で彼が選んだテーマが『アンドロジナス』。
アンドロジナスとは、「男らしさ」「女らしさ」などの枠組から離れたファッションでよく用いられる言葉です。

性別という枠組は勿論、人種や様々な枠組での差異に囚われることなく多様性を受け入れる社会というのは、現代社会において主流の考え方になっています。しかし、実際にそこに言及していくことはなかなか難しいことのように思いますし、有名人であればあるほど誤解を恐れて言葉にするのを避けるようになると思います。

そんな中、ラウールは以前にもジェンダーレスをテーマとして掲げてTGCランウェイを歩いたことがあります。
常々人々の多様性を認めた上での発言をしている彼にとってはこの概念が常識になっているのでしょう。
ジェンダーの話題に2度もアプローチしていくラウールという存在は、もはや1アイドルとしての在り方を超えて、時代のアイコンのようにも感じます。
このテーマを観た時に、改めてラウールが表現しようと思ったその気持ちと価値観に感激し、こんな素晴らしいマインドを持ったラウールを推せていることを誇りに思いました。





◆当日のパフォーマンス中のレポート

少なくとも今回に関しては確実に言えるのですが、ラウールのランウェイに関しては他とは全く異なっており、ラウールのランウェイの最中、ラウールを示す文字や音声が全く無かったんです。
そのため、モノクロの映像が始まってもファン以外は気づいていない人も多かったように感じました。実際私の隣の席の方々も『誰?』という反応を見せていました。
ウォーキングが始まったところでようやくざわめきが起き始めた感じでした。

その『え?!待って?!ラウールじゃない?!』というざわめきもランウェイの先端に到達した時には止みました。

ラウールのオーラに圧倒されて、皆が静かにラウールの一挙手一投足に見入る空気に変わったのを感じました。


決して近い座席だった訳ではないですが、それでも、彫刻のように美しい顔、計算されたウォーキング、先を見据えるブレない視線、完璧な音ハメ、独特で目を惹き一つ一つ華麗に決まるポージング…堂々たる振る舞い全てがしっかり見てとることができて、ただただ圧倒されました。


ランウェイが終わると、拍手が自然にそこかしこから巻き起こりました。

私もですが、点在して参戦していたであろうラウールのファンが思わず拍手したこともあるとは思いますが、『思わず拍手したくなる』の連鎖が起きたのを現場で感じ、自然発生的に拍手が聞こえてきた時には感動しましたし、そう思わせるパフォーマンスをしたラウールにまた異次元の凄みを感じました。





◆パフォーマンスそのもののレポート

今回ある大きな出来事がありました。
ファンが願い続けていた動画でWeb上に残すという夢を、今回なんと他でもないラウール本人が動いてくれて、現実のものとすることができたのです。
ご尽力いただいたスタッフの方々にも感謝しかありません。
改めまして、ラウールと関係者の方々、本当にありがとうございました。



その動画も踏まえて改めて感じたこと、考えたことをまとめていこうと思います。


https://youtu.be/STsmH6zkFrc
TGC公式YouTube動画

https://youtu.be/zTHNj9CFl-0
Snow Man公式YouTube動画



まず、アンドロジナスを掲げた通り、全体的に女性的な面と男性的な面、どちらもしっかりパフォーマンスから感じることができました。

例えば、がに股でポーズを次々決めていくところでは、表情もどこか険しく強い意志を持っている男性的な瞬間がありましたし、手を顔に被せ目元のみ見えるポージングした際には、手の表情や目元の透明感、儚さから女性的な繊細さを感じ取ることができました。

このように性別の概念を越え完璧に共存させたラウールのパフォーマンスからは、ラウールという唯一無二の表現者の真髄を見た気がしましたし、圧倒的存在感を放つ彼がまだ18歳の少年であることを思い出すと、日本にこんな才能豊かで輝きと可能性に満ちた存在がいてくれることに心から感謝しました。


表現者ラウールについて語るのであれば、人間が常識として考える動きではない角度、動き、間、ポージングをとるラウールについても話さなければならないですよね。(そうですよね。)

ラウールの独特なポージングは観ている側に良い意味での違和感を与えて目を惹く動きばかりですが、それはただ個性的なポージングをしているのではなく、ちゃんとそこに彼の意図があるのを感じ取ることができます。

今回のパフォーマンス中にも彼の意図を感じる動きがありました。

それが現れたのが、真っ直ぐ上げた脚を手で掴む時の手の向きです。

現場で初めて観た瞬間から、その違和感と芸術性にただただ驚かされていたわけですが、動画を観ていくうちに、その手が両手ともステージ正面に見えるように置かれていることに気づきました。
これは、“魅せる”意識がしっかりしているラウールが、今回TGCが有観客で行われること、そしてカメラで収めることを意識した上で考えた動きなのではないかと思っています。

他にも、椅子に座って登場したラウールがランウェイに出てくるまでの動きの中で、前を見据えた目線がずっとブレない姿にも、表現者としてのラウールのマインドがよく現れているように感じました。

どうすればより美しく見えるのか、意識として大切なことは何か、そういうことが彼の表現の中に徹底されているのを感じますし、こういうラウールの意識が読み取れるTGCのランウェイはやはり特別な場所だなと改めて思いました。





◆まとめ

TGCの男性連続出演最多を記録したラウールですが、これまでのTGCを振り返っても、徐々にラウールに任せてもらえる分が増えていて、ただのランウェイではなくソロパフォーマンスの時間をくださったり、セルフプロデュースをさせてくださったり…、回数を重ねるごとにTGCさんとより強固な信頼関係を築いているのを感じてきました。
それでも、今回の動画で残すというプランは、各所に難題があったと思いますし、実現に向けて、音作りから様々な点でご尽力いただいて、やっと成功できたことだと思います。
重ねて感謝の気持ちが溢れますし、それを乗り越えて今回のあの最高の芸術が生まれたのかと思うと、本当に感慨深く感じます。
そして、今、実際に動画を不特定多数が観ることができていること、周りに手軽におすすめできていること、終わった後もTGCの余韻に浸ることができていること。これらがどれだけ大きなことかということを、その幸せとともに噛み締めています。

ラウール自身が次回以降もTGCに出られるのであれば、更なる進化を遂げ続けるでしょうし、そうなれば、ラウールという芸術を世の中に伝えたい、残したい、不特定多数と共有したいという熱い想いはこれからも燃え続けることでしょう。

次回以降がまずチャンスとしてやってくるように、これからも、ファンとして貢献できることをやり続けて、出られるとなれば、ラウールの夢や挑戦がさらに大きく叶っていくように、これからも今回貰った幸せと思い出を大切に、あの動画を観ながら楽しく応援がんばろうと思います!!


最後に。
最高のTGCを、芸術をありがとう。

(支離滅裂ですがお許しを。)

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