セピア色の桜 青ブラ文学部
セピア色の桜を見たことがあるかと問われれば、Yesです。
ただし、それは写真の桜。
1950年代。
私がまだ幼い頃、父の職場の仲間の間で写真を撮る事が流行った事があり、こぞってカメラを購入したとか。
カメラといっても、現在の一眼レフでは無い。二眼レフだ。ミノルタ製だったと思う。私が二十歳ごろまでは確かに家にあったはず。
私は長子だったので、妹達より多くの写真を撮ってもらった。
父の会社の施設の隅に暗室があり、現像も焼き増しも父達が自分でやっていたそうだ。
色付けも自分た