ゲジ眉物語(青ブラ文学部)
迷っている。
僕のゲジゲジ眉を剃るべきか、剃らざるべきか。それが問題だ。
はっきり言って、この眉は嫌いだ。好むと好まざるとにかかわらず、父譲りのこの眉を剃り落としたいが、学校があるからマズイ。それに街を歩けば、声をかけて来るお兄さん方があるかも。因縁でもつけられ、仲間に入れと言われたらどうする?
で、毎回同じ事を繰り返し思い、結論を延ばす。
ある日、僕は一人で繁華街を歩いていた。
後ろから声をかけられた。振り向くと、さっきすれ違った綺麗なお姉さん。
「あの、私のカットモデ