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シロクマ文芸部

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小牧幸助さんの企画に参加させていただいています。毎週木曜日にお題(書き出しの言葉指定)が発表されます。 参加資格は、一人以上の方にコメントをする事です。
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#手毬

手毬(てまり) シロクマ文芸部

花火と手渡されたのは手毬。 広島の祖母が会いに来てくれることになり、私に欲しいものを訊いてくれ、忘れずに土産として私に渡してくれたのだ。 願ったものは手毬。花火はオマケのようなものだったのか。線香花火が10束ほどあった。これはこれで私たちを喜ばせた。 昭和30年代は、女の子の玩具としてお人形、ままごと道具、手毬は必須アイテム的なものだった。 前に持っていた手毬を失くしてしまった私。 母は大事にしなかったからだと、新しい手毬を直ぐには買ってくれなかったのだ。 外で遊ぶとき