手毬(てまり) シロクマ文芸部
花火と手渡されたのは手毬。
広島の祖母が会いに来てくれることになり、私に欲しいものを訊いてくれ、忘れずに土産として私に渡してくれたのだ。
願ったものは手毬。花火はオマケのようなものだったのか。線香花火が10束ほどあった。これはこれで私たちを喜ばせた。
昭和30年代は、女の子の玩具としてお人形、ままごと道具、手毬は必須アイテム的なものだった。
前に持っていた手毬を失くしてしまった私。
母は大事にしなかったからだと、新しい手毬を直ぐには買ってくれなかったのだ。
外で遊ぶとき