黒猫白猫(ショートストーリー)
「黒猫と白猫、どちらがよろしい?選びたくなければ産まれた時のお楽しみとなります。どうしますか?」
神様のところで猫になりたい列に並び、産まれる順番を待っていたんだ。
その時、優しく天使にそう聞かれたんだよ。
「ボクどうしようかな。どっちでもいいな。ウ~ン、黒猫がいいかな」
そう答えた。
僕の後ろに並んでいた子も
「私も黒猫か白猫だといいなぁ、じゃあ白猫にします」
そう答えていた。ちょっと可愛い子だった。
天使はメモ帳に何か書いている。みんなの望みを間違えないようにメモして