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仏教について考える。歎異抄を読んで

我が家のお墓は浄土真宗と言う事もあり、歎異抄を読んだ。
私は浄土真宗が仏教の中の宗派の中で一番好きである。
まず、坊主は長髪も良し。
何処の宗派も金額により戒名が違うが、浄土真宗は、お金を積もうが積まないがみんな釈。
何処の宗派も法事、葬式等、多額なお金を請求されるが、浄土真宗はお気持ちだけ。
金額は決まってない。
そんな訳で私はゆるゆる浄土真宗と呼んでいる。


歎異抄の内容をざっというと、現世の罪は現世で消滅。
死後、持ち込まれる事なく、昇華される。
輪廻転生は無し
人間、死んだら無。
なんて潔い宗派だろうか。
親鸞の教えである。

空海の密教はあまり好きではない。
辛い修行、悟り、般若心経。
苦行ばかりだ。
ゆるゆる浄土真宗等は御経を唱える時、般若心経は読まない。
だから御経が早く済む。
親鸞曰く、苦行をしても人間は悟りを開く事等出来ない、死んだら終わり。
つまり一度きりの人生を楽しく生きよとの教えだ。


因みにあまり好きではない、空海の密教の本を呼んでみた。
私の守護仏は大日如来らしい。
空海はだいぶインドから中国へ渡来した密教に影響を受けていると感じた。
祖であるインドの密教はそんなに苦行と言う感じではない。
中国で、儒教に打ち勝つため、争いがおこり、差別化のため、苦行の要素も増えたのではないかと思う。
また、空海が中国へ行く時代の日本の舟はちゃちく、大荒れの海原、遭難等、それ自体が苦行であった。



私も人生は1回だと思っている。
その1回の人生を苦行で終わらせるより、楽しく終わらせたいではないか。


ここに、相田みつをさんの有名な言葉を記す。

一生燃焼
一生感動
一生不悟

人間が悟りを開くとはおこがましい。
人間ふぜいが。
よく、したり顔で悟りを開いたと人生相談等で偉そうに説く人がいるが訝しい。

私は後3年で還暦だ。
人生楽しく、お気楽に生きていきたい

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