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雪の日に無我夢中になった

先日の雪の日、たくさん写真を撮った。
寒くてたまらなかったのに、気がついたら遠回りして写真を撮りながら帰宅した。

家に着くと全身雪だらけになって帰ってきた僕を妻が迎えてくれた。
「お風呂すぐに入れるよ」
と呆れながらもタオルを渡してくれた。



撮っている時の記憶は曖昧で、家に帰って寒さが落ち着くいてくると謎の高揚感がしばらく続いた。

その日、寝る前に少し前から読み進めていたワタナベアニさんの「カメラは、撮る人を写しているんだ」を読んだ。15章〜17章の部分だった。

その日、家に帰って感じた高揚感の正体がそこに書かれていた。風邪からくる熱ではなくて良かった。

数日後、「カメラは、撮る人を写しているんだ。」を読み終えた。ロバートとカズトの話をカフェのマスターと横並びで聞き耳を立てているような気持ちで読んだ。
35章のカズトの撮った写真に僕も一緒に涙した。

最後のカズトのノートはワタナベアニさんの優しさが詰まっている気がして読んでいて感動した。
写真を撮り始めて楽しいと思っていたタイミングにこの本に出会えて、読むことができて僕は幸運だ。

これからも自分の撮りたいと思ったものをたくさん撮ろう。

著者のワタナベアニさん、編集の今野さん、価値のある読書の時間をありがとうございました。



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