夏である

2024/07/25木18:40

せっかく10:30にシャワーを浴びたのにトイレをしていたら汗をしっかりかいてしまった。だから夏が嫌い。夏の存在意義が分からない。普通に終わってる。夏って何が良いんだろう。小中の時は夏休みというものが何よりも楽しみであと何日来たら夏休みなのかを1日ごとに数えていた気がする。それくらい楽しみだった。

母親に起こされて行くラジオ体操も。友達を誘って行くお寺の午前中の勉強と御経も。昼前に食べれるアイスの背徳感も。姉と行った小学校のプールで遊んだことも。「課題終わった?」「まだ。」「今から私の家でしない?」「えっ?いいの?行く行く!!」と予定をその場で立てても実行できる決断力も友達も。高台で見た大きい花火とうるさすぎる蝉の声も。「1日アイスは1個!2個も食べるんじゃありません!」と言われつつ食べたアイスも。

全部全部いい思い出だ。

小学生の時に出来たことも今なら何にも出来やしない。その時はそれが普通だと思っていたけど将来とか人間関係とかに悩まず明日が来ることだけを楽しみにしていて自分の夢なんて高らかに語っていて否定もされずに応援してもらえたことも。何でもかんでも出来るようなその日はとても嬉しくて。もう戻ってこない。夏なんてただの4季のひとつなのに。思い出が詰まりすぎている。
幸せだ。懐古厨すぎて自分がアホらしく思えるが夏がやっぱり好きなんだろうな。

夏は思い出がたくさんだからそれを超えられるような自分を語れるような思い出が無いからなんだろうな。多分一人で夏祭りに行っても好きなたこ焼きを食べても思い出は良いものと記憶されず辛かったこと、苦しかったことと記憶されるんだろうな。

夏ってもっと楽しみたい
暑い、何もしたくないで終わるようなものにしたくない
そう思う10代最後の夏が始まっている。

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