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コぺルニクス的転回

半年前くらいからバレエダンスをしています。学生時代にバスケットボールをして日常的にしていたジャンプを全然しなくなったこと、バレエダンサーへの運動指導の経験などから興味を持ったことが理由です。趣味程度に基礎レッスンを受けているので、タイツを着て発表会には出る予定はないです、今のところ。笑
ピルエット(バレエの回転動作)をしながら、コペルニクス的転回について思いを馳せていました。

コぺルニクスとは、15世紀の天文学者で、それまでの定説であった天動説(地球を中心に太陽や惑星が回っているという考え方)に対して地動説(太陽を中心に地球や惑星が回っている)を主張しました。
ちなみに、コペルニクスの後に望遠鏡を用いて地動説が正しいと提唱したガリレオ・ガリレイは1633年の裁判で有罪となり、ガリレオの死後約350年の1992年に無罪が確定しています(すごい最近…)。

夜空をみると、星は東から西にゆっくり流れていきます。地球の立場から見ると、星や太陽が動いているように感じます。
しかし、実際は地球が自転するので、西から東に向かって地球自体が動いています。24時間で360°回るので、1時間あたり15°程度のペースになります。
星が動いてると思ったら地球が動いていた。ということから、見方や考え方などが180°変わることの比喩としてコペルニクス的転回といいます。

人間関係においても、相手の立場に立つことや、自分自身の状況を知ることって大事ですよね。他人の感情に左右されてストレスを感じていると思っていたけど、実は自分の感情で相手を振り回していた。みたいな状況もあると思います。
地球(自分)から見た景色しか認識がないと気づけないけど、星(相手)から見える景色をイメージしたときに動いているのは自分かもしれません。自分自身のことって、結構分からないものですよね。

ちょっと無理やり感もありますが、メタ認知、客観性を養うためには、自分が回ることは良い身体的な経験になるのではないかと思っています。
身体的に回転運動をするときはコマのように中心がある程度とれていないとブレてしまいます。姿勢を良くするのではなく、上手く回転しようとすると結果的に姿勢も直立します。
日常的に回転運動をエクササイズとして行うことで、三半規管や姿勢を整え、考え方の客観性を広げるような土台作りになるかな。と妄想しながらバレエをしています。

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