薬屋と理由

ネタバレ的な話があります。

薬屋のひとりごとにハマりまくっている私。これ以上今生に(薄っい)未練を残したくないので、ネット上に上がっている薬屋のネタバレ系も読み漁っています。原作者様、お願いだから完結させてください。

それはさておき、それらを読み漁っていて、あ、あの話に通ずるものがあるな、と思ったので書いて置きたいと思います。

それが宮部みゆき著「理由」です。でも忘れてしまっているから小説でも読んでみたいと思っているのに実行していない。よし、今年は絶対に読むぞ。図書館で借りて。

はじめに興味を持ったのはもう閉鎖してしまった携帯サイト「本物の心理テスト」内の「シ・ネ・マで心理学」から。
もう閉鎖してしまったのでURLなどはないのですが、元々NOTEはじめた理由はこのサイトへの誘いが目的でした。

で、そのシネマで心理学で紹介されていた映画の一つ。

このサイトで知って実際映画館に足をはこんで観に行ったものの一つです。
この他にもそう多くはないけれど興味持って借りて観たという映画もいくつかあります。


ネタバレさせると日常に潜む小さな悪事が積もり重なりあって大きな事件になる、というミステリーです。

ネタバレ薬屋のその先の話も、国の制度上そうせざるを得ないことがあって、それで周囲がちょっと前に流行った言葉、付帯するように行動して結果事件が起きるだとか、そんなことが多くていわゆる極悪人があまり出てこないのですよね。
薬屋に典型的な悪人が出てこない。ただこういう理由でちょっと悪いことをします。本当にささいなことです。

例えるならば車が来ないから信号無視をしてしまうようなことです。
ところがこれが信号無視をした人の職業が警察官で、たまたまそれを同僚に見られてしまう。
同僚はそれをいいことに出世に響くぞと脅してこの警察官から寸借するようになります。警察官もまた、妻子のためにももう少し出世しておきたいので、缶コーヒーをことあるごとにおごるようになります。
缶コーヒー代が浮くようになったので、自然飲む回数が増え、その決まったコーヒーの減りが早くなり、補充する量が増えます。で、たまたまこのコーヒーの補充が少々面倒な場所にあります。物陰になっていて腕をうんと伸ばさないと補充できない、とか。
補充する業者がそれでプチストレス溜めます。今までこんなに補充しなかったのに増えて面倒、大変と。
補充する人が会社にそれを伝えて場所を変えてもらえるように申請しましす。でも会社は一時的なことでいずれもとに戻るからと提案を受け入れてくれません。
こうして業者にも缶コーヒーをおごる同僚にもちょっとしたストレスがたまるようになっていき・・。
これは例え話です。「理由」はこういうストーリーではありません。
例え話へたくそだなあ、そして私には小説家の才はないなあ・・・

バタフライ効果、風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話です。


これって悪意とか悪事とかそちらに焦点があるからやがて大事件に発展してしまうような展開になっていますけれど、逆もあるのではないでしょうか。
例えば非番のお巡りさんが子供を助けて、それを見掛けた同僚が缶コーヒーをおごるようになって、その缶コーヒーが売れるようになってラッキーが起こるコーヒーなんて噂が拡がって・・・みたいな展開。
引き寄せの法則ってこういうことが書いてあります、多分。
日本ってこういうところあるよな、起こりやすい民族性質してるよなって思ってしまいます。


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