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現在のCOVID―19対策に思うこと。

アンカリング効果という用語、ご存知でしょうか。

経済学を習ったことのある人は知っているかもしれませんね

船が(錨)アンカーを降ろすと、錨と船を結ぶともづなの範囲しか動けないことからくる比喩。最初に印象に残った数字や物が、その後の判断に影響を及ぼす事をいう。
/経済は感情で動くより抜粋


最初にCOVID-19が騒がれたダイヤモンド・プリンセス号、及び武漢が発生源と謳われた時、諸外国に感染が拡がりつつあった時の政府の対応。
プリンセス号に関しては、その船内においての隔離の仕方が未知の感染症の割には杜撰だったこと。中国及び感染が拡がり始めた国の入国制限が行われたのは随分遅かった事。

その後の日本で拡がり始めた時の疑わしき人々への対処。

昨春のこの感染症が騒がれた頃、私と夫もひょっとして!?という状態に陥った。
でも結局検査は受けられなかった。

参考資料:明日出勤します∼ひょっとして感染?のその後|とみはじめ (富一慧保 トミハジメケイホ) #note #ニュースで語る https://note.com/04tomihajime13/n/nf7e4f8bb2def

この対処でほぼ、COVID−19への一般人の反応(及び日本政府?)が決まってしまったのではないだろうか。つまりはアンカリングされてしまったってことだ。

似たような対処しかされなかった人は私だけではないはずだ。もっとたくさんいるはず。

一時期、軽中症の自宅待機の人が急激に悪化して亡くなる事例が発生した時に緊張感が走ったが、落ち着いてくると元に戻ってしまった。


今又、感染拡大しそうであれこれ模索しているけれど、あれだけ大人数会食避けよう叫んでいる当事者が、会食をしている。それもあちこちで。数人集まった時には既にその中には無自覚無症状者が一人二人いて、その中で感染った一人が免疫力が低下していたので症状表面化させる。慌ててその時は会食してた(あるいは濃厚接触者)を検査すると、感染してました。となる。

この無自覚感染者を洗い出して自宅待機なりなんなりしておかなければ感染は防げないはずなのに、感染発覚となると感染症指定のため隔離せざるを得ない。それが色々面倒だからだろうか、検査そのものは増やそうとはしない。

むしろ感染症指定をインフルエンザ並にすればいいという提言もあるようだが、そこは何がいけないのか、変わらない。


相変わらず、検査はしません、自粛してください、開店時間短くしてください、補償は十分に出ません(でも我々は会食しますけれど)。


もっともっと危険な感染症だったら政府も躍起になって検査して隔離するだろう。が、死亡率高いのは老齢者と基礎疾患者。だから政府が口ではあーだこーだ言ってもその危機感が薄い。ビジネスに影響の出る大企業は自主的に検査して対応している。出来ない者は倒産、廃業に追い込まれる。ビジネスに影響しない、そしてお金はないが感染しても軽症で済む学生やなんかは、自宅待機なんてなんのその。


まあ、ワクチン摂取も始まった事だし、あともう少し、この時期乗り換えればって感じですかね。

オリンピックには間に合わないかな、開催はしそうだけど。




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