見出し画像

note創作大賞2023カテゴリー部門に応募して

200字詰原稿用紙79枚の手書きの原稿が出てきた。

「小説家になって直木賞をとりたい」
そのために仕事を休んで本を書く時間が欲しいと30数年前に夫から言われ私も承諾して、夫が書き上げたものだ。

書いたはいいがどうすれば良いのか分からず、当時テレビドラマの編集をしていた友人に頼み局に持ち込んでもらったが、そのままどうなったかは分からずじまい。

元々フリーの映画作家だったが、段々と映像の仕事も無くなり、子どもたちを育てるために夫婦二人でそれぞれ、特に夫は慣れない仕事もして懸命に働いた。


その遺稿をせめて一人でも多くの方に読んで欲しくて、note創作大賞に応募した。
少なくても17名の方は読んで下さり、中には「シナリオみたいですぐにも映像化したらいい」と絶賛してくださった方もいて、また錚々たる文芸関係の方の目にも、例え初めの数行でも読んで頂けたのだと思うと私の目的は達成した。

   

     有難うございました



古酒泡盛と(了)の字

娘の協力もあって小冊子にして私と夫の兄姉に渡したところ、何だか今まで知っていた夫とは違う人みたいだと素直な感想を貰った。


直木賞を受賞したら封を開けると言って沖縄の若い友人から頂き大切に保管していた泡盛の古酒、娘には私のお通夜にでも開けて酒盛りしてねと伝えた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?