2023/7/27 『 ソーダ水 』
突撃する子葉体
これらの性格は無駄なしぐさだと了解される
エスペラント語の本質的理解を欠いたまま
古代の出窓に正月が来る
触感的にふるさとがあら塩で遠ざかる
起請文に血判を押して
極彩色のアルカディアを想像させる遠見やぐら
すべての蛇は死者の耳から登場する
廃寺跡から防水性の彼岸花が開く時
彼等のともしび、すなわち彼等の懐具合い
ジープが進行する泥と血の混じるこの道を
ハインリッヒはすくなくとも一度は
通ったはずである、東から南へとまっすぐに
この後は、ほがらかに後始末するの